お知らせ
破傷風ワクチン(トキソイド)の出荷状況と、受傷時の対応について
現在、「沈降破傷風トキソイド」の供給は再開したものの当面は限定出荷で、地域や医療機関によっては不足が続く可能性があります。医療現場では、創のリスク(汚染・穿刺・受傷からの時間など)と接種歴を確認し、必要な方へ優先的に接種することが推奨されています。感染症情報センター
けがを“しない”ために今日からできること
- 園芸・土いじり・清掃・災害復旧・工事作業では厚手手袋・長袖長ズボン・靴を着用。
- 自転車・バイクは手袋・長ズボンを基本に。転倒時の擦過傷・刺創を減らします。
- ささくれ・さびた金属・木片・とげ・動物咬傷の放置はNG。微小でも穿刺創は要注意。
- 皮膚がふやけやすい作業(食器洗い等)は防水手袋+保湿でひび割れ予防。
- 旅行・野外活動・農作業・清掃業など外傷リスクの高い方は最新の接種歴を確認。
けがをしたら:まずこれを
- すぐに洗う:流水と石けんで砂・泥・異物を十分に除去。壊死組織は早めに医療機関でデブリドマン。
- 消毒しすぎない:強い消毒の多用より、洗浄・異物除去・清潔な被覆が基本。
- 受診の目安:
- 土やさび・動物咬傷・深い穿刺・壊死組織を伴う・受傷から6時間以上経過 などは高リスク創。当日受診を。感染症情報センター
- 赤み・腫れ・疼痛・発熱が増してくる、指が動かしにくいなど感染兆候があれば早めに。
- 抗菌薬は“破傷風予防”になりません:必要時に感染治療として用いますが、破傷風自体の予防目的の投与は推奨されません。疾病対策センター
どんな時に「接種した方がよい」?
以下にひとつでも当てはまる方は、接種(+必要に応じTIG)を検討します。
- 高リスク創(汚染創・穿刺創・壊死組織あり・受傷>6時間 など)。
- 接種歴が不十分/不明(小児期の3回+追加を完了していない、記録不明)。
- 最終接種から長期間(一般に10年以上)経過し、高リスク創に該当。
- 免疫不全や重症の汚染創で、医師が**ヒト破傷風免疫グロブリン(TIG)**を併用と判断した場合。感染症情報センター
※TIGは「汚染または大きな創」+「接種歴不十分/不明」や免疫不全などに限定して適応されます。感染症情報センター
どんな時に「接種を見合わせ(延期)できる」?
- 清潔な浅い切創などの低リスク創で、
- 小児期の定期接種(初回3回+追加)を完了し、さらに
- 最終接種から10年以内に追加接種が済んでいる場合、当面の接種を見合わせる判断が考慮されます(供給制限下の運用)。※最終判断は診察時に行います。感染症情報センター
供給制限下でのワクチンの考え方(医療機関向け情報の要点)
- 国産TT(破傷風トキソイド)に加え、DT/DPTの代替使用の可否や保険適用の違いが示されています(DT/DPTは原則保険適用外)。混合診療とならないよう運用上の注意が必要です。感染症情報センター
- 職業曝露や渡航等の定期的追加接種(10年毎)は、供給が厳しい間一時的延期が考慮可とされています。感染症情報センター
まとめ
- 破傷風は「土・さび・動物咬傷・穿刺」などから起こり、適切な創処置と接種歴の確認が最重要。
- 受傷後の早期受診で、ワクチン(必要時TIG)を的確に選びます。
- 供給が限られる間は、高リスク・必要度の高い方を優先します(当院で個別に判断)。感染症情報センター
受診・ご相談
- LINEで24時間 予約・相談:https://page.line.me/514rnjla?oat_content=url&openQrModal=true
- 参考ページ(学会通知PDF):日本感染症学会「破傷風トキソイド供給不足への対応について」(2025/7/30)感染症情報センター
- 追加の臨床指針:CDC「Clinical Guidance for Wound Management to Prevent Tetanus」(英語)— 抗菌薬の予防投与は推奨されません。疾病対策センター
切創・刺創・動物咬傷・汚染創などでお困りの際は当日受診をご検討ください。創の洗浄・異物除去・デブリドマンを行い、ワクチン接種歴と創のリスクを照合して最適な対応をご提案します。
