小児の泌尿器(Pediatric Urology):受診準備中
概要:成長に合わせて、無理のないサポートを
小児の泌尿器の悩みは、成長・体質・生活習慣の影響を受けます。まずはご家庭での様子を丁寧にうかがい、負担の少ない検査から開始。経過観察で良くなるものと、早めの治療が望ましいものを見極めます。精密検査や手術が必要な場合は、連携病院と協力して進めます。
よくあるご相談(クリックで詳しく)
受診のタイミング(目安)
まずはご相談を:小学校高学年でも夜尿が続く/陰嚢の大きさの左右差が気になる/排尿時に痛い・しみる/健診で尿異常を指摘 など。
急ぎで受診・救急へ:突然の強い陰嚢痛・腫れ(精巣捻転の疑い)/高熱+背部痛(腎盂腎炎の疑い)/まったく尿が出ない。
検査(痛みの少ないものから)
| 問診 | 生活・排尿パターン・便通・夜間の様子・発達段階を丁寧に確認します。 |
|---|---|
| 尿検査 | 尿一般・培養・必要時PCR。痛みはありません。 |
| エコー | 腎・膀胱・陰嚢の超音波で負担少なく確認します。 |
| 排尿日誌 | 回数・量・飲水・夜間の様子を記録し、改善の糸口に。 |
| 画像検査 | X線/CT/MRIは必要時のみ。過剰検査は避けます。 |
治療と方針(ご家庭と一緒に)
生活・行動調整
- 飲水・就寝前のトイレ習慣、カフェイン控えめ
- 便秘・冷えの対策、睡眠環境の見直し
- 学校・運動との両立を一緒に設計
薬・手術の検討
- 夜尿:生活調整+必要時薬物
- 停留精巣・ヘルニア・一部の水腫:時期をみて手術を検討
- 炎症:適切な抗菌薬を短期間で
精密検査・手術が必要な場合は連携病院と一緒に治療します。
在宅ケア・学校生活のコツ
- 夜尿:責めない・比べない。成功体験を増やし、シーツ対策でストレス軽減。
- 日中の頻尿:トイレの場所確認・先生への一言メモで安心。
- 清潔:入浴時にやさしく洗う。強くこすらない。
費用の考え方(保険/自費)
| 診察・尿検査・エコー | 保険(症状に応じて実施) |
|---|---|
| 画像検査 | 必要時のみ保険で実施 |
| 手術 | 連携病院にて保険対応(紹介・調整を行います) |
| 自費 | 当院は性感染症の一部のみ自費。小児は原則保険診療です。 |
FAQ:よくあるご質問
検査は痛くありませんか?
尿検査・超音波など、痛みの少ない検査から行います。必要時のみ追加します。
夜尿はいつまで様子を見れば良いですか?
年齢や回数、生活への影響で判断します。高学年まで続く・日中も困る場合はご相談ください。
手術が必要と言われた場合は?
時期・方法・麻酔の説明を行い、連携病院と調整します。術後フォローも当院で行います。
👨⚕️ 医師監修
荘子 万可 医師(泌尿器科専門医)
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科
- 監修日:2025-11-02
- 最終更新日:2025-11-02
- 監修範囲:本文全体(受診目安・検査・治療・FAQ)
※診療時間はお知らせをご覧ください。
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