コラム
白衣高血圧を減らすコツ10|来院前~測定中にできる実践テク
白衣高血圧を減らすコツ10
「病院だといつもより高い…」。その“上振れ”をできるだけ減らすために、来院前〜測定中にできる具体策を10個に整理しました。
詳しい判定は 白衣/仮面高血圧、測り方の基本は 家庭血圧HowTo をどうぞ。
- 来院の30分前から刺激物を控える:カフェイン/ニコチン/エナジードリンクを避ける。
- 測定の前にトイレを済ませる:膀胱充満は血圧を上げます(5〜10mmHg程度の上振れ要因)。
- 座って1〜2分は“黙って安静”:背もたれに寄りかかり、足は組まない。会話やスマホは一旦ストップ。
- 深呼吸は“静かに3回”まで:過度な深呼吸は逆に変動を招きます。静かに鼻から吸って口から吐く。
- 腕は心臓の高さ、机にしっかり置く:ブラブラさせない。必要ならクッション/タオルで高さ調整。
- 袖を強くまくらない:上腕を締め付けると高めに出ます。可能なら薄手1枚にするか、袖をゆるく。
- 測定は“1分あけて2回”:1回目は高く出がち。2回目との平均で判断。
- 痛み・寒さ・トイレ我慢を作らない:痛み/寒冷刺激/尿意は交感神経↑=上振れ要因。
- 会話は測定後に:緊張が高い方は、血圧測定→結果表示→その後に問診でもOK。
- 外来結果と“家庭血圧の1週間平均”をセットで:治療判断は家庭血圧(朝晩×1週間)が主役です。
今日のチェック(来院前〜測定前)
- ☑ カフェイン/タバコは30分控えた
- ☑ トイレは済ませた
- ☑ 1〜2分安静に座った(会話/スマホなし)
- ☑ 腕は机に置いて心臓の高さ、足は組まない
- ☑ 1分あけて2回測定し、平均をメモ
測り方の基本は 家庭血圧HowTo をご確認ください。
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持ち物:家庭血圧(朝晩×1週間の平均)・健診結果・お薬手帳
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※ 本コラムは「白衣高血圧の“上振れ”を減らすための生活Tips」に限定しています。診断や治療方針は、白衣/仮面高血圧ページおよび医師の診察で決定します。