コラム
帯状疱疹に対する予防接種
帯状疱疹について
帯状疱疹は、水ぼうそうにかかった後に体内に残るウイルスが何年も後に再び活性化することで発症します。これにより、痛みを伴う発疹が体の片側に帯状に現れます。
■シングリックス(Shingrix)
シングリックス(Shingrix)は、帯状疱疹(水痘・帯状疱疹ウイルスが引き起こす病気)を予防するためのワクチンです。
特に50歳以上の成人に推奨されています。
■シングリックスワクチン
シングリックスワクチンは、ウイルスに対する強い免疫反応を刺激することで、帯状疱疹の発症を防いだり、発症したとしても症状を軽減してくれます。
また、帯状疱疹後に発生することがある長期的な痛み(帯状疱疹後神経痛)のリスクを減少させることが期待されます。
予防接種について
シングリックスは2回の接種スケジュールで行われ、1回目の接種後、2〜6ヶ月後に2回目の接種を受けます。
これにより、より効果的な保護が期待できます。
特に次のような人に接種が推奨されます
- 50歳以上の全ての成人
- 過去に水痘にかかったことがある人(ほとんどの成人)
- 過去に帯状疱疹にかかったことがある人でも接種可能
疾病または治療による免疫不全や免疫機能低下またはその可能性のある方を含め、帯状疱疹を発症するリスクが高いと考えられる18歳以上の成人にも接種対象が拡大されました。
シングリックスの接種を受けることで、帯状疱疹による影響を大きく減らすことができるため、対象年齢に達した方は医療提供者と接種の検討を始めることをオススメします。
自分または家族に予防接種が必要かどうかわからない方は、まずはお気軽にご相談ください。