ヒアルロン酸注射(注入)
ヒアルロン酸注射治療

ヒアルロン酸注射治療とは?
ヒアルロン酸注入治療は、近年、美容医療において人気が高まっている治療法の一つです。この治療法は、体内に元々存在する成分であるヒアルロン酸を注入することで、しわやたるみを改善したり、顔の輪郭を形成したりすること、また昨今は肌の保湿力を高めることを目的として使用されています。
ヒアルロン酸は、肌の水分保持に重要な役割を果たす成分であり、加齢とともに減少していくことで、肌のハリや弾力が失われていきます。 そこで、ヒアルロン酸を注入することで、肌に潤いを与え、若々しい印象を取り戻すことが期待できます。
ヒアルロン酸の基本情報
ヒアルロン酸は、人間の体内にもともと存在する天然の多糖類で、グルクロン酸とN-アセチルグルコサミンという2つの糖が交互に結合した構造をしています。 体内のヒアルロン酸の約半分は皮膚に存在し、水分を保持することで肌の潤いや弾力を保つ役割を担っています。
ヒアルロン酸は、その高い保水力から、化粧品や医療分野で広く利用されています。 肌に塗布することで、乾燥を防ぎ、しわやたるみを改善する効果が期待できます。 また、関節液や眼球にも含まれており、関節の動きを滑らかにしたり、眼球の形状を維持したりする役割も担っています。
加齢に伴い体内のヒアルロン酸は減少していくため、肌のハリや弾力が失われ、乾燥しやすくなります。 そのため、ヒアルロン酸を補うことで、肌のボリュームを改善させるだけでなく、肌の若々しさを保つことができると考えられています。
ヒアルロン酸で改善できるお悩み
口元のほうれい線
目元の小じわ
ボリューム不足による頬のコケ
こめかみのボリューム不足
額のボリューム不足
唇のボリューム不足
顔全体のたるみ
肌の乾燥
輪郭や鼻の形への不満
首のしわ
ヒアルロン酸注射治療の効果と特徴
ヒアルロン酸注射は、顔のしわやたるみの改善、輪郭形成、保湿効果など、様々な美容効果をもたらす治療法です。 その効果と特徴を詳しく見ていきましょう。
効果
しわの改善: ほうれい線や目元の小じわなど、加齢に伴い気になるしわを目立たなくします。 ヒアルロン酸を注入することで、皮膚の内側からしわを持ち上げ、溝を埋めることで改善します。
たるみの改善: 顔のたるみを改善し、リフトアップ効果をもたらします。 ヒアルロン酸注入により、肌にハリと弾力を取り戻し、若々しい印象に。
ボリュームアップ: 唇や頬などにヒアルロン酸を注入することで、ボリュームアップ効果が期待できます。
輪郭形成: 鼻を高くしたり、あごをシャープにしたりすることで、顔全体のバランスを整え、理想的な輪郭を形成します。
保湿効果:体内のヒアルロン酸は年齢とともに減少したり、アトピー体質やニキビ治療では水分を上手に体内に保つことができません。そのため、ヒアルロン酸を直接注入することで、肌の水分保持量を上げて、乾燥しない肌を作ります。
特徴
自然な仕上がり: ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、自然な仕上がりになるのが特徴です。
即効性: 注射後すぐに効果を実感できる場合が多く、ダウンタイムも短いため、忙しい方でも気軽に治療を受けられます。
安全性: ヒアルロン酸はアレルギー反応が起こりにくい成分なので、比較的安全な治療法と言えます。
調整可能: 注入する量や場所を調整することで、思い通りに形成することが可能です。
分解吸収性: ヒアルロン酸は体内で徐々に分解吸収されるため、効果が永久的に持続するわけではありません。 効果を持続させたい場合は、定期的な注入が必要です。
ヒアルロン酸のメカニズム

ヒアルロン酸は、体内に自然に存在する物質で、肌の水分保持や関節の潤滑作用などに重要な役割を果たしています。
ヒアルロン酸注射のメカニズムは、大きく分けて2つあります。
物理的な作用: ヒアルロン酸は高い保水力を持つため、注入することで皮膚に水分を引き寄せ、ボリュームを増加させます。 これにより、しわやたるみを改善し、肌にハリと弾力をもたらします。
