コラム

【医師監修】ロキソニンを毎日飲む人へ|胃薬(PPI/タケキャブ)は必要?NSAID胃炎の予防と受診目安

【医師監修】ロキソニンを毎日飲む人へ|胃薬(PPI/タケキャブ)は必要?NSAID胃炎の予防と受診目安
【医師監修】ロキソニンを毎日飲む人へ|胃薬(PPI/タケキャブ)は必要?NSAID胃炎の予防と受診目安|0th CLINIC 日本橋

ロキソニンを毎日飲む人へ:胃薬(PPI/タケキャブ)は必要?NSAID胃炎の予防と受診目安

「痛み止めが欠かせない」「毎日飲んでいるけど胃が心配」——そんな方へ。
このコラムでは、胃を守るべき人の見分け方やりがちNG効果判定受診のタイミング対話形式(対話型)×チェック表(整理型)×根拠・監修(信頼型)でまとめます。

保険診療の相談可 消化器の受診目安 日本橋駅 徒歩3分 最終更新:2026年2月1日

※本記事は一般情報です。症状や併用薬により最適解は変わります。危険サインがある場合は至急受診してください。

結論(3分で要点)

胃を守るのが特に大事な人

  • 潰瘍・出血の既往がある
  • 65歳以上でNSAIDsを使う(短期でも注意)
  • 抗凝固薬/抗血小板薬ステロイドSSRI等を併用している
  • NSAIDsを長期・高頻度に使っている

→ 胃薬(PPI/P-CAB等)の併用や、薬の見直しを医師と相談しましょう。

まず「やめてほしい」NG

  • ロキソニン+別のNSAIDs(市販の痛み止め等)を重ねる
  • 空腹で服用、飲酒とセット、脱水(発熱・下痢)で服用
  • 痛みが続くのに増量・連用で押し切る

→ 胃だけでなく、腎機能・血圧にも影響が出ることがあります。

この症状があれば急いで受診(救急含む)

  • 黒色便吐血、強いふらつき・動悸(出血の可能性)
  • みぞおちの強い痛みが続く/食欲低下・体重減少が続く
  • 貧血を指摘された、息切れが増えた

よくある疑問(対話型)

患者さん ロキソニンを毎日飲んでいます。胃薬って必要ですか?
医師 「全員が必須」ではありませんが、潰瘍歴・65歳以上・抗凝固薬/抗血小板薬・ステロイド/SSRI併用などがあれば 胃を守る薬(PPIなど)を検討します。まずは下のチェック表でリスクを確認しましょう。
患者さん 痛みが続くので、量を増やしてもいいですか?
医師 むやみに増やす前に、痛みの原因が「炎症」かどうか再評価が必要です。効かない場合は、 ①診断の見直し ②代替薬(例:アセトアミノフェン等) ③胃薬併用の要否 ④検査(画像/血液)を検討します。
患者さん 胃がムカムカします。様子見でいい?
医師 軽い胃もたれでも、NSAIDsを毎日使う方は早めに相談がおすすめです。黒色便・吐血があれば至急です。

ロキソニン(NSAIDs)は、なぜ胃に負担がかかる?

NSAIDs(ロキソニン等)は痛み・炎症を抑える一方で、胃粘膜を守るはたらきに関わる経路も抑えるため、 胃炎〜胃・十二指腸潰瘍、ときに出血につながることがあります。

胃症状がなくても、出血が進んでから気づくケースがあります(貧血・黒色便など)。

今日からできる負担軽減

  • なるべく食後に服用(コップ1杯の水)
  • 脱水(発熱・下痢)や大量飲酒の日は安易に使わない
  • 市販薬を含め、NSAIDsの重複を避ける
  • 最小量・最短期間に見直す(継続前提なら受診)

長期で必要な痛みは、原因の見直しが近道です。

あなたは胃薬(PPI/タケキャブ等)が必要?リスク自己チェック(整理型)

該当が多いほど「胃を守る設計」が重要です。あてはまる項目をチェックしてみてください。

リスク要因 具体例
潰瘍・出血の既往 過去に胃・十二指腸潰瘍、消化管出血、貧血の原因が潰瘍だった 等
年齢 65歳以上(短期でも注意)、高齢で併用薬が多い場合
併用薬 抗凝固薬・抗血小板薬、ステロイド、SSRI/SNRI 等
使用状況 NSAIDsを毎日/長期、用量が多い、複数NSAIDsの併用
生活・体調 喫煙、飲酒量が多い、脱水、強いストレス、睡眠不足、胃症状がすでにある
ピロリ菌 未検査/陽性の可能性(潰瘍リスクに影響)
目安:
  • 高リスク(潰瘍/出血歴、抗凝固薬併用など)→ 胃薬(PPI等)+NSAIDs見直しを優先
  • 中リスク(65歳以上、併用薬あり など)→ 胃薬併用を検討
  • 低リスク(短期・併用薬なし)→ まずは最小量・最短期間、症状があれば受診

※リスクの考え方は各種ガイダンスに基づきます(末尾「参考」参照)。

安全な飲み方:NGを避ける(整理型)

やってよい(基本)

  • 原則:食後に服用(十分な水)
  • 痛みが落ち着いたら減量/中止を検討
  • 毎日必要なら、原因の再評価(姿勢/筋・関節/神経/内臓など)
  • 高リスクなら、医師と胃薬併用を相談

避けてほしい(よくあるNG)

