インフルエンザA型変異株「サブクレードK」流行について
今シーズンのインフルエンザA型(H3N2)では、新しい系統である 「サブクレードK(K亜系統)」が国内外で増えています。 当院をご利用いただく皆さまに向けて、現時点での概要と当院の方針をお知らせします。
時点の情報です。今後の知見に応じて内容を更新する場合があります。
サブクレードKとは?(流行の特徴)
サブクレードKは、インフルエンザA型H3N2の中の新しい系統で、 今シーズンの流行株の多くを占めつつあると報告されています。
主な特徴として、次のような点が指摘されています。
- 例年と比べて流行開始がやや早い地域がある
- これまでのA型H3N2と比べて、ワクチン株と一部で性質(抗原)が異なる(抗原ドリフト)
- 日本を含む複数の国・地域で、A型の中でもサブクレードKが主流になりつつある
サブクレードKだからといって、症状が極端に重くなるわけではありませんが、 流行のスピードや患者数の増加には注意が必要です。
0th CLINIC日本橋でできること(インフルエンザ外来の特徴)
- 日本橋駅・茅場町駅・東京駅八重洲口から徒歩圏内で、仕事帰りの受診もしやすい平日夜20時までの診療日あり
- 症状に応じてインフルエンザ迅速抗原検査・PCR検査を行い、オセルタミビル(タミフル) や イナビル などの抗インフルエンザ薬をガイドラインに沿って処方
- インフルエンザワクチン接種 と、家族内・職場内クラスター対策としての 予防投与(内服による予防) にも対応
- 受験生・ご家族向けの 受験サポート外来(感染症対策・睡眠ケア) も併設し、「試験日までの健康管理」をトータルでご相談可能
- 発熱ページ や インフルエンザ総合ページ から、受診の目安・検査の流れ・登校・出社の目安も事前に確認できます
発熱・のどの痛み・関節痛などがある場合は、来院前にLINEでの予約・事前問診にご協力ください。 待合での滞在時間をできるだけ短くし、安全に診療できるよう調整しています。
今シーズンのワクチンとの関係性
今シーズンのインフルエンザワクチンは、サブクレードKが広がる前に選ばれた株をもとに製造されており、 現在流行しているサブクレードKとは一部で“ずれ”(ミスマッチ)があると考えられています。
- 感染・発症予防効果: サブクレードKに対しては、ワクチンによる発症予防効果がやや低くなる可能性が指摘されています。
- 重症化予防効果: 一方で、肺炎や入院などの重症化を防ぐ効果は引き続き期待できると考えられており、 各国の公的機関もワクチン接種を推奨しています。
- シーズン中に一度インフルエンザにかかった方でも、他の型(A/H1N1やB型)の流行に備えて、 ワクチン接種を済ませておくことが望ましいとされています。
65歳以上の方、妊娠中の方、心臓病・慢性肺疾患・糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方、小児の方は、 サブクレードKの流行にかかわらず、今シーズンもインフルエンザワクチンの接種を強くお勧めします。
➤ 詳しい料金・接種スケジュールは インフルエンザワクチンページ をご覧ください。
抗インフルエンザ治療薬との関係性
現時点の監視結果では、サブクレードKを含むA型H3N2に対し、 主要な抗インフルエンザ薬(オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、バロキサビルなど)への感受性は概ね保たれています。 広い範囲で耐性が問題になっているという報告は、現在のところありません。
- 高熱や全身倦怠感が強い場合、発症からできるだけ早い時期(目安:48時間以内)に抗インフルエンザ薬を開始すると、症状の期間短縮や合併症のリスク低減が期待できます。
- 特に、高齢者・基礎疾患のある方・妊娠中の方・小児では、早期の受診と治療が重要です。
- 耐性の状況は今後変化する可能性があるため、当院では厚生労働省や各学会・国際機関の情報を確認しながら、薬剤の選択を行います。
➤ 当院でよく使用する抗インフルエンザ薬についての解説:
オセルタミビル(タミフル)のページ /
イナビルのページ
インフルエンザ検査で「サブクレードK」はどう見つかる?
サブクレードKかどうかは、通常のクリニックで行う検査だけでは区別できません。 当院を含む多くの医療機関で実施している 迅速抗原検査やPCR検査では、「A型インフルエンザ(H3N2)」として検出されます。
- サブクレードKかどうかの詳しい区別は、国や自治体の衛生研究所・大学などでの遺伝子解析(ゲノム解析)によって行われます。
- 日常診療の場では、検査結果の「A型インフルエンザ陽性」には、現在流行している系統も含まれている前提で、ガイドラインに沿って治療や自宅療養の期間の説明を行います。
➤ 検査の流れ・登校・出社の目安は インフルエンザ総合ページ で詳しくまとめています。
受診の目安と、当院からのご案内
以下のような場合は、早めの受診をご検討ください。
- 38℃以上の発熱が続く、または急に悪寒・関節痛・頭痛が出てきた
- 息苦しさ、胸の痛み、強い倦怠感がある
- 水分が取れない、尿量が極端に少ないなど、脱水が疑われる
- 高齢者・基礎疾患のある方・妊娠中の方・乳幼児で、「いつもと様子が違う」と感じる
発熱時のセルフケアや受診の目安の詳細は、当院サイト内の 「発熱」ページ もあわせてご参照ください。
受診方法や混雑状況は日によって異なります。
発熱外来は予約制・承認制でのご案内となりますので、
下記のLINE予約から事前にお申し込みください。