生化学的な作用: ヒアルロン酸は細胞の増殖や修復を促進する効果も持っています。 皮膚に注入することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌の再生を促します。
さらに、ヒアルロン酸の分子量によって作用機序が異なります。
高分子ヒアルロン酸: 保水力が高く、物理的な作用によって肌の水分量を増加させ、しわやたるみを改善します。
低分子ヒアルロン酸: 皮膚の深部に浸透し、細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
ヒアルロン酸注射は、これらのメカニズムによって、美容効果だけでなく、関節痛の緩和など、様々な効果をもたらします。
ヒアルロン酸注射のメリット
即効性: 注入直後から効果を実感できる場合があり、ダウンタイムも短いです。 忙しい方でも、気軽に治療を受けられます。
自然な仕上がり: ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、違和感のない自然な仕上がりになります。
安全性: アレルギー反応が起こりにくい成分なので、比較的安全な治療法です。
治療の柔軟性: 注入する量や場所を調整することで、患者様一人ひとりのご希望に合わせた治療が可能です。
ダウンタイムが短い: 施術後すぐにメイクをして帰宅することも可能です。
効果の持続性: 効果は永続的ではありませんが、数ヶ月から2年程度持続します。 定期的な注入によって、効果を維持することも可能です。
効果の調整が容易: 注入量を調整することで、 ご希望に併せた治療が可能です。
溶解が可能: 万が一、仕上がりに満足いかない場合でも、ヒアルロン酸を溶解する注射で元に戻すことが可能です。
様々な部位に施術可能: 顔の様々な部位に注入することができます。 例えば、ほうれい線、目元の小じわ、唇、鼻、あごなど、様々な部位の悩みに対応できます。
メスを使わない: 切開を伴わないため、身体への負担が少なく、傷跡が残る心配もありません。
麻酔: 痛みに弱い方の場合は、麻酔クリームなどを塗布します。 また、鼻や顎を除く部位には、基本的に局所麻酔を行います。 麻酔をする際のチクッとした痛みはあるだけで、ヒアルロン酸を注入する痛みはありません。
メイク: 施術当日から可能ですが、感染予防のため6時間程度経過してから、もしくは翌朝以降を推奨されています。
ヒアルロン酸注射は、これらのメリットから、多くの方に選ばれている人気の美容治療です。
ヒアルロン酸注射治療が向いている方
ヒアルロン酸注射は、以下のような悩みを持つ人に向いています。
シワやたるみが気になる人: ほうれい線や目尻のシワなど、加齢に伴うシワやたるみが気になる人は、ヒアルロン酸注射で改善効果が期待できます。 特に、30代以降になると、肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみが目立ちやすくなるため、ヒアルロン酸注射は有効な選択肢となります。
顔の輪郭を調整したい人: 鼻を高くしたい、顎をシャープにしたい、頬にボリュームを持たせたいなど、顔の輪郭を調整したい人にも、ヒアルロン酸注射はおすすめです。 自分の骨格や顔立ちに合わせて、ヒアルロン酸を注入することで、自然で美しい仕上がりになります。こめかみにヒアルロン酸を注入すると、こめかみがふっくらするだけでなく、眉が上がり、たるみが改善する効果も期待できます。
唇を厚くしたい人: ヒアルロン酸注射は、唇のボリュームアップにも効果的です。 薄い唇にコンプレックスがある人や、より魅力的な唇にしたい人は、ヒアルロン酸注射を検討してみましょう。
肌のハリや弾力を改善したい人: ヒアルロン酸は、肌の水分量を増やし、ハリや弾力を与える効果があります。乾燥肌や肌のくすみが気になる人、肌に潤いを与えたい人にも、ヒアルロン酸注射はおすすめです。
