粉瘤(アテローム)|症例紹介・術前後の説明・注意点

粉瘤(アテローム)|症例紹介・術前後の説明・注意点|0th CLINIC 日本橋

粉瘤(アテローム)|症例紹介・術前後の説明・注意点

0th CLINIC日本橋の粉瘤治療は保険診療で対応します。
清潔創(炎症や感染がない状態)での標準的な切除では原則として抗生剤は不要です。
抜糸は約7日を目安(部位により変動)。傷がきれいであれば、抜糸時に再診いただくのみで終了します。

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粉瘤(アテローム)|症例紹介・術前後の説明・注意点

症例紹介(テンプレート)

症例写真(術前)
症例写真(術後)

体幹の小型粉瘤(清潔創)

  • 年齢/性別:30代/男性
  • 部位/サイズ:背部/約10mm
  • 治療:局所麻酔下の被膜ごと切除、一次縫合
  • 所要時間:15–25分
  • 抗生剤:投与なし(清潔創のため原則不要)
  • 抜糸:7日目

コメント:早期受診で炎症前に切除でき、瘢痕も最小限に保てました。

症例写真(術前)
症例写真(術後)

耳後部の反復感染粉瘤(炎症歴あり)

  • 年齢/性別:40代/女性
  • 部位/サイズ:耳介後部/約18mm
  • 治療:炎症鎮静後に切除。切除範囲をやや広めに設定
  • 所要時間:25–40分
  • 抗生剤:炎症期のみ適宜(切除時は原則不要)
  • 抜糸:7–10日目(張力がかかる部位のため延長)

コメント:感染を繰り返す創部は広めの切除が必要になることがあり、即日手術が難しい場合があります。

症例写真(術前)
症例写真(術後)

顔面(頬)の小型粉瘤

  • 年齢/性別:20代/女性
  • 部位/サイズ:頬/約8mm
  • 治療:局所麻酔下切除、皮膚割線を考慮した縫合
  • 所要時間:15–25分
  • 抗生剤:不要(清潔創)
  • 抜糸:5–7日目(顔面は短め)

コメント:術後は紫外線対策とテープ固定で瘢痕の目立ちを軽減します。

※写真はイメージテンプレートです。実際の症例写真は、院内の表示方針に基づき同一条件で撮影・掲載します(下記「症例表示ポリシー」をご参照ください)。

手術の流れと局所麻酔

1)術前

  • 当日食事は通常どおりで構いません(全身麻酔は行いません)。
  • 創部周囲の剃毛・洗浄を行うことがあります。
  • 抗血小板薬・抗凝固薬は中止の可否を個別評価します。内服中の方は受診時に必ずお知らせください。

2)局所麻酔の説明

細い針で局所麻酔薬を注入します。
注射時に数秒のチクッとした痛みと広がる圧感がありますが、数十秒で感覚が鈍くなります。
麻酔後は痛みは最小限で、押される感覚のみ残ることがあります。

3)切除手技の概要

  • 皮膚割線(シワの方向)を考慮した切開。
  • 袋(被膜)を丸ごと摘出(破綻時は残存がないよう慎重に除去)。
  • 皮下縫合+皮膚縫合で一次縫合(部位により皮弁・楔状切除を選択)。
  • 標本は病理検査へ提出し、他疾患との鑑別を行います。

4)所要時間の目安

小型:15–25分/中型:25–40分(部位・深さ・炎症の有無で変動)

5)術後ケアと抗生剤

  • 清潔創(炎症・感染のない状態)の標準切除では、原則として抗生剤は不要です。
  • 帰宅後は創部を濡らさない簡易保護。翌日以降は指示に従いシャワー可。
  • 痛みは鎮痛薬でコントロール可能なことがほとんどです。

6)抜糸・通院

  • 抜糸目安:顔面 5–7日/体幹・四肢 7–10日(張力が強い部位は延長)。
  • 傷がきれいでトラブルがなければ、抜糸時の再診のみで終了します。

感染を繰り返す創部・紹介が必要な場合

感染や炎症を繰り返す粉瘤では、被膜が脆くなり、周囲組織の瘢痕化も伴うため、切除範囲を広く取る必要が生じます。この場合、

  • 即日の根治手術ができない(まずは切開排膿や炎症鎮静が優先)
  • 部位・大きさ・深さにより大きな瘢痕や皮弁形成の検討が必要
  • 神経・血管・機能に配慮が必要な高難度部位(顔面の要所、指、外陰部 など)

こうしたケースでは、状況に応じて連携病院をご紹介します。まずは当院で評価し、最適な治療計画をご提案します。

ダウンタイム・日常生活の目安

項目 目安
入浴・シャワー 翌日以降で創部を濡らしてOK(医師の指示に従う)
運動・飲酒 抜糸までは強い運動・飲酒を控える
テープ固定 抜糸後も1–2週間のテープ固定推奨(瘢痕予防)
紫外線対策 顔面など露出部はUV対策を徹底

症例写真の表示方針

  • 症状/年齢/部位/サイズ/回数/手術方法/費用(保険適用の範囲)/リスク(出血・感染・瘢痕・再発)を明記。
  • 撮影は同一条件(距離・角度・照明)で実施。加工・レタッチは行いません。
  • 個人情報保護に配慮し、識別可能な情報は掲載しません。

こんな時は早めにご相談ください

  • 急に赤く腫れて熱感や痛みが出てきた
  • 膿が出たり、悪臭がする分泌物が続く
  • サイズが徐々に大きくなっている
  • 重要なイベント(就職活動・結婚式・スポーツ)までに治したい

状態により切開排膿→後日根治切除の段階治療をご提案します。まずはご相談ください。

ご予約・ご相談

当院は完全予約制です。LINEから24時間いつでもご予約いただけます。

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※本ページは一般的な説明です。診断・治療内容は個々の症状、既往歴、内服薬、部位などにより異なります。詳細は診察時に医師がご説明します。