症状を伴う静脈瘤や、色素沈着・湿疹・潰瘍などがある場合は専門的な評価が勧められます。
下肢静脈瘤|足のボコボコ血管・むくみ・こむら返りの検査と治療|0th CLINIC 日本橋
脚の血管が気になる。
まず、治療が必要かを調べる。
足のボコボコした血管、夕方のむくみ・重だるさ、足首の色素沈着や湿疹。 こうした症状の背景に、下肢静脈瘤による静脈逆流が隠れていることがあります。
0th CLINIC 日本橋では、順天堂大学 心臓血管外科の遠藤 大介 医師が 毎週金曜午前に診療を担当。 下肢静脈エコーで、逆流の場所・程度と血栓の有無を確認し、 経過観察でよいのか、保存的治療か、血管内治療等を検討すべきかを整理します。
結論:見た目だけで治療の必要性は決まりません。症状と下肢静脈エコーで逆流を確認し、治療する静脈と、治療しなくてよい静脈を分けます。
- 急に片脚だけが強く腫れた・痛い・赤い
- 胸痛、息苦しさ、血痰、失神などを伴う
- 静脈瘤から出血し、圧迫しても止まりにくい
深部静脈血栓症(DVT)や肺塞栓症、静脈瘤出血などの可能性があります。胸痛・呼吸困難・失神などがある場合は救急要請を優先してください。
下肢静脈瘤について、最初に知りたいこと。
どの静脈に逆流があるか、深部静脈に血栓がないか、治療対象がどこかを確認します。
症状、逆流の部位・程度、皮膚変化、生活背景をもとに、経過観察・圧迫・血管内治療等を選びます。
心臓・腎臓・甲状腺・リンパ・薬剤など別の原因もあるため、片脚か両脚か、経過も含めて診ます。
心臓血管外科専門医が、金曜午前に診療します。
筑波大学 医学専門学群 医学類卒業(2010年)/順天堂大学大学院修了(2017年)
成人心臓血管外科/日本外科学会 外科専門医/心臓血管外科専門医・修練指導者
腹部・胸部ステントグラフト実施医・指導医/TAVR/TAVI実施医/ロボット支援下心臓手術認定術者
0th CLINIC 日本橋での評価後、より専門的な血管内治療・手術が必要と判断した場合は、 順天堂大学医学部附属順天堂医院へご紹介します。
症状、経過、仕事、既往歴を確認。
逆流・血栓・静脈の走行を評価。
保存的治療でよいか、介入を検討するか判断。
紹介状を作成し、専門治療へつなぎます。
こんな変化があれば、一度ご相談ください。
- ふくらはぎにボコボコした血管
- 太ももまで蛇行した静脈
- クモの巣状・網目状の細い血管
- 夕方に脚が重くなる
- 立ち仕事の後にむくむ
- 痛み・熱感・かゆみがある
- 夜間にこむら返りがある
- 足首が茶色くなってきた
- 湿疹・かゆみが続く
- 皮膚が硬くなってきた
- 治りにくい傷・潰瘍がある
こむら返りやむくみは下肢静脈瘤でもみられますが、静脈瘤に特異的な症状ではありません。症状だけで決めつけず、診察とエコー所見を合わせて判断します。
下肢静脈瘤は、血液が脚に戻りやすくなる病気です。
脚の静脈には、血液が心臓へ戻る時に逆流を防ぐ「弁」があります。 この弁がうまく閉じなくなると血液が下向きに逆流し、 静脈に圧がかかって拡張・蛇行します。これが下肢静脈瘤です。
初期には見た目だけのこともありますが、 症状が強くなると、重だるさ、むくみ、かゆみ、色素沈着、うっ滞性皮膚炎、 さらに進行した場合には静脈性潰瘍などにつながることがあります。
下肢静脈エコーで、治療が必要な血管を見分けます。
- 大伏在静脈・小伏在静脈などの逆流
- 逆流の場所と広がり
- 表在静脈と深部静脈の状態
- 深部静脈血栓症(DVT)の有無
- 治療対象となる静脈の解剖
表面に見える血管が大きくても主幹静脈逆流が軽いこともあれば、 見た目は目立たなくても静脈逆流が症状の原因になっていることもあります。 治療前のデュプレックス超音波は、国際ガイドラインでも診断・治療計画の中心です。
治療は「手術か、何もしないか」の二択ではありません。
| 治療 | どんな時に考えるか | 役割 |
|---|---|---|
| 経過観察・生活調整 | 症状が軽く、皮膚合併症がなく、介入の必要性が低い場合 | 歩行、体重管理、長時間同じ姿勢を避けるなど。 |
| 弾性ストッキング | 症状緩和を希望する場合、介入が適さない場合、治療までの期間など | むくみ・重だるさの軽減に役立つことがあります。逆流している静脈そのものを閉じる治療ではありません。 |
| 血管内焼灼術 | 症状を伴う主幹静脈逆流があり、介入適応がある場合 | レーザーや高周波で逆流する静脈幹を閉塞。 |
| 非熱性血管内治療 | 解剖・病変・治療方針に応じて | グルー等を含む非熱性治療。適応は専門施設で判断。 |
| 硬化療法 | 分枝静脈瘤、網目状・クモの巣状静脈など病型に応じて | 硬化剤で対象静脈を閉塞。美容目的では自費となることがあります。 |