老け顔に悩んでいる人: 老け顔の原因は、加齢による肌のたるみやくぼみ、顔の脂肪の減少など様々ですが、で詳しく解説されているように、ヒアルロン酸注射は、これらの悩みに対して効果的なアプローチとなる可能性があります。
肌の乾燥や赤みになりやすい人:なんだかの原因でお肌の中に水分を貯めることができない状態にある人には、ヒアルロン酸を直接お肌に注入することで、水分保持が可能になりお悩みを改善させる可能性が高いです。
こんな方におすすめ
ヒアルロン酸注射は、様々な肌の悩みに対応できる施術で、多くの方におすすめできます。
特に以下のような方にヒアルロン酸注射はおすすめです。
30代以降の方: 加齢に伴い、肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみが目立ちやすくなります。ヒアルロン酸注射は、これらの悩みを改善し、若々しい印象を取り戻す効果が期待できます。
自然な顔の輪郭形成を希望する方: 鼻を高くしたり、顎をシャープにしたり、頬にボリュームを持たせたりと、ヒアルロン酸注射は、顔の輪郭を自然に調整することができます。
唇をふっくらさせたい方: ヒアルロン酸を唇に注入することで、ボリュームアップ効果が期待できます。
肌のハリや弾力を改善したい方: ヒアルロン酸は、肌の水分量を増やし、ハリや弾力を与える効果があります。乾燥肌や肌のくすみが気になる方にもおすすめです。
シワやたるみが気になる方: ほうれい線や目尻のシワなど、気になるシワやたるみを目立たなくする効果も期待できます。
目の下のクマやへこみが気になる方: 目の下にヒアルロン酸を注入することで、クマやへこみを改善し、明るい印象を与えることができます。
アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、酒さ、ニキビ治療中の方:様々な原因によるお肌の中に水分を貯めることができない状態です。ヒアルロン酸を直接お肌に注入することで、水分保持が可能になり治療効果を期待できる可能性があります。
治療を避けるべきケース
ヒアルロン酸に対してアレルギーを持つ方: ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分ですが、稀にアレルギー反応を起こす場合があります。 過去にヒアルロン酸を含む製品でアレルギー反応が出たことがある方は、施術前に医師に相談する必要があります。
注入部位に感染症や皮膚疾患がある方: 注入部位に炎症や感染症がある場合、ヒアルロン酸注射によって症状が悪化する可能性があります。
出血性疾患のある方: 血が止まりにくい病気をお持ちの方は、内出血のリスクが高まる可能性があります。
妊娠中または授乳中の方: 妊娠中または授乳中の方へのヒアルロン酸注射の安全性は確立されていません。 施術を希望される場合は、医師に相談する必要があります。
免疫抑制剤を使用している方: 免疫抑制剤を使用している方は、感染症のリスクが高まる可能性があります。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や抗血小板薬を服用している方: これらの薬を服用している方は、内出血のリスクが高まる可能性があります。 施術前に医師に相談する必要があります。
ヒアルロン酸注射治療の流れ
カウンセリング:
施術を受ける前に、医師によるカウンセリングを受けます。
現在の症状や治療に対する希望、既往歴、アレルギーの有無などを医師に伝えます。
医師から施術内容、使用するヒアルロン酸の種類、予想される効果、リスク、費用などの説明を受けます。
疑問や不安な点は、この時点で解消しておきましょう。
診察:
カウンセリング後、医師による診察が行われます。
注入部位の状態や皮膚の厚さ、たるみ具合などを確認し、適切なヒアルロン酸の種類や注入量を決定します。
デザイン:
注入部位にマーキングを行い、注入するヒアルロン酸の量や範囲を決定します。
