コラム
【多忙な女性経営者へ】あなたに最適なピル処方、できていますか?
忙しく働くあなたにこそ、”合うピル”が必要です
キャリア、健康、美しさを同時に保ちたい——
そんな女性経営者のライフスタイルを支える医療のひとつが「低用量ピル」です。
しかし実は、「ピル」と一口に言っても、その成分や特徴には大きな違いがあります。
目的や体質に合わせて処方を変えることで、体調やパフォーマンスに大きな差が生まれます。
ピルは“どれも同じ”ではありません
処方されるピルの中身を意識したことはありますか?
実は以下の3つの観点から選択することで、より満足のいく効果を得られます。
① エストロゲンの量:副作用やリスクとのバランス
- 30μgタイプ(例:マーベロン、トリキュラー)
→ホルモン量は多め。出血コントロールには安定しやすい一方、頭痛や吐き気、血栓症のリスクが高まる可能性も。 - 20μgタイプ(例:ファボワール、ヤーズ)
→副作用が少ないが、不正出血が起こりやすい傾向あり。 - 15μgタイプ(例:アリッサ) →より副作用が少ない可能性があるが、不正出血が起こりやすい傾向あり。
- 0μgタイプ(例:スリンダ)
→エストロゲンによる副作用を気にしなくてよい。
💡 血栓リスクがある方には、**エストロゲンを含まない製剤(スリンダ)**を使用することが推奨されます。
② プロゲステロンの種類:美容やメンタルに影響
プロゲステロン成分には、それぞれアンドロゲン(男性ホルモン)作用の強さの違いがあり、美容面にも影響します。
種類 | 商品例 | 特徴 |
アンドロゲン作用が少ない | ヤーズ、ドロチエ、ファボワール | ニキビ・皮脂抑制、むくみ対策に◎ |
アンドロゲン作用が強い | トリキュラー、ラベルフィーユ、ジェミーナ | エネルギー感UP、メンタル安定、集中力維持に◎ |
中間タイプ | ファボワール、マーベロン | バランス型:美容とパフォーマンスの両立を目指す方に |
目的別・おすすめピル
目的 | 推奨されるピル | 補足 |
ニキビを改善したい | ファボワール、ヤーズ | アンドロゲン作用が少ないタイプ |
生理痛・PMSを抑えたい | マーベロン、ヤーズ | 安定したホルモンコントロール |
血栓リスクがある | スリンダ | エストロゲンを含まないピル(POPs) |
ビジネスに集中したい | トリキュラー、ラベルフィーユ | パフォーマンスを支えるホルモン設計 |
医師のこだわり|「体質」「目的」「ライフスタイル」に合わせた処方
当院では、年齢や体質、過去の副作用歴、仕事での負荷なども加味して、
「その人の人生にフィットするピル」を処方します。
- ✅ 血液検査の実施(肝機能・凝固系など)
- ✅ カウンセリングによる目的確認
- ✅ 副作用が出た場合の迅速なフォロー
- ✅ 忙しい方には、オンライン診療・郵送対応
よくあるご質問
Q:ピルで太るって本当ですか?
A:一部の方でむくみを感じることがありますが、種類によって差があります。アンドロゲン作用の少ないピルでは比較的少ない傾向です。
Q:40代でも飲めますか?
A:血栓リスクなどを評価した上で、適応があれば可能です。40代以降は特に慎重に製剤を選びます。
Q:忙しくて通院できないのですが…
A:当院ではオンライン診療・郵送対応も可能です。LINEで予約いただけます。
まとめ|人生をデザインするピル選びを
ピルは単なる避妊の薬ではなく、健康、美容、パフォーマンスを支える重要なツールです。
自分に合ったピルを選ぶことは、日々の生活をより快適に、魅力的にする第一歩です。