全身のむくみ・顔や手足の腫れ(浮腫)

全身のむくみ・顔や手足の腫れ(浮腫)|原因と受診の目安|日本橋・茅場町・東京駅の内科 0th CLINIC
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全身のむくみ・顔や手足の腫れ(浮腫)

「朝起きるとまぶたが腫れぼったい」「夕方になると足首がパンパン」「最近、体重がじわじわ増えた」──。
むくみ(浮腫)は、心臓・腎臓・肝臓・静脈・リンパ・ホルモン・薬の影響など、多くの病気でみられるサインです。

日本橋・茅場町・東京駅周辺で働く方は、長時間のデスクワークや立ち仕事も影響しやすく、
「年齢のせいかな」と見過ごされがちです。0th CLINIC 日本橋では、総合内科・循環器の目線でむくみの原因を整理し、必要な検査と治療をご提案します。

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全身のむくみ・顔や手足の腫れ(浮腫) 日本橋駅・茅場町駅・東京駅から通院しやすい立地です

すぐ受診・救急も検討してほしい「むくみ」

  • 短期間で急な体重増加(数日で2〜3kg以上)があり、息切れ・横になると苦しい・夜間に呼吸苦で目が覚める
  • 片足だけ急にパンパンに腫れて痛い・熱をもっている(深部静脈血栓症などの可能性)
  • 顔・唇・まぶた・舌が急に腫れて、息苦しさ・声がれを伴う(アナフィラキシーの可能性)
  • 尿の量が急に減った/ほとんど出ない・全身のむくみ・だるさ・息苦しさ(急性腎障害など)

これらに当てはまる場合は、時間帯に応じて救急外来や救急相談窓口(#7119など)も検討してください。
判断に迷う際も、まずは当院へお電話やLINEでご相談いただければ、受診優先度を一緒に考えます。

まずは整理|「むくみ」の種類とチェックポイント

局所性のむくみ

顔・片足・片腕など一部だけが腫れるタイプ
捻挫・炎症・静脈血栓・リンパ浮腫・アレルギーなどが候補になります。

全身性のむくみ

足首だけでなく、両下肢・顔・手・お腹までむくんでくるケース。
心不全・腎疾患・肝疾患・ホルモン異常・薬剤性などの評価が必要です。

圧痕の有無(くぼみチェック)

すねを指で5秒ほど押して離したときの跡を確認。
くぼみが残る場合は「圧痕性浮腫」と呼ばれ、体液の貯留が示唆されます。

朝は顔やまぶた、夕方は足首といった時間帯による変化も、原因を考える大切なヒントになります。
脚のむくみ・体重増加をより詳しく知りたい方は、脚のむくみ・体重増加のページも併せてご覧ください(役割が重ならないよう「脚」に特化した内容です)。

パターン別「よくある原因」|内科医が整理します

1) 夕方に足首だけがむくむ・朝はほとんど目立たない

  • 長時間の立ち仕事・デスクワークによる静脈うっ滞
  • 加齢に伴う静脈弁のゆるみ・下肢静脈瘤
  • 塩分過多・運動不足・肥満 など

2) 足のむくみ+息切れ・横になると苦しい・夜間の呼吸苦

  • 心不全:心臓のポンプ機能が弱まり、全身に水分がたまりやすくなった状態。
  • 息切れ・体重増加・起坐呼吸・夜間頻尿などを伴うことがあります。
  • 循環器内科の評価(心エコー・BNPなど)が重要です。
    循環器内科トップ

3) 朝の顔やまぶたのむくみ・午前中の手のこわばり

  • 腎臓の病気(ネフローゼ症候群、慢性腎臓病 など)
  • アレルギー・鼻炎・副鼻腔炎・睡眠姿勢(うつぶせ寝)など
  • 甲状腺機能低下症で、顔全体がむくんだ印象になることも。
  • 糖尿病を背景とした腎臓の障害(糖尿病腎症)にも注意が必要です。

4) お腹・足のむくみ+お腹の張り・だるさ・黄疸

  • 肝硬変や重症肝障害に伴う腹水・全身浮腫の可能性があります。
  • 大量飲酒歴・C型/ B型肝炎・脂肪肝などの既往がある方は、内科での評価が重要です。

5) 片側の足が急に腫れ・熱っぽい・痛い

  • 深部静脈血栓症(DVT):いわゆるエコノミークラス症候群。
  • 細菌感染(蜂窩織炎)・リンパ浮腫なども鑑別に上がります。
  • 長距離移動・手術後・産後・経口避妊薬使用・がん治療中などでは、特に注意が必要です。

6) むくみ+高血圧・尿の異常(泡立ち・蛋白尿など)

  • 慢性腎臓病やネフローゼ症候群など、腎臓由来の浮腫の可能性があります。
  • 糖尿病をお持ちの方は、特に早期の評価が重要です。
    糖尿病 総合ページ糖尿病腎症

7) 新しく始めた薬の後から出たむくみ

  • カルシウム拮抗薬(アムロジピンなど):足首のむくみがよく知られています。
    → 参考:アムロジピン
  • NSAIDs(痛み止め)・ステロイド・一部の糖尿病薬などでも浮腫が出ることがあります。
  • 自己判断での中止は避け、処方医や内科で相談しましょう。