  • 空腹時に飲む/飲酒と一緒に飲む
  • 市販の鎮痛薬を足してNSAIDs重複
  • 「効かないから」と自己判断で増量・長期連用
  • 黒色便・吐血などがあるのに様子見

「胃薬」には何がある?(使いどころの整理)

PPI(プロトンポンプ阻害薬)

胃酸分泌を抑え、潰瘍・胃炎の予防/治療で広く用いられます。併用薬や状況で薬剤を選びます。

P-CAB(ボノプラザン:タケキャブ等)

胃酸抑制が強力・安定しやすい選択肢です。NSAIDs関連の胃粘膜障害に用いることがあります。

どれを選ぶかは、症状・リスク・併用薬(抗凝固薬など)で変わります。自己判断で開始せず、必ず相談してください。

効果判定の方法|「効かないかも」と思ったら

効果判定(痛み止めの目標)

  • 痛みが日常生活を妨げないレベルまで下がる
  • 同じ用量で効果が安定する
  • 連用せずに済む方向へ(頻度が減る)

「痛み0」より「安全に、必要最小限」が現実的な目標になることがあります。

効かない時によくある理由

  • 原因が炎症ではない(神経痛、筋膜痛、内臓由来など)
  • 診断がズレている/合併症がある
  • 服用タイミングや生活(睡眠・姿勢・負荷)が影響
  • 連用で副作用(胃/腎/血圧)が出て、別の不調が増える

「効かないかも」と思ったら:安全な次の一手(整理型)

  1. 増量前に:NSAIDsの重複がないか確認(市販薬含む)
  2. 原因の再評価:痛みの部位・性状・持続時間、発熱やしびれ等の併発を整理
  3. 代替案:状況によりアセトアミノフェン等の選択、局所治療、生活・リハビリ介入
  4. 胃の守り:リスクがあれば胃薬併用や検査の相談
  5. 危険サイン(下記)なら早めに受診

※具体的な薬の選択は、診察で安全性(肝腎機能、併用薬、妊娠など)を確認して決めます。

受診の目安(迷ったら早めに)

急いで受診(救急含む)

  • 黒色便吐血
  • ふらつき・動悸・息切れ、強い倦怠感(貧血の可能性)
  • みぞおちの強い痛みが続く
  • 体重減少・食欲低下が続く

クリニックで相談がおすすめ

  • ロキソニン等が毎日必要(または週の大半で必要)
  • 胃もたれ・胸やけ・吐き気などが続く
  • 高リスク(潰瘍歴、65歳以上、抗凝固薬併用など)に該当
  • 痛みの原因がはっきりせず、薬が増えている

0th CLINIC 日本橋でできること(信頼型)

診察で行うこと
  • 症状の整理(いつから・どの程度・悪化要因)
  • 併用薬チェック(抗凝固薬など)
  • 胃薬併用の要否と最適化(PPI/P-CAB等)
  • 必要に応じて胃カメラやピロリ菌評価のご提案
目標

「痛みを抑える」だけでなく、胃・腎臓・血圧への負担を最小化しながら、 根本原因に近づく計画を組み立てます。

よくある質問(FAQ)

Q. ロキソニンは食前・食後どちらで飲む?
一般には食後が推奨です。空腹時は胃の負担が増えやすくなります。胃症状が続く場合は受診をおすすめします。
Q. 毎日飲むなら、胃薬(PPI/タケキャブ)は必ず必要?
全員が必須ではありませんが、潰瘍/出血歴65歳以上抗凝固薬/抗血小板薬ステロイドSSRIの併用などがある場合は、胃を守る処方が重要です。リスクを一緒に確認しましょう。
Q. 市販の痛み止めと併用してもいい?
市販薬の多くもNSAIDsです。重複すると胃腸障害や腎障害などのリスクが上がります。自己判断の併用は避けてください。
Q. 胃薬はいつ飲む?ずっと続けていい?
胃薬のタイミング・期間は薬剤や目的で異なります。一般に「NSAIDsを使う期間だけ」併用する設計が多く、長期継続は定期的な見直しが必要です。
Q. 黒色便・吐血があったらどうする?
消化管出血の可能性があります。至急受診(救急含む)を検討してください。ふらつき・息切れ・動悸がある場合も急ぎます。

医師からのコメント・監修(信頼型)

【医師監修】ロキソニンを毎日飲む人へ|胃薬(PPI/タケキャブ)は必要?NSAID胃炎の予防と受診目安
「NSAIDsを継続する方では、潰瘍リスクの見極め“胃を守る設計”が重要です。
併用薬・生活・基礎疾患まで含めて、安全で続けやすい計画をご提案します。」
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/総合診療医)|0th CLINIC 日本橋 院長
医師紹介:https://0thclinic.com/about/doctor/kuroda
参考(考え方の根拠):NSAIDs/抗血小板薬使用時の消化管リスク評価とPPIによる胃保護、ピロリ菌評価などのガイダンスに基づき整理しています。
(例)NHSのPPI胃保護アルゴリズムには、潰瘍歴、高齢、抗凝固薬/SSRI/ステロイド併用などが高リスク因子として記載されています。

参考(外部)

※臨床判断は個別性が大きいため、最終判断は診察で行います。

0th CLINIC 日本橋 アクセス情報

〒103-0027
東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F

※1F入口で部屋番号「401」を押してお入りください。

■ 日本橋駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「D1出口」

■ 茅場町駅 徒歩5分
東京メトロ日比谷線「12番出口」

※お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

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※本記事は一般情報です。診断・治療は医師の判断に基づいて行われます。緊急性が疑われる場合は至急受診/救急要請を検討してください。

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