家庭血圧の正しい測り方|“朝晩×1週間”でブレを減らす

家庭血圧の正しい測り方|“朝晩×1週間”でブレを減らす|日本橋の循環器内科 0th CLINIC

家庭血圧の正しい測り方|“朝晩×1週間”でブレを減らす

家庭血圧は診断・治療方針の最重要データです。
起床後1時間以内・排尿後・座位1–2分安静・上腕式で1分間隔×2回が基本。
平均値を記録し、結果はLINEで共有いただけます。

まずは“受診の目安”を確認

状況 目安 次の一手
家庭血圧が135/85mmHg以上が多い 高血圧が疑われる目安 朝晩×1週間を記録 → 受診/LINE相談
診察室だけ高い/家では正常 白衣高血圧の可能性 白衣/仮面の見分け方
家では高い/診察室は正常 仮面高血圧の可能性 早めの評価(合併症リスク上昇)
頭痛/胸痛/息切れ/神経症状+非常に高い 緊急の可能性 迷わず救急へ/当院にお電話でご相談

※数値は一般的な目安です。年齢・腎機能・糖尿病・心疾患の有無で判断が変わります。

正しい測り方(朝晩×1週間)

  1. 起床後1時間以内・排尿後に測る(朝)。夜は就寝前に。
  2. 座位で1–2分安静。背もたれ使用、足は組まない、会話しない。
  3. 上腕式血圧計を使用(手首式は誤差が出やすい)。カフは心臓の高さ。
  4. 1分間隔で2回測定平均を記録(朝・夜それぞれ)。
  5. カフェイン・喫煙・入浴・運動の直後は避ける
  6. 結果は日付ごとに平均し、1週間の平均を持参またはLINEで共有

ありがちな“NG”を先にチェック

  • 手首式・指式で測っている(上腕式に変更
  • カフの位置が低い/ゆるい(心臓の高さ・適正サイズ)
  • 会話しながら測る/足を組む/背もたれ無し
  • 運動・入浴・喫煙・カフェイン直後に測る
  • 不規則に1回だけ測って判断してしまう(朝晩×1週間へ)

診察室と家の血圧が違う?白衣/仮面の見分け方

診察室では高いのに家では正常→白衣高血圧、その逆は仮面高血圧の可能性。
合併症リスクや治療方針が変わるため、早めの評価をおすすめします。

家庭血圧 記録シート(無料配布)

印刷派はPDF、スマホ入力派はCSVをご利用ください(フォーマットは当院初診での問診に最適化)。

※DLリンクのファイルは後から差し替え可能です。ファイル名・パスは任意でOK。

よくある質問

Q. 正常/高値のラインは?
A. 家庭血圧135/85mmHg以上は高血圧が疑われる目安です。個別状況で判断が変わるため、ご相談ください。
Q. 何日測ればよい?
A. 原則朝晩×1週間。最低でも3日分の平均を用います。
Q. 血圧が高い日の受診は?
A. 頭痛・胸痛・息切れ・神経症状などを伴う場合は救急も検討。迷ったら当院へ連絡/LINEでご相談ください。
Q. 降圧薬の副作用がつらい…
A. 自己中断は避け、薬の種類・用量・服用時間の調整で改善できることがあります。副作用と対策へ。

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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

家庭血圧の正しい測り方|“朝晩×1週間”でブレを減らす
「循環器疾患は、多くが静かに進行します。
だからこそ、症状のないうちから予防と管理に取り組むことが重要です。
検査データや生活背景まで丁寧に確認し、“納得して続けられる医療”を心がけています。

0th CLINICの循環器内科では、高血圧・動脈硬化・不整脈などの疾患を中心に、忙しい現代人にも続けやすい医療設計を行っています。
未来の病気を防ぐ「未病医療」を、あなたの日常に無理なく取り入れていきましょう。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上

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