患者様と医師が、仕上がりイメージを共有し、納得した上で施術に進みます。
麻酔:
痛みに弱い方の場合は、クリーム麻酔や局所麻酔を使用する場合があります。
麻酔が効くまで、しばらく時間を置きます。
消毒:
注入部位を消毒し、清潔な状態にします。
注入:
注射器を用いて、ヒアルロン酸を注入していきます。
注入中は、痛みや違和感があれば、すぐに医師に伝えましょう。
マッサージ:
注入後、ヒアルロン酸を均一になじませるために、医師が注入部位を軽くマッサージします。
クーリング:
注入部位をクーリングし、腫れや赤みを抑えます。
アフターケア:
施術後、医師からアフターケアについての説明を受けます。
メイクや洗顔、入浴など、日常生活における注意点などを確認しましょう。
施術時間は、注入する部位や量にもよりますが、通常10~30分程度です。 施術後すぐにメイクをして帰宅することも可能です。
カウンセリングから施術までのステップ
カウンセリング、診断では、まずは過去の施術歴やアレルギー歴を伺います。
次に、デザインを作っていきます。
こんな顔になりたい
ほうれい線を目立たなくする
こめかみや頬のへこみをなくしたい
疲れて見える顔を若々しく明るい印象にする
怒って見える顔を優しい印象にしたい
団子鼻をすっきりした鼻にする
ほうれい線を目立たなくする など
これを達成するために、顔の全体のバランスを見ながら、ヒアルロン酸を少ない量から注入していきます。各々のパーツを目立たせる方法もありますが、より自然な仕上がりを作っていくには顔全体のバランスを調整しながら注入していくことで、少ない量でも希望のデザインに仕上がります。
ヒアルロン酸注射のデザインには、大きく分けて「自然な仕上がり」と「華やかな仕上がり」の2種類があります。注入する部位や量、使用するヒアルロン酸の種類によって、仕上がりの印象は大きく変わるのが特徴です。今は、より自然な仕上がりに人気がありますが、少し前には華やかな仕上がりを求める方が多かった時代もあります。ファッションと同じように、その時々の流行があります。いずれにも対応可能です。
自然な仕上がり: 年齢を感じさせない、自然な若々しさを目指すデザインです。 自分の顔立ちを生かしながら、気になる部分をさりげなく改善したい方に向いています。注入後は、自身のヒアルロン酸と融合することで、より自然な仕上がりになります。
例:
目元の小じわやクマを目立たなくする
ほうれい線を薄くする
頬に自然なハリを与える
華やかな仕上がり: 顔立ちを大きく変え、華やかで印象的な顔立ちを目指すデザインです。
例:
唇をボリュームアップしてセクシーな印象にする
鼻を高くして立体的な顔立ちにする
あごをシャープにして小顔効果を狙う
年齢・顔の形・肌質に合わせたデザイン
ヒアルロン酸注射のデザインは、年齢、顔の形、肌質によって適切なものが異なります。
年齢: 年齢を重ねると、肌のたるみやボリュームロスが顕著になります。そのため、年齢に応じた注入量や注入部位、ヒアルロン酸の種類を選択する必要があります。 例えば、若い方は、少量のヒアルロン酸注入で十分な効果が得られる場合がありますが、年齢を重ねた方は、より多くの量が必要になることがあります。
顔の形: 顔の形によって、注入する部位や量を調整することで、バランスの取れた美しい仕上がりになります。例えば、面長の人は、頬にヒアルロン酸を注入することで、顔の長さを短く見せることができます。丸顔の人は、あごにヒアルロン酸を注入することで、シャープな印象を与えることができます。
肌質: 肌質によって、ヒアルロン酸の種類を選ぶ必要があります。 乾燥肌の人は、保水力の高いヒアルロン酸を選ぶと良いでしょう。また、皮膚が薄い方は、柔らかいヒアルロン酸を選ぶことで、チンダル現象(ヒアルロン酸が青白く透けて見える現象)を防ぐことができます。
例えば、
