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アルツハイマー病とシングリックス(帯状疱疹ワクチン)|「認知症リスク低下」の研究は本当?

アルツハイマー病とシングリックス(帯状疱疹ワクチン)|「認知症リスク低下」の研究は本当?|0th CLINIC 日本橋

アルツハイマー病とシングリックス(帯状疱疹ワクチン)
「認知症リスクが下がる」研究はどこまで本当?

帯状疱疹ワクチン(特に Shingrix:シングリックス)接種と、将来の認知症リスク低下“との関連”を示す研究が増えています。
このコラムでは、分かっていること/まだ分からないことを整理し、ワクチン外来としての現実的な選択肢をご案内します。

🧠 認知症予防の最新トピック 🦠 帯状疱疹(VZV)と炎症 💉 シングリックス相談(自費/条件付き助成) 📍 日本橋・東京駅・茅場町

なぜ「帯状疱疹」と「認知症」が結びつくの?

帯状疱疹は、水ぼうそうの原因ウイルス(Varicella-Zoster VirusVZV)が体内で再活性化して起こります。
再活性化時には、局所の皮膚症状だけでなく、全身の炎症反応が強まることがあります。

仮説:神経炎症(neuroinflammation)・血管イベント・免疫の影響

研究領域では、帯状疱疹の再活性化が引き金となる炎症や、(一部では)神経系・血管系への影響が、長期的な脳の健康に関わる可能性が議論されています。
そのため、「帯状疱疹を予防できるなら、将来の認知症リスクにも良い影響があるのでは?」という観点で研究が進んでいます。

✅ ポイント:現時点で“確実にアルツハイマーを防ぐ”と断定できる段階ではありません。
ただし、帯状疱疹ワクチン接種と「認知症リスク低下の関連」を示すデータが複数報告され、注目が集まっています。

最新研究:ワクチン接種と認知症リスク低下の報告

近年、電子カルテデータ等を用いた大規模研究で、帯状疱疹ワクチン接種と認知症発症の関係が解析されています。
特にShingrix(組換えサブユニットワクチン)に関して、認知症リスクが低い群と関連する報告が出ています。

研究のタイプ 大規模データ解析(観察研究/自然実験)
示唆されていること 帯状疱疹ワクチン接種後の一定期間、認知症診断の確率が低い(または診断までの時間が延びる)との報告
重要な注意点 関連(association)の報告が中心で、因果(causation)確定ではない
注目ポイント 「帯状疱疹を防ぐ」以外の利益(脳健康)を示唆する研究が増加
現実的メリット 確立しているのは帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛(PHN)予防

誤解しやすいポイント(因果関係は?)

「ワクチン=認知症予防薬」ではありません

これらの研究は非常に興味深い一方で、まだ因果関係の確定には至っていません。
例えば、ワクチン接種を受ける人は、健康意識が高い・医療アクセスが良い等、別の要因が影響する可能性があります(研究側でも統計的に調整されています)。

✅ 当院のスタンス:
「帯状疱疹予防としてのメリットが大きい」ことをベースに、
その上で“認知症リスク低下の可能性”も含めて分かりやすく説明し、納得して接種を検討できるようサポートします。

“ワクチンは最強のアンチエイジング”は本当?

「ワクチンが最強のアンチエイジング」という表現はやや刺激的ですが、言いたい本質はこうです:
感染症を防ぐことは、炎症・入院・体力低下・合併症(心血管イベント等)の連鎖を減らし、健康寿命に寄与しうるという点です。

大人の“予防設計”の例(ワクチン外来で整理できます)

  • 💉 帯状疱疹(シングリックス)
  • 💉 インフルエンザ(毎年)
  • 💉 COVID-19(推奨に合わせて)
  • 💉 肺炎球菌(年齢・基礎疾患で)
  • 💉 破傷風(外傷歴や渡航などで見直し)

目的は「若返り」ではなく、“不意の感染で生活が崩れるリスク”を下げること。
そして結果として、脳・心血管・筋力などの“総合的な老化リスク”を減らす、という考え方です。

当院のワクチン外来:シングリックス相談へ

「自分はシングリックスを受けるべき?」「副反応は?」「費用は?」「自治体助成は対象?」——
こうした疑問に、医学的な前提から整理してご案内します。

接種回数 2(原則、一定間隔をあけて)
期待できること 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防(ここは確立)+ 認知症リスク低下“との関連”が報告
副反応 注射部位の痛み・発赤、発熱、倦怠感など(短期間で改善することが多い)
自治体助成について 助成の有無・対象は「自治体」「住民票」「年齢」「年度」「接種スケジュール」等で変わります
対象外の場合は自費(全額自己負担)になります。
※「区の補助が受けられない」ケース(年齢・居住地・申請タイミング等)は珍しくありません。
✅ こんな方は「まず相談」がおすすめ
帯状疱疹が心配(周囲で増えている/過去に痛かった)
親の介護が始まった/認知症が気になってきた
・健康診断は良いが、“予防の設計”ができていない
・自治体助成の対象かどうか自分では判断が難しい

FAQ:よくある質問

「予防できる」と断定する段階ではありません。
ただし、帯状疱疹ワクチン接種と認知症リスク低下“との関連”を示す報告が複数あり、研究が進んでいます。
当院では、確立している帯状疱疹予防のメリットをベースに、最新知見も踏まえて一緒に検討します。

推奨年齢や公的な扱いは国・地域で異なります。
目安としては「年齢」「基礎疾患」「免疫状態」「既往(帯状疱疹歴)」などで判断します。
まずは問診で、あなたにとっての優先度を整理しましょう。

注射部位の痛み・腫れ、発熱、倦怠感などが起こることがあります。多くは短期間で軽快します。
仕事や予定に合わせて、接種日程を調整する方も多いです。既往歴やアレルギーがある方は事前にご相談ください。

助成は自治体・年度・年齢・住民票・申請手続きなどの条件があります。
対象外の方は助成が受けられません(自費になります)。
当院では、該当する可能性がある条件の整理と、接種スケジュールの組み方も含めてご案内します。

帯状疱疹だけでなく、インフルエンザ、肺炎球菌、COVID-19など、大人の予防接種を“棚卸し”して、 あなたの生活・年齢・基礎疾患・家族背景に合わせた優先順位を作ります。
「何をいつ受けるべき?」を一緒に整理する外来です。

※本ページは一般的な医療情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療を置き換えるものではありません。症状や既往歴により最適な判断は異なります。
※「認知症リスク低下」は研究で示唆されている段階で、効果を保証するものではありません。

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