【医師監修】ノボラピッド(インスリンアスパルト)使い方|打つ時間・単位調整・低血糖対策
医師監修
超速効型(ボーラス)低血糖対策ノボラピッド(インスリンアスパルト)|「いつ打つ?」が1分でわかる
「食べられないかも」「低血糖が怖い」「単位調整が不安」など、よくある悩みの答えをこのページにまとめました。
・ノボラピッド いつ打つ
・単位 調整 目安
・低血糖 対処
自己判断の大きな変更は危険。
不安があれば医師に相談を。
インスリンアスパルト(ノボラピッド)とは
インスリンアスパルトは、ヒトインスリンの一部を改変して吸収を速めた超速効型(ボーラス)インスリンです。 食後高血糖のピークに合わせやすく、1型糖尿病の強化療法や、2型糖尿病で食後高血糖が強い場合に用いられます。
- いつ打つ?(食直前/直後の考え方)
- 低血糖が怖い(症状・15-15ルール)
- しこりができる(注射部位ローテーション)
- 保管・持ち歩き(温度・凍結NG)
作用機序
インスリン受容体に結合し、肝臓での糖新生抑制・筋/脂肪での糖取り込み促進を通じて血糖を下げます。 アスパルトは皮下からの吸収が速く、食後ピークを抑えるのに向きます。
- 食後高血糖の抑制に有利
- 食直前投与で日常に合わせやすい
- CGM/SMBGで微調整しやすい
- 基礎:空腹時血糖を支える
- ボーラス:食後の追加でピークを抑える
効果・適応
1型糖尿病の食事時インスリン補充、2型糖尿病の食後高血糖是正などに用います。 HbA1cだけでなく、血糖変動(食後スパイク/低血糖)も含めて整えることが大切です。
| 対象 | 主な目的 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 1型糖尿病 | 食事ごとの補充 | 食後高血糖の抑制、血糖変動の平準化 |
| 2型糖尿病 | 食後ピーク対策 | 食後血糖低下、HbA1c改善(個別化が重要) |
使い方(タイミング・注射部位・手技)
投与タイミング(いちばん多い検索)
食事量が読みにくい/食べられない可能性がある場合は、主治医の指示の範囲で食直後に調整することがあります。
注射部位ローテーション(しこり予防)
腹部・大腿・上腕・臀部をローテーションし、毎回少しずつ場所をずらすことで皮下脂肪肥厚を防ぎます。 しこりがある部位は吸収が不安定になりやすいので注意が必要です。
- 腹部:比較的速い
- 上腕・大腿:中等度
- 臀部:やや遅い
- 針は毎回交換(感染・詰まり予防)
- 打ち終わりは数秒待ってから抜く(漏れ対策)
- 強い痛み/出血/腫れが続く場合は相談
低血糖:症状と対処(15-15ルール)
症状: ふるえ、冷や汗、動悸、空腹感、頭痛、集中力低下、眠気など。重症ではけいれん・意識障害。
- ブドウ糖 15g(タブレット/砂糖/ジュースなど)
- 15分後に再チェックし、まだ低ければ再度15g
- 食事まで時間が空くなら補食を追加
※意識障害がある場合は経口摂取を避け、救急要請が必要です。
保管方法・取り扱い
- 未開封:冷蔵(2〜8℃)が一般的/凍結は不可
- 開封後:室温で使用できる期間は製品ごとに規定(直射日光・高温回避)
- 針の使い回し・共有は厳禁
※詳細な日数・条件は添付文書と医師の指示に従ってください。
禁忌・注意事項・相互作用
禁忌(例)
- 低血糖発作時
- 成分/添加物に対する重篤な過敏症
注意が必要な状況
- 腎・肝機能低下/高齢者:低血糖リスク
- 運動量・食事量・飲酒の変化
- 薬の追加/中止(相互作用)
保険適用・費用の目安
ノボラピッドは保険適用です。自己負担は保険種別・使用量・自己測定/CGMの有無などで変わります。
- 低血糖の原因整理(食事/運動/飲酒/単位)
- 注射部位チェック(しこり/吸収不安定)
- 生活に合う薬剤選択(フィアスプ/ルムジェブ等も含め相談)
受診の目安(この症状/状況なら相談推奨)
- 低血糖を繰り返す/夜間低血糖が疑われる
- 注射部位のしこりが増えた/効き方が日によってバラつく
- 食事量が不安定(外食・シフト勤務・体調不良が多い)
- 薬が増えた/変わった(相互作用が不安)
- 血糖記録(SMBG/CGM画面)
- 注射量・時間・食事内容のメモ(数日分でOK)
- お薬手帳・使用中の針/ペン情報
よくある質問
Q. 食事量が読めないときは?
A. 食直後投与や分割投与で対応することがあります。低血糖歴がある方は特に慎重に。安全のため医師に相談をおすすめします。
Q. 外食や運動時のコツは?
A. 炭水化物量が不明なときは少なめから開始し、追加投与や補食で調整します。運動前後は低血糖に注意してください。
Q. フィアスプ(Fiasp)との違いは?
A. 同じアスパルト系でも、立ち上がりや投与許容が異なります。生活パターンと低血糖歴で適した製剤を選びます。
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