20歳代の方には顔の中心をヒアルロン酸で整える方法をお勧めしています。最も中心にあるのが鼻であり、鼻中隔基部にあたります。ここに適量のヒアルロン酸を注入することで鼻唇角は理想となる90°以上に開き、鼻先はつんっと上を向きます。鼻唇角を拡大することは、横顔で鼻の輪郭を美しくするだけでなく正面から見て鼻背の長さを適切に整えてくれます。それだけにとどまらず、法令線は改善し、頬っぺたのボリュームが改善します。この方法は、ヒアルロン酸による鼻尖の形成を一緒に行うことが多いためと同時に行われることが多いため、本格的な手術による隆鼻術(コルメラストラット法)と同じ効果をもたらすことができます。
目的が、しわやたるみの改善であれば、いわゆるトータルフェイシャル治療をおすすめしています。トータルフェイシャル治療は、ヒアルロン酸で土台と輪郭を作り、目的となるしわを治療していきます。具体的には、法令線の治療のために法令線に直接注入を行うことはまれで、顔の外側にヒアルロン酸を入れることでしわを改善させ、法令線に直接入れる量を減らします。顔の外側の組織は比較的硬い組織であり、顔全体のたるみやしわを改善させることができるため、法令線のみならず顔全体のバランスを整えることができます。これらの方法は、若い人より40歳代以降の方でより効果を実感できる方法です。
ヒアルロン酸注射治療の注意点と副作用
施術前の注意点
医師とのカウンセリング:
施術を受ける前に、医師と十分なカウンセリングを行いましょう。
自分の肌質や体質、アレルギーの有無などを伝え、希望する仕上がりや施術内容、リスクなどをきちんと確認することが大切です。
過去の病歴や服用中の薬がある場合は、必ず医師に伝えましょう。
過去のヒアルロン酸注入歴がある場合は、必ず医師に伝えましょう。
施術後の注意点
注入部位のケア:
注入部位は、当日は強くこすったり、マッサージしたりしないようにしましょう。
メイクは、当日は避け、翌日以降も注入部位を避けて行いましょう。
入浴は、シャワーのみとし、湯船に浸かるのは翌日からにしましょう。
飲酒や激しい運動は、数日間控えましょう。
副作用:
注入部位に、赤み、腫れ、内出血、痛み、かゆみなどが生じることがあります。
これらの症状は、通常数日以内に消失しますが、症状が強い場合や長引く場合は、クリニックに相談しましょう。
まれに、感染症やアレルギー反応などの重篤な副作用が起こることがあります。
異常を感じた場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。
持続期間:
ヒアルロン酸の効果は、個人差がありますが、一般的には6ヶ月から1年程度です。
効果を持続させるためには、定期的な注入が必要です。
その他:
ヒアルロン酸注射は、手軽にシワやたるみを改善できる施術ですが、注入後の仕上がりがイメージと異なる場合もあるかと思います。
- 経過観察
ヒアルロン酸注入直後は、腫れや内出血の影響で仕上がりが分かりづらいため、まずは1~2週間ほど様子を見ることを勧められるケースが多いです。腫れが引いてくると、仕上がりの印象も変わってくる可能性があります。 - 修正注入
ヒアルロン酸の注入量が少なかったり、注入箇所がずれていたりする場合には、追加注入で修正を行うことができます。注入箇所によっては、ヒアルロン酸を溶解する酵素を注入して修正することも可能です。 - 溶解注射
注入されたヒアルロン酸が気に入らない場合は、ヒアルロン酸を溶解する酵素を注入することで、ヒアルロン酸を分解し、元の状態に戻すことができます。ただし、溶解注射にもリスクがあるため、医師とよく相談する必要があります。
術後の注意点
ヒアルロン酸注射治療後は、以下の点に注意する必要があります。
ダウンタイム: ヒアルロン酸注射治療後のダウンタイムは、一般的に数日~1週間程度です。 注入部位や注入量、体質などによって個人差があります。 ダウンタイム中は、腫れや内出血、赤みなどが生じることがあります。 ダウンタイムは、個人差や注入部位、注入量によって大きく異なる場合があることを理解しておきましょう。
アフターケア:
