コラム

涼しくなったら運動を再開! ─ 痩せるモチベーションの上げ方【医師監修】

涼しくなったら運動を再開! ─ 痩せるモチベーションの上げ方【医師監修】

結論:“やる気”より“仕組み”
モチベは待つものではなく、行動を小さく・頻度高く・環境で後押しすると勝手に上がります。本記事では医師の視点で、安全チェック習慣化テク28日スタータープランまで、今日から試せる形でまとめました。

まず安全チェック(受診目安)

こんな方は先に受診
  • 胸痛・動悸・失神/前失神、息切れが強い
  • 安静時の血圧が高い(例:160/100mmHg以上
  • 糖尿病の薬で低血糖が心配/足のしびれ・潰瘍がある
  • 重い関節痛・めまい・貧血・発熱が続く、妊娠中

心電図・血液検査・足の検査などで安全な運動強度を決めましょう。

モチベが“勝手に”上がる10テク(医師が勧める習慣化のコツ)

  1. WOOP法(Wish-Outcome-Obstacle-Plan)…障害まで想定してIf-Thenで準備。
  2. 実行意図(If-Then)…例:「18:30に靴を履いたら10分散歩」
  3. 習慣の連結(Habit stacking)…歯磨き後にスクワット10回など。
  4. 2分ルール最初の2分だけやる(出る・履く・1曲歩く)。
  5. 環境設計…前夜にウェアを枕元へ、アプリと音楽はワンタップで。
  6. ご褒美の束ね(Temptation bundling)…好きなPodcastは運動中だけ
  7. スケジュール固定火・木・土の朝7:00に20分カレンダーに招待
  8. コミットメント…家族・友人のLINEに週プランを宣言
  9. 見える化冷蔵庫に習慣トラッカー(□を塗るだけ)。
  10. “一度の失敗はノーカン”ルール…連続性を守るため2日続けて休まない

脂肪を落とす運動ミックス(医師推奨)

  • 有酸素:中等度150〜300分/週(速歩・自転車)または高強度75〜150分/週
  • 筋トレ週2日以上、全身(プッシュ/プル/スクワット/ヒンジ/コア)各1〜2種目×8〜12回×2〜3セット。
  • NEAT(日常活動):まず+1,000歩/日から。目標6,000→8,000→10,000歩
  • HIITはオプション:週1回、4分×4本(4×4)など。体調に合わせて。

ウォームアップ/クールダウン、会話できる強度を基本に。痛みや息切れが強ければ中止して相談を。

28日スタータープラン(テンプレ)

Week110〜20分の速歩×3回体幹5分(プランク/デッドバグ)
Week2:速歩30分×3自重筋トレ15分×2(スクワット・腕立て・ヒップヒンジ)
Week3Zone2 40分×2筋トレ20分×2速歩インターバル10分×1
Week4:同上をキープしつつ、8分歩行テスト(距離/自覚強度)で自己ベンチマーク→小さくお祝い(ノンアル/ご褒美)

雨の日は室内(踏み台昇降・ラジオ体操・動画でヨガ/Tabata)。1回飛んでもOK、2回続けては休まないがコツ。

食事×運動で痩せるスピードを上げる(実務のコツ)

  • たんぱく質体重1.0〜1.5g/kg/日(魚・卵・大豆・乳)
  • カロリー-300〜-500kcal/日の軽め赤字を継続
  • 飲み物清涼飲料・お酒は控えめ。運動日はノンアルで睡眠を確保
  • 睡眠7時間を目標に(寝不足は食欲↑・脂肪燃焼↓)
  • 測る週1回同条件の体重、ウエスト歩数できた回数を記録

目安の体重変化は0.5〜1.0kg/月。焦らず、行動の頻度にフォーカスしましょう。

続かない時の処方箋(困りごと別)

時間がない
朝に7分ワークアウト+通勤で+1,000歩。会議前にスクワット10回
疲れている
心拍会話ペース10分歩く。ストレッチ5分。やらないより1分を最優先。
雨・暑さ/寒さ
室内で踏み台昇降・ラジオ体操ヨガ/筋トレ動画をお気に入りに登録。
飽きた
新しい公園コース、ポッドキャスト/音楽を更新、友人と歩く
痛みがある
関節・胸・呼吸の痛みは中止。再開は医師と相談。ウォームアップ/フォームを見直し。

よくある質問(Q&A)

朝と夜、どちらが痩せますか?
体重減少は総消費カロリーと継続が決め手。続けられる時間を固定するのがベストです。
筋肉痛の日は?
同部位の強度は下げ、別部位有酸素の軽めに切り替え。睡眠とたんぱく質を確保。
どのくらいで体重は落ちますか?
平均的には0.5〜1.0kg/月。まずは行動の頻度(歩数・回数・記録)をKPIに。

医師監修

0th CLINIC 日本橋 医師(内科/循環器・生活習慣病)
最終更新:

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本記事は一般的な情報提供です。持病や服薬がある方は必ず主治医にご相談ください。研究・推奨にはCOI(利益相反)や出版バイアスの影響があり得ます。個別判断は診察のうえで行います。

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