現在、「沈降破傷風トキソイド」の供給は再開したものの当面は限定出荷で、地域や医療機関によっては不足が続く可能性があります。医療現場では、創のリスク(汚染・穿刺・受傷からの時間など)と接種歴を確認し、必要な方へ優先的に接種することが推奨されています。感染症情報センター
けがを“しない”ために今日からできること
- 園芸・土いじり・清掃・災害復旧・工事作業では厚手手袋・長袖長ズボン・靴を着用。
- 自転車・バイクは手袋・長ズボンを基本に。転倒時の擦過傷・刺創を減らします。
- ささくれ・さびた金属・木片・とげ・動物咬傷の放置はNG。微小でも穿刺創は要注意。
- 皮膚がふやけやすい作業(食器洗い等)は防水手袋+保湿でひび割れ予防。
- 旅行・野外活動・農作業・清掃業など外傷リスクの高い方は最新の接種歴を確認。
けがをしたら:まずこれを
- すぐに洗う:流水と石けんで砂・泥・異物を十分に除去。壊死組織は早めに医療機関でデブリドマン。
- 消毒しすぎない:強い消毒の多用より、洗浄・異物除去・清潔な被覆が基本。
- 受診の目安:
- 土やさび・動物咬傷・深い穿刺・壊死組織を伴う・受傷から6時間以上経過 などは高リスク創。当日受診を。感染症情報センター
- 赤み・腫れ・疼痛・発熱が増してくる、指が動かしにくいなど感染兆候があれば早めに。
- 抗菌薬は“破傷風予防”になりません:必要時に感染治療として用いますが、破傷風自体の予防目的の投与は推奨されません。疾病対策センター
どんな時に「接種した方がよい」?
以下にひとつでも当てはまる方は、接種(+必要に応じTIG)を検討します。
- 高リスク創(汚染創・穿刺創・壊死組織あり・受傷>6時間 など)。
- 接種歴が不十分/不明(小児期の3回+追加を完了していない、記録不明)。
- 最終接種から長期間(一般に10年以上)経過し、高リスク創に該当。
- 免疫不全や重症の汚染創で、医師が**ヒト破傷風免疫グロブリン(TIG)**を併用と判断した場合。感染症情報センター
※TIGは「汚染または大きな創」+「接種歴不十分/不明」や免疫不全などに限定して適応されます。感染症情報センター
どんな時に「接種を見合わせ(延期)できる」?
- 清潔な浅い切創などの低リスク創で、
- 小児期の定期接種(初回3回+追加)を完了し、さらに
- 最終接種から10年以内に追加接種が済んでいる場合、当面の接種を見合わせる判断が考慮されます(供給制限下の運用)。※最終判断は診察時に行います。感染症情報センター
供給制限下でのワクチンの考え方(医療機関向け情報の要点)
- 国産TT(破傷風トキソイド)に加え、DT/DPTの代替使用の可否や保険適用の違いが示されています(DT/DPTは原則保険適用外)。混合診療とならないよう運用上の注意が必要です。感染症情報センター
- 職業曝露や渡航等の定期的追加接種(10年毎)は、供給が厳しい間一時的延期が考慮可とされています。感染症情報センター
まとめ
- 破傷風は「土・さび・動物咬傷・穿刺」などから起こり、適切な創処置と接種歴の確認が最重要。
- 受傷後の早期受診で、ワクチン(必要時TIG)を的確に選びます。
- 供給が限られる間は、高リスク・必要度の高い方を優先します(当院で個別に判断)。感染症情報センター
受診・ご相談
- LINEで24時間 予約・相談:https://page.line.me/514rnjla?oat_content=url&openQrModal=true
- 参考ページ(学会通知PDF):日本感染症学会「破傷風トキソイド供給不足への対応について」(2025/7/30)感染症情報センター
- 追加の臨床指針:CDC「Clinical Guidance for Wound Management to Prevent Tetanus」(英語)— 抗菌薬の予防投与は推奨されません。疾病対策センター
切創・刺創・動物咬傷・汚染創などでお困りの際は当日受診をご検討ください。創の洗浄・異物除去・デブリドマンを行い、ワクチン接種歴と創のリスクを照合して最適な対応をご提案します。