コラム
夏のレジャーで「アチッ！」 やけどの応急処置と正しいケア、医師が解説【専門家監修】
夏はバーベキューや花火など、楽しいイベントがたくさん！ でも、うっかり火傷をしてしまうことも…
「熱湯がこぼれてしまった！」
「花火で火の粉が飛んできた！」
「子供がお鍋に触ってしまった！」
そんな時、慌てずに適切な対処をすることが大切です。
今回は、0th clinic 日本橋が、夏のレジャーで起こりやすい火傷とその応急処置、そして跡を残さないためのケア方法についてご紹介します。
火傷の種類と症状
火傷は、深さによって3段階に分けられます。
- 1度熱傷（軽度）
皮膚が赤くなる、ヒリヒリするなどの症状があります。 通常、数日で治ります。 - 2度熱傷（中等度）
水ぶくれができたり、皮膚がめくれたりします。 痛みも強く、治るまでに1～2週間かかることがあります。 - 3度熱傷（重度）
皮膚が白くなったり、黒く焦げたりします。 痛みを感じない場合もあり、治るまでに数か月かかることもあります。
火傷をしてしまったら… 応急処置のポイント
- 冷やす
やけどをしたら、すぐに流水で15分以上冷やしましょう。 冷やすことで、痛みを和らげ、炎症を抑えることができます。 氷や保冷剤は、直接肌に当てると凍傷を起こす可能性があるため、タオルなどに包んで使用しましょう。 - 清潔にする
水ぶくれは破らず、清潔なガーゼやタオルで覆いましょう。 破れた場合は、流水で洗い流し、清潔なガーゼで覆いましょう。 - 衣服を脱がせる
やけどした部分に衣服がくっついている場合は、無理に剥がさず、衣服の上から冷やしましょう。 その後、医療機関で衣服を切ってもらいましょう。 - 医療機関を受診する
やけどの程度がひどい場合や、顔や手足などの広範囲に及ぶ場合は、必ず医療機関を受診しましょう。 適切な治療を受けないと、跡が残ったり、感染症を起こす可能性があります。
やけどの跡を残さないために
やけどの跡を残さないためには、早期の治療と適切なケアが重要です。
- 保湿：やけどが治った後も、保湿剤をこまめに塗って、乾燥を防ぎましょう。
- 紫外線対策：紫外線は、色素沈着を悪化させる可能性があるため、日焼け止めを塗り、日傘や帽子を着用しましょう。
- ビタミンC：ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるため、積極的に摂取しましょう。
0th clinic 日本橋からのコメント
やけどは、適切な処置をすることで、跡を残さずに治すことができます。
もし、やけどをしてしまったら、慌てずに上記の方法を試してみてください。
また、症状が気になる場合は、お気軽に0th clinic 日本橋にご相談ください。
免責事項
本記事は、やけどに関する一般的な情報提供を目的としており、診断や治療を目的としたものではありません。
症状によっては、他の病気が隠れている可能性もありますので、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けてください。
また、本記事の内容は、必ずしも全ての患者様に当てはまるものではありません。
