お知らせ

診療報酬加算算定開始のお知らせ

診療報酬加算算定開始のお知らせ
(外来感染対策向上加算・発熱患者等対応加算・外来後発医薬品使用体制加算)

当院では、患者様に安心・安全な医療を提供するため、厚生労働省が定める施設基準に基づき体制整備を行い、
令和7年9月より以下の診療報酬加算を算定させていただきます。

  • 外来感染対策向上加算
  • 発熱患者等対応加算
  • 外来後発医薬品使用体制加算

診療内容に応じて、患者様の自己負担額がわずかに増える場合がございますが、
より安全で質の高い診療を継続するためのものです。ご理解のほどお願い申し上げます。


1.外来感染対策向上加算について

当院は、厚生労働省が定める「外来感染対策向上加算」の施設基準を満たし、地方厚生局への届出を行っております。
この加算は、組織的・継続的に感染防止対策に取り組んでいる診療所に対して認められるものです。

  • 対象:当院外来を受診されたすべての患者様
  • 算定:お一人につき月1回 6点

当院の外来感染対策の主な取り組み

  • 受診歴の有無にかかわらず、
    発熱や咳、のどの痛み、発疹、下痢など感染症を疑う症状のある方の外来診療に対応しています。
  • 風邪症状・発熱など感染症が疑われる患者様については、一般診療の患者様とできるだけ
    時間的・空間的に動線を分けた診療スペースで対応します。
  • 院長を「院内感染管理者」と定め、スタッフ全員で感染対策に取り組んでいます。
  • 職員向けの感染対策研修を定期的に行い、手指衛生・マスク着用・個人防護具の使用・環境整備などの 知識と実践を継続的にアップデートしています。
  • 抗菌薬(抗生物質)は、厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」等に沿い、
    必要な方に必要な期間のみ使用する適正使用を徹底しています。
  • 近隣の医療機関・専門病院と連携し、必要に応じて感染対策に関する助言や情報提供を受け、
    院内感染対策の質の向上に努めています。

感染防止のため、マスク着用や問診の徹底、待合スペースの分離など、患者様にご協力をお願いする場合がございます。
ご不便をおかけいたしますが、皆様の安全のためご理解とご協力をお願い申し上げます。


2.発熱患者等対応加算について

「発熱患者等対応加算」は、外来感染対策向上加算の届出医療機関において、
発熱や呼吸器症状、発疹、消化器症状など、感染症が疑われる症状を有する患者様に対して、適切な感染防止対策を講じたうえで診療を行った場合に算定される加算です。

  • 対象:発熱・咳・のどの痛み・発疹・下痢など、感染症が疑われる症状のある患者様
  • 算定:初診または再診時に、月1回 20点

当院では、これらの患者様に対して、マスク・手袋・フェイスシールド等の防護具の使用、診察場所や時間帯の調整、換気や消毒の強化などを行い、他の患者様やスタッフへの感染拡大を防ぎながら診療を行っております。


3.外来後発医薬品使用体制加算について

当院では、先発医薬品と同等の有効成分・効果が期待できる後発(ジェネリック)医薬品の使用を積極的に推進しており、 「外来後発医薬品使用体制加算」に係る届出を行っております。

後発医薬品を適切に活用することで、

  • 医療費自己負担の軽減
  • 医療保険財政の安定化

が期待されます。

また、近年問題となっている医薬品供給不足に対しては、患者様に必要なお薬を確保するため、以下のような対応を行います。

  • 供給不足が生じた医薬品について、
    同等または類似の効果が期待できる代替薬への変更を検討・提案します。
  • 用量や投与日数を調整することで、現在の処方を継続できる場合には、医師が安全性を確認した上で調整を行います。
  • こうした観点から、当院では必要に応じて成分名(一般名)で記載した院外処方箋を発行することがあります。

今後も、感染対策の強化と適切な薬物療法を通じて、患者様が安心して通院できる体制づくりに努めてまいります。
ご不明な点がございましたら、スタッフまでお気軽にお尋ねください。

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