高血圧症|“家庭血圧で正しく診断・最短で方針決定” 総論+ハブ

高血圧症|“家庭血圧で正しく診断・最短で方針決定” 総論+ハブ|0th CLINIC 日本橋
分類 診察室血圧(mmHg) 家庭血圧(mmHg)
正常 <120<80 <115<75
正常高値 120–129/<80 115–124/<75
高値 130–139 または 80–89 125–134 または 75–84
I度高血圧 140–159 または 90–99 135–144 または 85–89
II度高血圧 160–179 または 100–109 145–159 または 90–99
III度高血圧 ≥180 または ≥110 ≥160 または ≥100

高血圧症|“家庭血圧で正しく診断・最短で方針決定”

血圧は 家庭での平均値 がカギ。まずは 正しい測り方(HowTo) に沿って 朝・晩×5–7日 の記録をご用意ください(PDF/CSVの 血圧日誌 あり)。当院は記録から 白衣高血圧/仮面高血圧 を見極め、検査・治療を過不足なくご提案します。

家庭血圧を最重視 ABPM(24時間)連携 二次性高血圧の初期スクリーニング 副作用の少ない薬の選び方

当日できること(初診の流れと所要時間の目安)

① 家庭血圧の確認

PDF/CSVの日誌 or スマホ画面を拝見し、平均値で判定します(朝・晩の時間帯も確認)。

② 診察

既往・睡眠・内服・塩分/アルコール・合併症リスク(腎・心・脳)をチェック。

③ 心電図(ECG)

左室肥大・虚血のヒント・徐脈/不整脈の評価。

④ 採血

腎機能(eGFR)・Na/K・尿酸・脂質、必要に応じてホルモン(アルドステロン/レニン等)。

⑤ 二次性高血圧 初期セット

睡眠時無呼吸や腎血管性など、赤旗サインに応じて優先順位をつけてご提案。

⑥ 方針説明

薬の要否・種類・副作用対策、次の一手(家庭血圧の課題や提示手順)まで明確化。

所要時間の目安:初診 45–60分/再診 15–25分(混雑状況により前後します)。 LINEで予約する

あなたの状況から選ぶ(タイプ別ランディング)

白衣高血圧/仮面高血圧

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次の一手(はじめての方はここから)

  1. 家庭血圧の測り方 に沿って、朝・晩×5–7日の測定(1分間隔×2回の平均)。
  2. 血圧日誌(PDF/CSV) に記入・保存。
  3. LINE で予約→来院時に日誌をご提示ください。
    初診当日は「問診 → BP確認 → ECG/採血 → 説明」までを原則1回で完了。

HowToと日誌を確認する

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アクセス(駅・出口・地下ルート/駐車)

住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F(部屋番号「401」を押してお入りください)

  • 日本橋駅(銀座線・東西線/都営浅草線)D1出口 徒歩3分。地上出て右→昭和通りを横断→永代通りを東へ150m→ビル4F。
  • 茅場町駅(日比谷線)12番出口 徒歩5分。永代通りを西へ直進→日本橋交差点手前。
  • 三越前駅 徒歩8分/東京駅 八重洲口 徒歩12分。
  • お車:近隣コインPをご利用ください(永代通り沿い・日本橋交差点周辺)。

LINEで予約する(24時間)

医師監修

本ページは、0th CLINIC 医師が最新の国内外ガイドラインに基づき監修しています。個別の適応は受診時に最終判断いたします。

血圧が高い ― それは「静かに進行する病気」のサインかもしれません

高血圧症とは、安静時でも血圧が慢性的に高い状態が続く病気です。
自覚症状が少ないまま、心臓・脳・腎臓・血管にじわじわと負担をかけるため、「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれています。

放置すると、心筋梗塞・脳卒中・腎不全などの命にかかわる病気のリスクが高まりますが、生活習慣の見直しや早期の薬物治療で予防・コントロールが可能です。

健康診断で「血圧が高め」と言われた方、家庭での血圧が気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせた丁寧な治療と生活アドバイスを行っています。

💡 高血圧症について知っておきたいこと

高血圧は「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま進行し、脳卒中・心不全・腎不全などの重大疾患につながることがあります。

🩺 よく見られる症状(あくまで目安です)

  • 朝起きたときの頭痛・肩こり
  • めまい・耳鳴り・動悸
  • 顔のほてり・赤み
  • 睡眠時無呼吸がある人にも多く見られます

⚠️ 高血圧になりやすい特徴

  • 家族に高血圧の人がいる
  • 塩分が多い食事や濃い味が好き
  • 運動不足・肥満・喫煙・過度の飲酒
  • ストレスや睡眠不足が続いている

📋 健康診断で「血圧が高め」と言われたら?

