【皮膚科医師監修】傷跡を残さないヘルペス治療
口唇ヘルペス治療
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が原因のウイルス性皮膚疾患で、唇やその周囲に水疱やびらんが現れます。再発を繰り返すことも多く、生活の質を大きく左右します。
当院では、バルトレックス(内服)+アラセナ軟膏(外用)によるコンビネーション治療を導入し、発症初期から積極的な対処を行っています。痕を残さず、短期間での症状改善を目指します。
- バルトレックス:ウイルスの増殖を抑える内服薬。1日2回・5日間服用。
- アラセナ軟膏:患部に直接塗布することで、局所の炎症や水疱拡大を防止。
- 併用のメリット:内服と外用を同時に開始することで、早期回復と痕の予防。
お気軽にご相談ください。
口唇ヘルペス治療
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が原因で起こるウイルス性の皮膚疾患です。多くは唇やその周囲に水疱やびらんを形成し、痛みやかゆみ、見た目の変化を伴います。特に再発を繰り返す患者にとっては、QOL(生活の質)に大きな影響を及ぼします。
当院では、PIT治療とは別に、急性期の発症時に速やかに対応できるコンビネーション治療を提供しています。これは、発疹やかさぶたが形成される前に治療を始め、症状の進行を防ぎ、ヘルペス痕を残さないことを目的としています。
バルトレックスとアラセナ軟膏のコンビネーション治療
使用薬剤とその特徴
- バルトレックス(バラシクロビル)
- 抗ウイルス内服薬。1日2回、通常5日間内服します。
- 単純ヘルペスウイルスのDNA複製を阻害し、ウイルスの増殖を抑制します。
- 症状の悪化を防ぎ、治癒までの期間を短縮します。
- アラセナ-A軟膏
- 局所用の抗ウイルス薬。1日数回、発疹部位に直接塗布します。
- 局所のウイルス量を減らすことで、皮膚ダメージの進行を防ぎます。
- 水疱の拡大を防ぎ、痛みや炎症の軽減が期待できます。
当院の治療戦略
- 発症の兆候が見られた段階で、すぐに内服と外用を併用して開始します。
- 外用薬は皮膚の炎症を抑え、痕になりにくくします。
- 内服薬は全身的なウイルス増殖を抑制し、再発を早期に封じ込めます。
- 通常5日間の治療で、多くのケースで症状が完全に消失し、皮膚に色素沈着や瘢痕を残しません。
治療の流れ
- 初診でヘルペスと診断(必要に応じてウイルス検査)
- バルトレックスとアラセナ-A軟膏を処方
- すぐに治療開始
- 3〜5日で改善しなければ再診
痕を残さないためのポイント
- 発症後48時間以内に治療を開始することが非常に重要です
- 紫外線や物理的刺激は避け、患部を清潔に保ちます
- 痂皮(かさぶた)を無理に剥がさず、自然脱落を待つ
費用(保険診療の目安)
- バラシクロビル錠(500mg×10錠)+アラセナ-A軟膏:約1,200〜1,800円(3割負担)
- 初診料・処方料含めて:約2,000〜3,000円程度
あなたのお肌を、もっと大切に。
0th CLINICのこだわりを、ぜひご覧ください。
当院では、口唇ヘルペスに対してできる限り痕を残さないことを目標に、患者さま一人ひとりの症状に合わせた迅速かつ確実な治療を行っております。違和感を感じた段階で、ぜひ早めにご相談ください。
当院では、ヘルペスの再発でお悩みの方に対して、迅速かつ確実なPIT治療の導入をサポートしています。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
🔬 傷跡を残さないための早期治療の根拠と外部リンク
口唇ヘルペスはウイルスの再活性化による皮膚感染であり、発疹が広がる前の早期治療が皮膚の損傷と瘢痕形成を防ぐ鍵です。
初期症状(違和感・ピリピリ感)が出た段階で迅速に抗ウイルス薬を内服・外用することが、傷跡や色素沈着の予防につながると複数の研究やガイドラインで示されています。
※ リンク先には医療専門情報が含まれます。内容に不明な点がある場合は、医師にご相談ください。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「ヘルペスは、“早期治療”と“適切なスキンケア”が傷跡を残さない鍵になります。
初期の違和感にすぐ反応できるよう、PIT治療(再発時自己内服)を導入する方も増えています。
外用薬の正しい使い方も、皮膚のダメージを抑えるためには重要です。」
当院では、抗ウイルス内服薬(バルトレックス・ファムビル・アメナリーフ)と、外用薬(アラセナ軟膏)を組み合わせて、発疹の広がりを抑え、皮膚への炎症を最小限にすることを目指しています。
ご希望の方には、再発予防のためのPIT治療や、色素沈着ケアのアドバイスも行っていますので、お気軽にご相談ください。
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/総合診療・救急診療歴10年以上