注入部位を強くこすったり、マッサージしたりすることは避けましょう。 また、長時間の入浴や飲酒、激しい運動、サウナなども控えるようにしましょう。 これらの行為は、血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
ヒアルロン酸が落ち着くまでは、注入部位を圧迫しないように注意してください。 例えば、うつぶせ寝や、注入部位を強く押すことは避けましょう。
効果を長持ちさせるためには、医師の指示に従って繰り返し注射を行うことも有効です。 繰り返し注射を行うことで、持続期間が徐々に長くなることがあります。
メイク: 注入当日は、施術部位へのメイクは控えましょう。 翌日からメイクは可能ですが、注入部位を強くこすらないように注意してください。
洗顔: 注入当日は、施術部位を強くこすらないように、優しく洗顔しましょう。 入浴は可能ですが、長湯は避けましょう。
日焼け: 注入部位は、紫外線の影響を受けやすくなっています。(citation needed) ダウンタイム中は、日焼け止めクリームを塗ったり、帽子や日傘などで紫外線対策をしっかり行いましょう。
ヒアルロン酸は、注入後1~3週間程度で馴染みます。 馴染むまでは、痛みや肌の引きつりといった違和感を覚える可能性があります。 そのため、注入後1~3週間程度は、顔のマッサージや必要以上に触ることは避けましょう。
ヒアルロン酸注射の副作用
ヒアルロン酸注射は、比較的安全な治療法とされていますが、副作用が起こる可能性もゼロではありません。
一般的な副作用
内出血: 注射針を刺した部分に内出血が起こることがあります。 これは、注射針によって血管が傷つけられることで起こります。通常は数日~1週間程度で消失します。
腫れ・赤み・かゆみ: ヒアルロン酸を注入した部位に、腫れ、赤み、かゆみなどが生じることがあります。 これは、ヒアルロン酸注入による刺激やアレルギー反応によって起こります。通常は数日以内に治まりますが、1週間ほど続く場合もあります。
痛み: 注入部位に痛みを感じることがあります。 これは、注射針による刺激やヒアルロン酸注入による圧力によって起こります。通常は数日以内に治まります。
違和感: 注入部位に違和感を感じることがあります。 これは、ヒアルロン酸が皮膚になじむまでの間、異物感や突っ張り感などを感じるためです。通常は1~3週間程度で消失します。
まれな副作用
しこり: 注入部位に硬いしこりができることがあります。 これは、ヒアルロン酸が均一に注入されなかった場合や、注入部位に合っていない種類のヒアルロン酸を使用した際に起こりやすくなります。
感染: 注射部位が感染することがあります。 これは、注射針や注入部位の消毒が不十分だった場合に起こりやすくなります。
アレルギー反応: ヒアルロン酸に対してアレルギー反応を起こすことがあります。 これは、非常にまれなケースですが、かゆみ、発疹、呼吸困難などの症状が現れることがあります。
血管閉塞: ヒアルロン酸が血管内に誤って注入されることで、血流が遮断される状態です。 これは、非常にまれなケースですが、注入部位の周囲が白くなる、激しい痛みが生じる、皮膚の壊死が起こるなどの症状が現れます。緊急の治療が必要となります。 ヒアルロン酸注射は、一般的に安全な治療法ですが、血管閉塞のような重篤な副作用が起こる可能性もゼロではありません。 このようなリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富で、解剖学的な知識が豊富な医師を選ぶことが重要です。
神経障害: 注射針により神経が傷つくことで、痺れや麻痺などの症状が現れることがあります。 発生頻度は非常に稀で、多くの場合2~3ヶ月程度で改善しますが、長期化することもあります。
これらの副作用の発生頻度は、個人差や注入部位、注入量、ヒアルロン酸の種類などによって異なります。
ヒアルロン酸注射治療の料金




ヒアルロン酸注射治療のよくある質問(Q&A)
Q1. ヒアルロン酸注射とはどんな治療法ですか?