「様子を見よう」は危険信号。定期的に家庭で血圧を測りながら、医療機関での評価を受けましょう。必要であれば、生活習慣の見直しや内服治療を開始します。

当院では、血圧手帳・家庭血圧測定のサポート、薬剤の相談、検査(血液・心電図・エコー)をすべて行えます。まずはご相談ください。

🏥 プライマリケアに力を入れています

私たち0th CLINICでは、地域の「最初の相談窓口」としての役割を果たすため、プライマリケア(初期診療)に力を入れています。

受診のしやすさ・継続的なフォロー・専門医との連携・患者様一人ひとりに合わせた責任ある診療を、私たちは大切にしています。

💡 ACCCA原則を重視した医療

  • Access(アクセス):誰でも受診しやすい場所・時間で
  • Continuity(継続性):一人の患者様を、継続的にサポート
  • Comprehensiveness(包括性):多様な健康問題に幅広く対応
  • Coordination(協調性):必要に応じて専門医や病院と連携
  • Accountability(責任性):根拠ある判断と丁寧な説明で信頼に応える

👪 患者中心の医療を実践します

私たちは、症状や検査結果だけでなく、患者様ご自身の価値観や生活背景を尊重した診療を心がけています。
「この治療が自分に合っているのか?」「薬を減らしたいけどどうすればいい?」といったご相談も歓迎です。

💬 一人ひとりの人生に、医学を合わせる。
それが、私たちがめざすプライマリケアのかたちです。

こんな方はご相談ください

  • 動悸・胸の違和感・圧迫感
  • 息切れしやすい、階段で疲れやすい
  • めまいやふらつきが頻繁にある
  • 家族に心臓病や脳梗塞の既往がある
  • 糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などがある(=動脈硬化リスクが高い)
  • 手足のむくみ、冷え
  • 健康診断で心電図異常、高血圧を指摘された

症状から探す

📚 高血圧症に関するエビデンスと信頼できる情報源

高血圧症は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれ、自覚症状が少ないまま、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全などの重大な合併症に進展することが知られています。

最新のガイドラインでは、早期からの生活習慣改善と、必要に応じた薬物治療の介入が推奨されています。

🔍 主なエビデンス(医学的根拠)

  • 高血圧治療ガイドライン(JSH 2019):収縮期130mmHg以上・拡張期80mmHg以上で生活指導、140/90mmHg以上で薬物治療検討
  • SPRINT試験:収縮期血圧120mmHg未満に厳格に管理した群で、心血管イベント・死亡リスクが大幅に減少(NEJM, 2015)
  • DASH食(Dietary Approaches to Stop Hypertension):野菜・果物・低脂肪乳製品を中心とした食事で、収縮期血圧を平均5〜6mmHg低下
  • 世界保健機関(WHO):世界で年間700万人以上が高血圧関連疾患で死亡していると報告(2023)

🌐 参考になる公的機関のリンク

🔎 当院では、ガイドラインに準拠した診療をベースに、生活習慣指導や必要に応じた薬物治療、エコー心電図血液検査などによる包括的な評価を行っています。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

高血圧症|“家庭血圧で正しく診断・最短で方針決定” 総論+ハブ
「循環器疾患は、多くが静かに進行します。
だからこそ、症状のないうちから予防と管理に取り組むことが重要です。
検査データや生活背景まで丁寧に確認し、“納得して続けられる医療”を心がけています。

0th CLINICの循環器内科では、高血圧・動脈硬化・不整脈などの疾患を中心に、忙しい現代人にも続けやすい医療設計を行っています。
未来の病気を防ぐ「未病医療」を、あなたの日常に無理なく取り入れていきましょう。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上

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