めまいやふらつきを伴う頭痛|受診の目安と原因別ガイド
めまいやふらつきを伴う頭痛
めまい・ふらつきに頭痛が重なるとき、原因は内耳・脳・循環器・代謝・薬剤など多岐にわたります。ここでは各原因をフラットに整理し、赤旗(危険サイン)と受診の目安、当院でできることをまとめました。
循環器視点では起立性低血圧・不整脈の見逃しに注意します。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
緊急性が高い可能性(赤旗)
次に当てはまる場合は救急受診を含めて至急ご相談ください。
- 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)/これまでで最悪の痛み
- ろれつ不良・顔のゆがみ・片側の麻痺/しびれ・二重視・歩行障害
- 持続する回転性めまい+強い頭痛・嘔吐・意識障害
- 発熱・項部硬直、頸部痛(動脈解離疑い)、頭部外傷後
- 妊娠/産褥期、高齢の新規発症、がん/免疫不全、抗凝固療法中
→ 参考:頭痛の赤旗チェック
原因別ガイド(代表例・フラット)
前庭神経炎・めまい症
- 数日持続する強い回転性めまい、嘔吐
- 神経内科/耳鼻科で評価
メニエール病
- めまい発作が反復、耳鳴り・耳閉感・聴力変動
- リズム・睡眠・塩分・ストレス管理も重要
脳卒中/TIA・小脳/脳幹障害
- めまい+神経症状(構音障害、複視、失調、しびれ等)は緊急
- CT/MRIで精査。頭痛を伴うことあり
貧血・血糖異常・甲状腺・脱水
- 立ちくらみ・全身倦怠・動悸を伴いやすい
- 採血(Hb/血糖/甲状腺)と水分/栄養評価
薬剤性・カフェイン/アルコール関連
- 睡眠薬・抗不安薬・降圧薬の過量/併用、カフェイン過不足
- 中止/減量は独断で行わず、処方医へ相談
不安・パニック・自律神経
- 動悸・過呼吸・手足のしびれを伴うふらつき
- 睡眠・栄養・ストレス対策、必要時は専門連携
※ 複数要因の併存もあります。迷う場合は受診してご相談ください。
受診の目安と簡易フローチャート
まずは
- 赤旗があれば救急/至急受診
- 「回転性」か「ふらつき感」か、持続時間、誘因(体位・音・光・脱水)をメモ
- 服薬歴(新規・増量)と飲酒/カフェイン/睡眠の状況を整理
当院でできること
- 問診・神経学的/耳鼻科的スクリーニング・体位血圧
- 採血(Hb/血糖/甲状腺)・心電図、提携機関でのCT/MRI手配
- 初期対応(制吐・鎮痛・脱水補正等)と再発予防のアドバイス
- 耳鼻科・神経内科・循環器内科など専門連携
初期セルフケア(安全域で)
環境と体調
- 十分な水分・軽食、急な起立を避ける
- 暗め・静かな場所で休む、睡眠を整える
- アルコール・過度のカフェインを控える
※ 持続・反復・増悪する場合は受診してください。独断で薬の中止/増量はしないでください。
よくある質問
「回転性」と「ふらつき感」はどう違いますか?
回転性は景色が回る感じで内耳疾患が多く、ふらつき感は浮遊感・足元不安定で循環器・代謝・薬剤なども関与します。
循環器のめまいは何でわかりますか?
体位血圧・心電図・採血(Hb/血糖/甲状腺)で評価します。必要に応じホルター/パッチ心電図で不整脈を確認します。
片頭痛が主因かどうかの見分けは?
光/音過敏・拍動性頭痛・悪心嘔吐・前兆などを確認し、他疾患の赤旗がないかを総合判断します。
ご予約・お問い合わせ
LINEで簡単予約、またはお電話でお問い合わせください。
0th CLINIC 日本橋(医療法人社団悠鳳会)/ 東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
監修:黒田 医師(MD, PhD)
内耳・神経・循環器・代謝の横断的な鑑別で「見逃さない」を重視。連携検査と再発予防の生活設計まで並走します。
本ページは一般向け解説です。医療行為の指示ではありません。症状が強い/不安が強い場合は、ためらわず医療機関へご相談ください。
