プロペト(白色ワセリン)|使い方・塗る順番・顔/唇/赤ちゃん・ベタつき対策
プロペト(白色ワセリン)で「乾燥・ヒリつき」を守る:
使い方・塗る順番・ベタつき対策まで
プロペトは高純度に精製された白色ワセリンです。肌に“フタ”をして水分蒸発を防ぎ、摩擦・刺激から守るタイプの保湿剤。
「とにかく低刺激の保湿を使いたい」「治療薬の刺激をやわらげたい」方に向いています。
※一般情報です。赤み・かゆみ・ジュクジュクが続く場合は乾燥以外(湿疹・接触皮膚炎・アトピー等)を評価します。
▲ プロペト(白色ワセリン)
基本情報(まずここだけ)
プロペトは、添加物が少なく刺激が非常に少ない保湿・保護剤です。
主な役割は「水分を足す」よりも、皮膚表面に保護膜を作って“逃がさない・守る”こと。
| 一般名 | 白色ワセリン(Petrolatum) |
|---|---|
| 剤形 | 軟膏(プロペト® など) |
| 向いている悩み | 乾燥、ひび割れ、摩擦刺激、施術後の保護、口まわり/唇の保護 |
| 特徴 | 無香料・無着色でシンプル/アレルギーリスクが低い/ベタつきやすい |
| 料金目安(院内) | 2.43円/g(※運用に応じて差し替え) |
「市販/保湿で様子見」か「受診」か:チェックリスト
早めに受診(当日〜近日)
- ジュクジュクしている/黄色いかさぶた(とびひ等の可能性)
- 強い痛み、熱感、腫れ、膿
- 顔の赤み・腫れが急に広がる/目の周りが腫れる
- 乳児で広範囲に悪化、眠れないほどのかゆみ
まずは相談(治療の最適化)
- 乾燥・ひび割れが2週間以上続く
- かゆみ・赤みが繰り返す(接触皮膚炎/アトピー等の可能性)
- 外用薬(ステロイド/ニキビ治療薬)で刺激がつらい
- 顔の皮むけ・口周りの荒れが慢性化している
特徴と作用:プロペトは「水分を逃がさない」
■ 保護膜を作って水分蒸発を防ぐ(エモリエント)
プロペトは皮膚表面に薄い膜を作り、水分の蒸発を減らして乾燥の悪化を防ぎます。 乾燥によるかゆみ・ひび割れの“起点”を減らすイメージです。
■ 添加物が少なく、刺激が少ない
無香料・無着色で成分がシンプル。敏感肌・乳児でも使いやすい一方、ベタつきは出やすいので「量」がポイントです。
■ 使用回数とコツ(ベタつきを減らす)
- 1日1〜数回、必要な時に薄く(米粒〜小豆大から)
- よく伸ばす:白く残らない程度が目安
- 日中はポイント使い/夜はやや多めなど使い分け
外用薬との併用:塗る順番(ここが一番大事)
| 併用相手 | 基本の順番 | ポイント |
|---|---|---|
| ステロイド外用 | ステロイド → 数分後にプロペト | 刺激は少ないことが多い。乾燥が強い部位は“仕上げ”にプロペトで保護。 |
| ニキビ治療薬(ベピオ/ディフェリン等) | 治療薬 → 数分後にプロペト | 乾燥・赤みがつらい時に“後から保護”が有効。しみる場合は受診して調整。 |
| 化粧水/乳液 | 水分系 → プロペト | “フタ”として使うと保湿が長持ち。ベタつく時はごく薄く。 |
赤み・かゆみ・しみるが続く場合は、自己流で続けずご相談ください。
日常でのおすすめ使用シーン(使い方が明確だと予約に繋がります)
| 使用シーン | 使い方 | ポイント |
|---|---|---|
| 💋 リップケア | 乾燥・荒れた唇に薄く | “守る”目的。ベタつく時は夜中心に。 |
| 🍽 食事前の口周り保護 | 口角・口周りに薄く | よだれ/刺激物のかぶれ予防に。 |
| 👶 おむつかぶれ予防 | 清潔にしたあと薄く塗布 | 摩擦・水分から守る“バリア”として。 |
| 👃 鼻の下の荒れ(鼻炎時) | 鼻かみ後にやさしく | ヒリヒリ予防。赤みが強ければ受診。 |
| 🧤 手荒れ予防 | 手洗い・水仕事の後に薄く | “こまめに少量”が続けやすい。 |
| 🧴 施術後の保護 | 乾燥や刺激がある部位に | 赤み・熱感が強い場合は指示に従う。 |
他の保湿剤との違い(プロペト中心)
保湿剤は大きく「水分を補う(モイスチャライザー)」と「蒸発を防ぐ(エモリエント)」に分けられます。
プロペトはエモリエント(守る保湿)の代表です。
| 項目 | プロペト(白色ワセリン) | ヘパリン類似物質 | 尿素製剤 |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | 蒸発抑制・保護膜 | 保湿・抗炎症の補助 | 角質を柔らかく+保湿 |
| 使用感 | しっとり・ベタつきやすい | なじみやすい | 部位により刺激を感じることあり |
| 向いている部位 | 唇・口周り・摩擦部位・施術後 | 乾燥全般 | かかと・肘など硬い部位 |
ただし赤み・かゆみが強い場合は、保湿だけでなく原因評価が近道です。
よくある声(参考)
・「刺激が少なくて続けやすい」(敏感肌の方)
・「口周りの摩擦荒れの予防に役立った」(マスク・食事の刺激が気になる方)
※個人の感想であり、効果には個人差があります。症状が続く場合は医師の診察をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. プロペトは顔や唇、赤ちゃんにも使えますか?
高純度の白色ワセリンで刺激が少なく、乾燥や摩擦から守る目的で幅広い部位に使われます。赤み・ただれ・しみる感じが強い場合は受診をご検討ください。
Q2. どのくらいの頻度で塗ればよいですか?
1日1〜数回、必要に応じて“薄く”塗布します。塗りすぎるとベタつきや毛穴詰まりが気になることがあるため、少量をよく伸ばすのがコツです。
Q3. 外用薬と併用する時の順番は?(ステロイド/ベピオ/ディフェリンなど)
基本は治療薬 → 数分後にプロペトで保護が目安です。刺激が強い場合は調整が必要なことがあるためご相談ください。
Q4. ベタつきが気になります。対策は?
量を減らして薄く伸ばす、夜中心に使う、日中は軽めの保湿剤にしてポイント使いにする、などが有効です。
Q5. 受診したほうがよい症状は?
強いかゆみ・赤み、ジュクジュク、痛み、膿、広がる湿疹、2週間以上続く乾燥やひび割れ、顔の皮むけが繰り返す場合は受診をご検討ください。
医師からのコメント・監修
プロペトは“皮膚のバリアを補うシンプルで信頼できる保湿・保護剤”です。
ただし、乾燥に見えても背景に湿疹や刺激性皮膚炎があると、保湿だけでは改善しません。
当院では、症状に応じて原因評価+外用薬+保湿の順番まで一緒に整えます。
監修:黒田 揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋)
※本ページは一般情報です。症状が強い・長引く場合は受診をご検討ください。
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