| 外科手術 | 解剖や病態上、手術が適する場合 | 瘤切除・ストリッピング等。現在は症例を選んで行います。 |
2023年SVS/AVF/AVLSガイドラインでは、症状があり主幹静脈の軸性逆流が確認され、介入可能な患者では、長期の弾性ストッキング単独より静脈治療を推奨しています。圧迫療法は「全員が最初に数か月試す必須治療」ではなく、患者背景・希望・治療適応に応じて位置づけます。
クモの巣状血管・細い青い血管が、見た目だけ気になる方へ。
クモの巣状静脈・網目状静脈などでは、美容目的の治療になることがあります。まず主幹静脈逆流の有無や症状を確認し、自費治療を含めて適切な選択肢をご説明します。
見た目だけではなく慢性静脈不全が背景にある可能性があります。診察とエコー所見から、医療としての治療適応を判断します。
むくみの原因が、静脈瘤ではないこともあります。
両脚がむくむ、朝からむくむ、息切れがある、体重が急に増えた、薬を変えてからむくむ――。 そのような場合は、心不全、腎機能障害、甲状腺疾患、リンパ浮腫、薬剤性なども考えます。
0th CLINICでは、血管だけを見て終わらず、 静脈の問題なのか、内科的な評価が必要なのかまで整理します。
保険診療か自費診療かは、症状と治療目的で変わります。
| 診療の考え方 | 例 |
|---|---|
| 保険診療として評価・治療されることがあるケース | 疼痛、むくみ、重だるさ、うっ滞性皮膚炎、色素沈着、潰瘍など症状・合併症があり、医学的な検査・治療適応がある場合。 |
| 自費診療となることがあるケース | 症状が乏しく、クモの巣状静脈や網目状静脈などの見た目改善が主目的の場合。 |
実際の保険適用は診断、症状、検査所見、治療法、紹介先の運用等により決まります。診察時に個別にご案内します。
下肢静脈瘤についてよくあるご質問
足の血管が浮いています。すぐ手術が必要ですか?
見た目だけでは決まりません。症状、皮膚変化、下肢静脈エコーでの逆流の有無・程度を確認し、経過観察、圧迫療法、血管内治療等から必要な方法を選びます。
むくみやこむら返りがあれば、下肢静脈瘤ですか?
必ずしもそうではありません。むくみやこむら返りは静脈瘤でもみられますが、心臓・腎臓・甲状腺・リンパ・薬剤・筋肉など他の原因もあります。診察とエコーを合わせて判断します。
下肢静脈エコーでは何が分かりますか?
どの静脈に逆流があるか、逆流の広がり、深部静脈の状態、血栓の有無、治療対象となる静脈の走行などを評価できます。治療計画を立てる中心的な検査です。
弾性ストッキングをずっと履けば治りますか?
むくみや重だるさの軽減には役立ちますが、逆流している静脈そのものを消す治療ではありません。症状を伴う主幹静脈逆流があり介入適応がある方では、長期圧迫療法だけでなく静脈治療を検討します。
クモの巣状血管だけでも相談できますか?
はい。見た目が主な悩みでもご相談いただけます。まず症状や静脈逆流の有無を確認し、美容目的の治療になる場合は自費診療を含めてご説明します。
遠藤先生の診察はいつ受けられますか?
遠藤 大介 医師は、毎週金曜午前に0th CLINIC 日本橋で下肢静脈瘤・下肢静脈エコーの診療を担当しています。
手術が必要ならどうなりますか?
当院で診察・エコー評価を行い、専門的な血管内治療や手術が望ましい場合は、順天堂大学医学部附属順天堂医院へ紹介します。治療方法や紹介時期は病状に応じて判断します。
下肢静脈瘤は放置しても大丈夫ですか?
軽症で経過観察できる方もいます。一方、症状、色素沈着、湿疹、皮膚硬化、潰瘍、血栓性静脈炎、出血などを伴う場合は専門評価が必要です。「ある=必ず治療」でも「放置してよい」でもありません。
0th CLINIC 日本橋
〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F。
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本ページの主な医学的根拠
- Society for Vascular Surgery / American Venous Forum / American Vein and Lymphatic Society:下肢静脈瘤診療ガイドライン Part I(2022)・Part II(2023)。
- NICE CG168:症候性静脈瘤、皮膚変化、表在性血栓性静脈炎、静脈性潰瘍等の専門評価と、治療前デュプレックス超音波を推奨。
- NICE NG158:深部静脈血栓症・肺塞栓症を疑う場合の緊急評価。
見える血管ではなく、
逆流している血管を診る。
血管が目立つから、すぐ治療。
むくむから、すべて静脈瘤。
そのようには考えません。
症状とエコーで原因を確認し、 今治療するべきか、経過を見てよいかまでご説明します。