8) 妊娠中のむくみ

  • 妊娠後期には生理的なむくみも多いですが、高血圧・尿蛋白を伴う場合は妊娠高血圧症候群の可能性も。
  • かかりつけ産科と連携して評価が必要なケースもあるため、自己判断は禁物です。

どの科にかかる?|内科・循環器内科の役割

症状・状況まず相談する診療科ポイント
足のむくみ+息切れ・体重増加・夜間の呼吸苦 循環器内科 心不全や不整脈など、心臓の病気が隠れていないか評価します。胸部レントゲン・心エコー・BNPなどを検討します。
全身のむくみ+尿の異常・高血圧 内科(腎臓評価) 血液検査・尿検査で腎機能・蛋白尿を確認し、必要に応じて専門医と連携します。
片側の足の急な腫れ・痛み・熱っぽさ 内科/救急 深部静脈血栓症や感染症の可能性があり、緊急性の判断が必要です。
薬を変えた後からの足のむくみ 内科(処方医) 薬剤性かどうかを評価し、減量・変更・内服時間の調整などを検討します。
軽い足のむくみ・立ち仕事/デスクワークで悪化 内科 生活・仕事の状況を伺い、深刻な病気が背景にないか確認したうえで、弾性ストッキングや運動・塩分調整などを含めた対策を一緒に考えます。

「何科が正解か分からない」という場合も、まずは総合窓口としての内科にご相談ください。
0th CLINICでは、必要に応じて循環器内科・糖尿病内科・泌尿器科などと院内連携し、むくみの原因を横断的に評価します。

セルフチェック|受診前にメモしておくと役立つこと

1. 体重と時間帯の変化

  • 最近1〜2週間の体重変化(できれば毎朝同じ条件で記録)
  • 朝と夜で足・顔のむくみ方がどれくらい違うか

2. むくむ部位と症状

  • 顔・手・足首・ふくらはぎ・お腹など、どこが気になるか
  • 息切れ・動悸・胸の違和感・尿量の変化・頭痛などの有無
  • 現在内服中の薬(高血圧薬・痛み止め・糖尿病薬・ホルモン薬 など)
  • 飲酒量・塩分の多い食事の頻度・運動量
  • 妊娠の有無や婦人科通院歴

スマホのメモや写真で構いません。LINE予約から送っていただくと、診察がスムーズになります。

0th CLINICでの診療の流れ

  1. 問診・身体診察
    むくみの出現時期・きっかけ・時間帯での変化・体重推移・息切れや動悸の有無・薬や持病・生活習慣などを詳しく伺い、全身の状態を診察します。
  2. 血液・尿検査
    腎機能・肝機能・電解質・炎症反応・貧血・甲状腺機能などをチェックし、尿検査では蛋白・血尿などを確認します。
  3. 心臓・血管の評価(必要に応じて)
    心電図・胸部レントゲン・心エコー・下肢静脈エコーなどを、症状に応じて選択します。
    → 詳しくは 循環器内科 もご覧ください。
  4. 治療方針・生活調整の提案
    原因に応じて、利尿薬などの薬物療法・塩分・水分・アルコールの調整・運動やストレッチ・弾性ストッキングなどを組み合わせて提案します。
  5. フォローアップ
    体重・症状・検査値の変化を見ながら、通院間隔や治療内容を一緒に調整していきます。

病状や混雑状況によっては、検査の一部を別日に分けて行う場合があります。

よくある質問

Q. 足だけむくんでいるのは心臓が悪いということでしょうか?

夕方に足首だけがむくむ場合、静脈うっ滞や長時間の立ち仕事・デスクワークが原因のことも多いです。
ただし、体重増加・息切れ・夜間の呼吸苦・全身のだるさなどを伴う場合は、心不全や腎臓・肝臓の病気が背景にあることも。気になる症状が重なっている場合は、早めの内科受診をおすすめします。

Q. むくみがあるとき、水分は控えた方がいいですか?

むくみ=必ず水分制限ではありません。
心不全や重症腎障害などでは水分制限が必要なこともありますが、脱水ぎみで足だけがむくんでいる場合もあります。
自己判断での厳しい水分制限は危険なこともあるため、まずは原因を評価し、医師と一緒にバランスを決めていくことが大切です。

Q. 弾性ストッキングや着圧ソックスは使っても良いですか?

静脈うっ滞や長時間の立ち仕事・飛行機移動などには有効なことが多いですが、重い心不全・閉塞性動脈硬化症・急性の静脈血栓がある場合には注意が必要です。
使用前に一度、内科や循環器内科で血流や心臓の状態を評価してもらうと安心です。

むくみが気になる方へ|日本橋の内科・循環器内科にご相談ください

むくみは、「疲れのせい」「年齢のせい」と片づけられがちな一方で、心臓・腎臓・肝臓・甲状腺・静脈・薬剤など、全身のさまざまな病気のサインでもあります。
日本橋・茅場町・東京駅エリアでむくみにお悩みの方は、仕事の合間でも通いやすい0th CLINIC 日本橋にご相談ください。

監修

全身のむくみ・顔や手足の腫れ(浮腫)
「むくみは、足首だけの軽いものから、心臓・腎臓・肝臓など全身の病気のサインまで、幅広い背景を持つ症状です。
0th CLINICでは、生活やお仕事の状況も含めて原因を整理し、必要な検査と治療、続けやすい生活調整を一緒に考えていきます。」
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士
日本病理学会認定 病理専門医/日本プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医/総合診療・救急での診療経験 10年以上
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