NSAID胃炎(ロキソニン等)|原因・症状・治療・予防と受診の目安
NSAID胃炎(ロキソニン等)|原因・症状・治療・予防と受診の目安
「ロキソニンを飲むと胃が痛い」「胃薬は一緒に飲むべき?」— NSAIDsによる胃粘膜障害(NSAID胃炎)は、軽い胃痛から潰瘍・出血まで幅があります。 受診のタイミング、検査(胃カメラ)、治療(タケキャブ/PPI/粘膜保護薬)を、やさしく整理します。
保険診療
消化器内科
日本橋駅 徒歩3分
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NSAID胃炎とは(ロキソニン等で起こる胃粘膜障害)
ロキソニンなどのNSAIDsは痛みや炎症を抑える一方で、 胃を守る仕組み(粘膜バリア)を弱めやすいため、胃粘膜が傷つきやすくなります。 軽い胃痛・胸やけから、潰瘍や出血まで幅広く起こり得ます。
今日からできること
- なるべく食後に服用・十分な水で飲む
- 飲酒・空腹時服用を避ける/自己判断で増量しない
- 症状が続く/悪化するなら早めに受診
起こしやすい人(リスク要因)
| リスク要因 | 例 |
|---|---|
| 既往歴 | 過去の胃・十二指腸潰瘍や消化管出血 |
| 年齢 | 65歳以上 |
| 併用薬 | 抗血小板薬・抗凝固薬・ステロイド・SSRI など |
| 用量/期間 | NSAIDsの高用量・長期使用 |
| H. pylori | ピロリ菌感染が疑わしい/未評価 |
※ 一つでも当てはまる場合、胃を守る薬(PPI/ボノプラザン等)の併用や、薬の見直しを検討します。
主な症状(こんな時はご相談を)
- みぞおちの痛み・重さ、胸やけ・呑酸
- 食欲低下、胃もたれ、吐き気
- 貧血っぽい(ふらつき・動悸・息切れ)
🚩 緊急受診を検討(警告症状)
- 黒色便・吐血
- 強い腹痛、冷汗、ぐったりする
- 体重減少が続く/飲み込みづらい
※ 症状が強い・急激に悪化する場合は救急要請も検討してください。
「今すぐ受診」か「まず相談」か:チェック
当日〜近日の受診をおすすめ
- 黒色便・吐血・貧血症状(ふらつき/動悸)がある
- 腹痛が強い、食事が取れない
- NSAIDsが増量・長期化している
まずは相談(治療の最適化)
- 胃痛・胸やけが2週間以上続く/やめると再燃
- 併用薬が多く、飲み合わせが心配
- 潰瘍歴・H. pylori未評価で、予防を整えたい
診断・検査:必要なときに、必要なだけ
主な検査
- 上部消化管内視鏡(胃カメラ) :胃炎・潰瘍・出血の確認、必要に応じて生検
- ピロリ菌検査 :陽性なら除菌も検討
受診でできること
- 症状・服薬歴・併用薬の確認(お薬手帳が安全)
- 胃薬(PPI/ボノプラザン/粘膜保護)の最適化
- NSAIDsの用量・期間・代替の検討(処方元と連携)
治療:胃を守る処方+原因評価+生活調整
薬物療法の例(医師が状態に合わせて選択)
- タケキャブ(ボノプラザン):酸分泌を強力・安定に抑制
- PPI:酸分泌抑制の標準治療
- H2ブロッカー:夜間症状や補助に
- 粘膜保護薬:粘膜防御の補助
生活の工夫
- 空腹時の鎮痛薬は避ける(可能なら食後)
- 飲酒は控えめに/自己増量しない
- 長期服用が必要なら予防内服を主治医と相談
※ 併用薬・基礎疾患・妊娠/授乳などにより、適した薬・用量は異なります。必ず医師にご相談ください。
再発予防(長くNSAIDsが必要な方へ)
- リスク(年齢・潰瘍歴・併用薬)を踏まえた予防的な胃薬併用
- H. pylori陽性なら除菌を検討
- NSAIDsは最小有効量・最短期間、代替薬の相談
- 自己中断や飲み忘れを避け、再燃したら早期受診
よくある質問(FAQ)
ロキソニンは食前・食後どちら?
一般に食後が推奨です。空腹時は胃の負担が増えます。胃痛・胸やけが続く場合は受診し、胃薬の併用や処方の最適化を相談してください。
タケキャブ(ボノプラザン)はNSAID胃炎の予防に有効?
酸分泌を強力・安定して抑える薬で、治療や予防として用いられることがあります。適応・用量はリスク(潰瘍歴、併用薬など)で変わるため診察で判断します。
胃カメラは必ず必要?
黒色便・吐血・貧血・体重減少・嚥下困難などの警告症状がある場合、または症状が長引く/再燃する場合は検討します。
ピロリ菌は関係ある?
ピロリ菌感染は潰瘍や出血リスクに関与します。未評価なら検査を検討し、陽性なら除菌治療を相談します。
👉 科全体の質問は 消化器内科FAQ へ。 薬固有の疑問は タケキャブFAQ をご参照ください。
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👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「NSAIDsが欠かせない方ほど、潰瘍リスクの見極めと胃を守る処方が大切です。 生活や併用薬まで含め、安全で続けやすい計画をご一緒に設計します。」
監修:黒田 揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋)
※本ページは一般情報であり、個別の診断・治療は診察に基づき判断します。
※本ページは一般情報であり、個別の診断・治療は診察に基づき判断します。
※本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、診断・治療の代替ではありません。 黒色便・吐血・強い腹痛など緊急性が疑われる場合は、早急に医療機関の受診または救急要請をご検討ください。
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