コラム
海でチクッ!?それはクラゲかも! 刺された時の対処法とNG行動【専門家監修】
夏の海は楽しいけれど、気を付けたいのが「クラゲ」。
透明で気づきにくいクラゲもいますし、刺されると強い痛みやかゆみを引き起こすことも。
今回は、0th clinic 日本橋が、万が一クラゲに刺されてしまった時の対処法と、やってはいけないNG行動をご紹介します。
なぜクラゲに刺されると痛いの?
クラゲの触手には、毒針が入った小さなカプセルがたくさんあります。
この毒針が、刺された時に毒を注入するため、痛みやかゆみを感じるのです。
クラゲの種類によっては、アナフィラキシーショック(※)などの重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。
(※)アナフィラキシーショックとは、ハチ毒や食物などに対する急激なアレルギー反応で、呼吸困難や意識障害などを引き起こす危険な状態です。
クラゲに刺された! いますぐやるべきこと
- 落ち着いて、海から出る
慌てずに、ゆっくりと安全な場所へ移動しましょう。 海の中で暴れると、さらにクラゲを刺激したり、二次的な事故につながる可能性があります。 - 触手を優しく取り除く
素手で触れると、さらに毒針が刺さる可能性があります。 ピンセットやタオルなどを使って、優しく触手を剥がしましょう。 もし触手が残っている場合は、海水で洗い流すのがおすすめです。 絶対にこすってはいけません! 毒がさらに広がる可能性があります。 - 患部を冷やす
氷や冷水で冷やすと、痛みやかゆみを和らげることができます。 ただし、真水はクラゲの毒を活性化させる可能性があるため、海水で洗い流すようにしましょう。 - 安静にする
激しい運動は避け、安静にしましょう。 場合によっては、医療機関の受診が必要です。
やってはいけないNG行動
- 真水で洗う → 毒針が刺激され、症状が悪化する可能性があります。
- 酢をかける → 一部のクラゲには有効ですが、種類によっては逆効果になることも。
- 砂をかける → 触手が取り除きにくくなり、症状を悪化させる可能性があります。
病院に行くべき?
以下の場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。
- 呼吸困難
- 意識障害
- 全身症状(吐き気、嘔吐、発熱など)
- 刺された範囲が広い
- 痛みが強い。
0th clinic 日本橋からのコメント
クラゲ刺傷は、適切な初期対応と医療機関での治療によって、症状を軽減することができます。
もしもの時のために、この記事を参考に、正しい対処法を覚えておきましょう。
免責事項
本記事は、クラゲ刺傷に関する一般的な情報提供を目的としており、診断や治療を目的としたものではありません。
症状によっては、他の疾患が隠れている可能性もありますので、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けてください。
また、本記事の内容は、必ずしも全ての患者様に当てはまるものではありません。