片側麻痺・呂律障害(言葉が出にくい)|今すぐ受診の目安・初期対応
片側麻痺・呂律障害(言葉が出にくい)
ある瞬間から片側の手足が力が入らない・しびれる、顔がゆがむ、呂律が回らない/言葉が出ない――これは脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)のサインです。
治療の有効時間が限られるため、発症時刻の記録と速やかな受診がとても重要です。
今すぐ119 / 救急受診の目安
🚑 ためらわず救急へ
- 片側の手足が突然動かない/力が入らない・しびれが強い
- 呂律が回らない/言葉が出ない/理解できない・顔の片側が垂れる
- 突然の激しい頭痛・意識障害・けいれん
- 見え方の異常(片側が見えない・二重に見える)
- 症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す(TIAを強く疑う)
発症時刻が重要です。いつから悪くなったか(最終正常時刻)を覚えておき、救急隊へ伝えてください。
BE-FAST:セルフチェック
- B(Balance):ふらつく/立てない
- E(Eyes):片側が見えない/二重に見える
- F(Face):顔の片側が下がる・ゆがむ
- A(Arm):片腕が落ちる/力が入らない
- S(Speech):呂律が回らない/言葉が出ない/理解できない
- T(Time):時間との勝負。1つでも当てはまればすぐ受診
発症時にまずやること
- 最終正常時刻(いつから症状が出たか/最後に元気だった時刻)を記録
- 119番へ通報(移動時の転倒リスク回避・治療機会を逃さない)
- 内服一覧・アレルギー歴・既往歴(抗凝固薬の有無が重要)を準備
- 食事は控える(誤嚥予防)/意識低下時は体位保持
よくある原因と鑑別
主な疾患
- 脳梗塞(血管の詰まり)/TIA(一過性)
- 脳出血・くも膜下出血
- 心原性塞栓(心房細動などの不整脈由来)
似た症状を起こすもの
- けいれん後の麻痺(Todd麻痺)
- 片頭痛(前兆性)
- 低血糖・電解質異常
- 機能性神経症状 など
当日受診の目安(救急でない場合)
- 症状が数分〜数十分で改善した(TIAを疑う)
- 軽い口もつれ/違和感が残るが、増悪はない
- 動悸・不整脈の自覚があり、ふらつきが断続的にある
症状が消えても原因の評価が必要です(再発予防のため)。
当院でできる初期対応
- トリアージ:緊急度判定のうえ、救急要対応なら直ちにご案内
- 当日可能な検査:採血(炎症・電解質・血糖)/心電図(不整脈評価)/頸動脈・下肢静脈などの超音波
- 画像検査連携:頭部CT/MRIは提携機関へ即日〜翌日で手配
- 再発予防の設計:危険因子(血圧・脂質・糖尿病・不整脈・喫煙等)の見直しと専門科連携
急性期治療(血栓溶解療法/血管内治療)の適応判断が必要な場合は、救急搬送を優先します。
よくある質問(要点)
症状が数分で治りました。受診は必要?
必要です。TIAでも数日以内の脳梗塞リスクが高いことがあります。早めに原因を確認し、再発予防を始めます。
家族が呂律不良。どう付き添う?
まず119。最終正常時刻・内服薬・既往歴・アレルギーを伝えられるよう準備を。食事/水分は誤嚥の恐れがあるため控えましょう。
心房細動があり不整脈の自覚があります。
脳梗塞リスクが高い状態です。内服(抗凝固)や脈のコントロールの適正化を専門医と相談しましょう。脈が不規則も参照。
受診や相談は、LINEで24時間
最短でご返信します。発症時刻・症状の推移・既往歴・内服(特に抗血小板/抗凝固薬)をご準備ください。