A. ヒアルロン酸注射とは、もともと体内に存在するヒアルロン酸を、シワやたるみなど気になる部分に注入する治療法です。 肌の水分保持に重要な役割を果たし、弾力性や保水性を与えることで、若々しい印象をもたらします。
Q2. ヒアルロン酸注射は、どのような効果がありますか?
A. ヒアルロン酸注射は、主に以下の効果が期待できます。
しわの改善: ほうれい線や眉間のしわ、目元の小じわなどに注入することで、しわを目立たなくします。
たるみの改善: 頬や顎のたるみに注入することで、リフトアップ効果をもたらします。
ボリュームアップ: 唇や頬などに注入することで、ボリューム感を出し、顔の印象を若々しくします。
顔の輪郭形成: 鼻や顎などに注入することで、顔の輪郭を整えます。
Q3. ヒアルロン酸注射は、どこに注入できますか?
A. ヒアルロン酸は、様々な部位に注入できます。顔のボリュームアップ:頬、こめかみなど
しわ・溝:ほうれい線、口元、額、目元など
フェイスラインや顎の形成
唇のボリュームアップ
鼻
涙袋
Q4. ヒアルロン酸注射の施術時間はどれくらいですか?
A. 部位によりますが、5~15分程度で終了します。
Q5. 施術後、気を付けることはありますか?
A. はい、いくつか注意点があります注入部位を強くこすったり、マッサージしたりしないようにしましょう。
長時間の入浴や飲酒、激しい運動、サウナなども控えてください。
注入部位を圧迫しないようにしましょう。
Q6. 妊娠中や授乳中でも、ヒアルロン酸注射を受けられますか?
A. 妊娠中・授乳中の方へのヒアルロン酸注射の安全性は確立されていないため、避けるべきです。
Q7. ヒアルロン酸注射でアレルギー反応は起こりますか?
A. ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質なので、アレルギー反応が起こる可能性は低いですが、ゼロではありません。 アレルギー反応が起こった場合、かゆみ、血管浮腫、じんましん等の症状が出ることがあります。
Q8. ヒアルロン酸注射の効果は、どれくらい持続しますか?
A. 効果の持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や注入部位によって異なりますが、一般的には数ヶ月から1年半程度です。
Q9. ヒアルロン酸注射のリスクを最小限にするには、どうすればよいですか?
A. 信頼できるクリニックで施術を受けることが重要です。 厚生労働省の承認を得ているヒアルロン酸を使用しているか、医師の経験や技術、アフターフォロー体制なども確認しましょう。 カウンセリングで、自分の希望や不安なことを医師にしっかりと伝えてください。
Q10. ヒアルロン酸注射の料金は、どれくらいですか?
A. ヒアルロン酸注射の料金は、クリニックによって、また使用するヒアルロン酸の種類や量、医師の経験などによっても異なります。 詳しくは、クリニックに問い合わせてみてください。
Q11. ヒアルロン酸注射治療を受ける前に、医師に相談することはありますか?
A. 持病やアレルギー、服用中の薬などについて、医師に相談するようにしましょう。
Q12. ダウンタイムはどれくらいですか?
A. ヒアルロン酸注射治療後のダウンタイムは、一般的に数日~1週間程度です。 注入部位や注入量、体質などによって個人差があります。 ダウンタイム中は、腫れや内出血、赤みなどが生じることがあります。
Q13. 同じ場所に何回もヒアルロン酸注射をしても大丈夫ですか?
A. はい、同じ場所に何回もヒアルロン酸注射をすることは可能です。 効果を長持ちさせるためには、医師の指示に従って繰り返し注射を行うことも有効です。
Q14. ヒアルロン酸注射治療は、保険適用されますか?
