歯の食いしばり・歯ぎしり|顎の痛み・頭痛・肩こりとの関係と受診の目安
朝起きると顎がだるい・歯がしみる…それは「歯の食いしばり・歯ぎしり」かもしれません。
就寝中や日中の作業中に無意識に歯を強く噛みしめている状態を「食いしばり」「歯ぎしり」と呼びます。
歯だけでなく、顎関節・咬筋・こめかみ・首肩の筋肉に負担がかかり、頭痛や肩こり、睡眠の質低下につながることもあります。
銀座線・東西線・京葉線沿線からも通院しやすい立地です。
歯の食いしばり・歯ぎしり(ブラキシズム)は、多くの方が自覚しにくい習慣です。 「私は歯ぎしりしていないと思う」とおっしゃる方でも、歯がすり減っている・欠けている・顎がだるいといったサインが見つかることは少なくありません。
また、強い食いしばりにより咬筋・側頭筋・首肩まわりの筋肉が慢性的に緊張すると、 緊張型頭痛や肩こり、目の疲れを悪化させることがあります。 日本橋の0th CLINICでは、歯科と連携しつつ、頭痛・首肩こり・睡眠の質まで含めた評価と、 エラ(咬筋)ボトックスや首肩ボトックスなどの治療のご相談を承っています。
歯の食いしばり・歯ぎしりとは?
歯の食いしばり・歯ぎしりは、必要以上に強い力で上下の歯を接触させている状態です。 睡眠中にガリガリと音の出る「歯ぎしり」だけでなく、日中に無意識にグッと噛みしめているパターンも多く見られます。
一見「クセ」のように思えますが、放置すると 歯の破折・知覚過敏・顎関節症・頭痛・首肩こり・睡眠の質低下など、全身の不調につながることがあります。
主な症状とセルフチェック
よくみられる症状
- 朝起きたときに顎がだるい・痛い
- 歯がすり減っている・欠けたことがある
- 知覚過敏(冷たいものがしみる)が強くなった
- こめかみ・頬・エラのあたりが張っている感じがする
- 頭痛・肩こり・首こりが慢性的に続く
- 家族から「寝ている間に歯ぎしりしている」と言われた
かんたんセルフチェック
- 何もしていないとき、上下の歯は離れていますか?
常にどこかが触れている場合は、食いしばりのクセがあるかもしれません。 - 頬の内側に噛んだ跡(白い線)がついている
- 歯の先端がギザギザではなく、平らにすり減っている
- エラ(咬筋)が硬く盛り上がっていて、触ると痛い
いくつも当てはまる場合、歯科での評価+全身のバランスチェックをおすすめします。
頭痛・首肩こりとの関係
強い食いしばりにより、咬筋・側頭筋・首肩の筋肉が常に緊張した状態になると、 緊張型頭痛や首肩こりを悪化させることがあります。
- こめかみがズキズキ/重い → 側頭筋の過緊張
- エラの張り・顎の疲れ → 咬筋の過緊張
- 首の後ろ〜肩の張り → 僧帽筋・後頸筋群の緊張
0th CLINICでは、緊張型頭痛・ 片頭痛など頭痛全体の中で、 食いしばりがどの程度関わっているかを評価し、必要に応じて エラ(咬筋)ボトックスや 首・肩こりボトックスなども組み合わせて検討します。
原因(ストレス・噛み合わせ・筋緊張など)
ストレス・自律神経の影響
食いしばり・歯ぎしりは、ストレスや緊張、不安などと関係が深いとされています。
- 仕事や人間関係のストレス
- 睡眠の質の低下・寝不足
- 日中も常に緊張感が抜けない
自律神経のバランスが乱れることで、無意識に筋肉へ力が入りやすくなると考えられています。
噛み合わせ・歯列・生活習慣
- 歯列不正・噛み合わせの問題(歯科領域)
- 片側だけで噛むクセ・頬杖・うつ伏せ寝
- 日中の「上下の歯を常にくっつけている」習慣
歯科での評価・マウスピース(ナイトガード)などと、生活習慣・姿勢・筋緊張の調整を組み合わせることが重要です。
どこを受診すべき?歯科と内科・神経内科の役割
0th CLINICで行う治療・サポート
1. まずは評価・生活調整
- 頭痛・首肩こり・睡眠・ストレス状況の整理
- 日中の「歯を離す」トレーニング(NRT:No clenching, Relax, Tongue up など)
- PC作業時の姿勢・モニター位置・休憩の入れ方の見直し
- 睡眠衛生(寝る前のスマホ・カフェイン・アルコール)の調整
2. ボトックス治療の選択肢
症状やご希望によって、以下のようなボツリヌス毒素注射を検討します(自由診療)。
- エラ(咬筋)ボトックス
食いしばりの力を少し弱め、顎の疲労やエラの張り感を軽くする狙い。 - 首・肩こりボトックス
僧帽筋や後頸筋群の過緊張をやわらげ、緊張型頭痛や肩こりの緩和を目指します。
※ ボトックス治療は「クセそのものを0にする」ものではなく、負担を減らして生活しやすくする補助的な選択肢です。歯科でのマウスピースなどと組み合わせると効果的な場合があります。
受診の目安|様子見でよい場合・早めに相談したい場合
様子を見ながらセルフケアでもよいことが多いケース
- ときどき顎がだるい程度で、生活に大きな支障はない
- 歯科でナイトガードを作り、ある程度症状が落ち着いている
- ストレスの多い時期だけ一時的に症状が強くなる
当院や歯科への受診をおすすめしたいケース
- 頭痛・首肩こりが慢性的に続き、仕事や家事に支障が出ている
- 歯がよく欠ける・知覚過敏が強いのに、原因がはっきりしない
- ナイトガードを使っても顎の疲れが改善しない
- 睡眠の質が悪く、日中のだるさ・集中力低下が気になる
「歯科だけでなく、頭痛や首肩こりもまとめて相談したい」という場合は、当院へお気軽にご相談ください。
関連ページ・治療のご案内
食いしばりと関連しやすい症状・治療のページもあわせてご覧ください。
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「どこに相談すればよいか迷っている」という段階でも構いません。
状況を整理したうえで、歯科と連携しながら最適な治療ルートをご提案します。
