コラム
健診で「高血圧」と言われた週の過ごし方|1週間でやることリスト(再検の手順)
健診で「高血圧」と言われた週の過ごし方
1週間でやることリスト(再検の手順)
いま必要なのは慌てず正しく測って、再検を段取りすること。
このページは、今日から1週間の行動を順番に示した実践ガイドです。
まず結論:この1週間でやること
- 今日から家庭血圧を開始(朝晩、1分間隔で2回ずつ×7日)
- 記録を残す(紙/スマホどちらでもOK、平均を計算)
- 再検の予約(血液・尿・心電図などを想定、薬手帳と健診結果を準備)
- “避ける”行動を1週間だけ徹底(過度の飲酒・寝不足・NSAIDs/鼻炎薬の自己判断使用 など)
1週間の具体プラン(今日から始める)
Day 1:準備とスタート
- 上腕式の血圧計を用意(カフは腕周径に合うサイズ)。
- 正しい測り方を確認:起床後1時間以内・排尿後・座位1–2分安静・1分間隔で2回。
- 朝晩の測定を開始。値は2回の平均をエントリー。
- 控えるもの:深酒・徹夜/寝不足・高塩分の汁物・市販のNSAIDs/鼻炎薬(交感神経刺激)の自己判断。
Day 2–3:測定を習慣化
- 測定前のカフェイン/喫煙/入浴/運動は30分空ける。
- 夜は就寝前1–2時間以内で測定。毎日同じ時間帯を意識。
- 記録には「時刻・体調・睡眠時間・飲酒の有無」もメモ。
Day 4:再検の段取り
- 再検の予約を入れる(血圧記録を持参予定と伝える)。
- 持ち物:健診結果、1週間の家庭血圧、お薬手帳、既往歴(腎・心・糖尿病など)。
Day 5–6:生活の微調整
- 汁物・麺類のスープは残す、外食は薄味を選択。
- アルコールは控えめ(日本酒/ビールで各1合/中瓶程度まで)。
- 就寝/起床のリズムを整える(6–7時間の連続睡眠目標)。
Day 7:平均を出して準備完了
- 朝晩それぞれの平均を計算(小数点は四捨五入)。
- 高めに出る要因(寝不足・深酒・風邪薬)に印をつけて医師へ共有。
すぐ相談したいサイン(赤旗)
- 頭痛・胸痛・息切れ・突然の神経症状(ろれつ/麻痺/視覚異常)
- 家庭血圧で180/110mmHg以上が続く/気分不良を伴う
- 妊娠中・腎疾患/心疾患を指摘されている方で高値が続く
迷ったら一度ご連絡ください。適切な受診先の判断もお手伝いします。
よくある質問
- Q. 1回目と2回目の値、どちらを使う?
- A. 1分間隔で2回測り、平均値を記録しましょう。
- Q. どのくらいで受診すればいい?
- A. 1週間の記録が揃ったら受診がおすすめ。健診直後でも気になる症状があれば早めに。
- Q. 風邪薬や鎮痛薬は飲んでいい?
- A. 自己判断は避けてください。NSAIDsや一部の鼻炎薬は血圧を上げることがあります。
今日できることチェック
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持ち物:健診結果、1週間の家庭血圧メモ、お薬手帳
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