A. いいえ、美容目的のヒアルロン酸注射治療は、自由診療のため保険適用外です。
Q15. ヒアルロン酸注射で失敗するケースはありますか?
A. ヒアルロン酸注射で失敗するケースとしては、以下のようなものがあります。
注入部位が凹凸になる
注入部位にしこりができる
血管閉塞
感染症
アレルギー反応
神経障害
Q16. 失敗しないクリニック選びのポイントは?
A. 以下のポイントを参考にしましょう
医師の経験と技術
使用しているヒアルロン酸
料金
カウンセリング
衛生管理
アフターフォロー
Q17. ヒアルロン酸注射後に効果が早く消失してしまうのはなぜですか?
A. ヒアルロン酸注射の効果が早く消失してしまう原因は、主に医師の施術ミスやヒアルロン酸製剤の種類によるものと考えられています。
Q18. ヒアルロン酸注射後、洗顔やメイクはいつからできますか?
A. ヒアルロン酸注射後、洗顔は当日から可能です。 メイクは当日から可能ですが、2~3時間経ってから行うのが望ましいでしょう。
Q19. ヒアルロン酸注射後、マッサージやエステは受けてもよいですか?
A. ヒアルロン酸注入後は、マッサージやエステは避けた方が良いでしょう。 代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくなるためです。
Q20. ヒアルロン酸注射後、飲酒はしてもよいですか?
A. ヒアルロン酸注入後は、飲酒は控えた方が良いでしょう。 特に注入後の24時間はアルコールの摂取を控えることが重要です。 アルコールは血行を促進させ、腫れや内出血のリスクを高める可能性があります。
Q21. ヒアルロン酸注射後、運動はしてもよいですか?
A. ヒアルロン酸注入後は、激しい運動は控えた方が良いでしょう。 代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくなるためです。
Q22. ヒアルロン酸注射後、入浴はしてもよいですか?
A. ヒアルロン酸注入後は、長時間の入浴は控えた方が良いでしょう。 代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくなるためです。
Q23. ヒアルロン酸注射後、サウナは入ってもよいですか?
A. ヒアルロン酸注入後は、サウナは控えた方が良いでしょう。 代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくなるためです。
当院のヒアルロン酸注射治療を選ぶ理由
0th CLINICでヒアルロン酸注射を選ぶ理由はたくさんあります!ぜひ、ご自身に合った理想の顔に近づきましょう。
0th CLINICのヒアルロン酸注射が選ばれる理由
徹底したカウンセリングと丁寧な診断: 過去の施術歴やアレルギー歴などをしっかり伺い、お悩みやご希望を理解した上で、最適な治療プランをご提案します。
高い技術力: 単に注入するだけでなく、顔全体のバランスを考慮し、少ない量で自然な仕上がりを実現します。
自然な仕上がり: 年齢を感じさせない、自然な若々しさを目指します。
華やかな仕上がり: 顔立ちを大きく変え、華やかで印象的な顔立ちを目指します。
年齢・顔の形・肌質に合わせたオーダーメイド治療:
年齢を重ねた肌には、たるみやボリュームロスに合わせた注入量や注入部位、ヒアルロン酸の種類を選択します。
顔の形に合わせて、注入する部位や量を調整し、バランスの取れた美しい仕上がりを実現します。
肌質に合わせたヒアルロン酸の種類を選び、乾燥肌の方には保水力の高いヒアルロン酸を、皮膚が薄い方には柔らかいヒアルロン酸を使用します。
豊富な施術例: 20代の方には鼻中隔基部への注入で鼻唇角を改善し、顔全体のバランスを整える施術がおすすめです。40代以降の方には、トータルフェイシャル治療でたるみやしわを改善し、自然な若々しさを引き出す施術がおすすめです。
0th CLINICでヒアルロン酸注射を受けるメリット
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安全性の確保: 経験豊富な医師が施術を行い、安全性に配慮した治療を提供します。
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