下肢静脈瘤|原因・症状・検査・治療・将来の手術候補まで
#下肢静脈瘤 #足のボコボコ血管 #日帰り手術候補 #日本橋・東京駅
下肢静脈瘤の総合ガイド|原因・症状・検査・治療・将来の手術まで
ふくらはぎや太もものボコボコと浮き出た血管、夕方になると悪化するむくみ・重だるさ・こむら返り、足首の色素沈着や皮膚炎・潰瘍。
こうした症状の背景にあることが多いのが下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)です。
このページでは、下肢静脈瘤の病態と原因・症状・検査(下肢静脈エコー/CEAP分類)・治療法・保険診療の考え方・連携先までを、なるべく一続きで整理しました。
将来的に予定している日帰り手術外来の前提となる「ピラーページ」として位置づけています。
急な片足の腫れ・息苦しさ・胸痛がある方へ
深部静脈血栓症(DVT)や肺塞栓症など、緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。
このページはあくまで慢性的な静脈瘤の解説を目的としていますので、急な症状が強い場合は、
足のむくみ・ふくらはぎのだるさの症状ページも参考に、救急受診をご検討ください。
監修
| 卒業大学 | 筑波大学 医学専門学群 医学類(2010年) |
|---|---|
| 大学院 | 順天堂大学大学院(2017年) |
| 専門分野 | 成人心臓血管外科 |
| 資格 |
|
※本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断・治療方針は個々の状態により異なります。気になる症状がある場合は医療機関でご相談ください。
下肢静脈瘤とは|病態と原因
静脈の「逆流」と「うっ滞」がポイント
- 足の静脈には、血液が心臓に向かって一方向に流れるようにする「弁」があります。
- この弁が壊れたり、静脈の壁が伸びてしまうと、血液が逆流・うっ滞し、静脈が風船のように膨らみます。
- その結果として、ボコボコと浮き出た静脈・むくみ・だるさ・皮膚炎・潰瘍などの症状が現れます。
一次性/二次性静脈瘤
- 一次性静脈瘤
静脈弁の弱さ・静脈壁の性質・立ち仕事などが組み合わさって起こるタイプ。 - 二次性静脈瘤
深部静脈血栓症後(ポストサロット症候群)など、別の病気に続いて出てくる静脈瘤。
なりやすい背景因子
- 妊娠・出産を複数回経験している
- 立ち仕事・長時間の座位(デスクワーク・運転など)が多い
- 家族に下肢静脈瘤の方がいる(遺伝的な要素)
- 肥満・運動不足・加齢
- 便秘や重い荷物を持つ習慣など、腹圧のかかる生活習慣
症状|足の見た目と、生活に影響するサイン
よくみられる症状
- ふくらはぎや太もものボコボコした表在静脈
- 夕方になると強くなるむくみ・重だるさ・疲労感
- 夜間・明け方のこむら返り
- 足首周囲のかゆみ・湿疹・色素沈着
- 長時間立っているとジンジン・ズキズキする
早めに専門評価したいサイン
- 足首〜下腿内側の茶色っぽい色素沈着が広がってきた
- 足首周囲に治りにくい傷・潰瘍がある
- 皮膚科で「うっ滞性皮膚炎」と言われた
- 弾性ストッキングを使ってもだるさ・むくみが改善しない
※こうした症状は、静脈機能不全が進行しているサインの可能性があります。
見た目の変化が強くなくても、むくみ・だるさ・こむら返り・皮膚症状が主で静脈瘤が背景にある場合もあります。
「どこまでが年齢や疲れのせいで、どこからが病気なのか」を評価する意味でも、
下肢のむくみ専門外来は有用です。
検査|下肢静脈エコーと重症度分類(CEAP)
下肢静脈エコー(超音波検査)
- プローブを当てて、表在静脈・深部静脈・交通枝を観察します。
- 圧迫や呼吸・足先の運動などを利用し、静脈弁の逆流の有無・程度を評価します。
- 深部静脈血栓症(DVT)の有無を確認します。
CEAP分類のイメージ
- C:臨床所見(クモの巣状静脈〜潰瘍まで)
- E:原因(一次性・二次性など)
- A:どの静脈系が障害されているか(表在・深部・交通枝)
- P:病態(逆流・閉塞など)
※実際にはエコー所見と組み合わせて、手術適応や治療の優先度を検討します。
当院では、下肢のむくみ専門外来で問診・診察・下肢静脈エコー・必要な血液検査を行い、
「どの静脈にどの程度の逆流があり、どの治療を優先すべきか」を整理します。
治療方針の考え方|何のために・どこまで治療するか
| 治療の主な目的 | 代表的なアプローチ |
|---|---|
| 症状の軽減 | 弾性ストッキング・生活習慣改善・薬物療法など |
| 皮膚炎・潰瘍の治癒と再発予防 | 圧迫療法+静脈瘤に対する根本的治療(血管内焼灼術・ストリッピングなど) |
| 見た目の改善 | クモの巣状・網目状静脈に対する硬化療法・レーザーなど |
同じ「下肢静脈瘤」でも、症状の強さ・皮膚の状態・年齢・生活背景・希望によって「適切な落としどころ」は変わります。
当院では、治療の前に「何を優先したいか(症状/見た目/再発予防など)」を確認し、
すべてを一度に行うのではなく、段階的に治療を組み立てることを基本とします。
主な治療法|圧迫療法から血管内焼灼術まで
圧迫療法(弾性ストッキング)
- 足首を強く、太ももに向かって徐々に圧が弱くなる段階的弾性ストッキングを使用します。
- むくみ・だるさの軽減、潰瘍の予防・再発防止に有効です。
- 座りっぱなし・立ちっぱなしの仕事の方は、生活のベースとして位置付けます。
※採寸・選び方・装着のコツは外来で説明します。
硬化療法(フォーム/液状)
- 静脈内に硬化剤を注入し、血管をつぶして線維化させる治療です。
- クモの巣状静脈・網目状静脈・一部の表在静脈瘤が対象となります。
- 施術後、一定期間の圧迫が必要です。
※見た目だけを目的とする場合は自費診療になることが多く、症状を伴う静脈瘤では保険適用となるケースもあります。
血管内焼灼術(EVLA・RFAなど)
- 太い静脈幹にカテーテルを挿入し、レーザーや高周波で内側から焼灼して閉塞させる治療です。
- 日帰りで行われることが多く、再発率やダウンタイムを抑えつつ根本治療を目指す方法です。
- 一定の基準(静脈径・逆流の程度・症状など)を満たすと、保険適用となる場合があります。
ストリッピング/高位結紮術・その他
- 古くから行われている伏在静脈の抜去手術(ストリッピング)や、高位結紮術なども選択肢です。
- グルー(接着剤)を用いる方法やフォーム硬化療法との組み合わせなど、新しい選択肢もあります。
- 全身状態や静脈の形態により、最適な手技が変わります。
現時点では、当院で提供中の治療と、今後導入予定の治療があります。
・現在行える治療:例)圧迫療法の指導、生活習慣の調整、むくみ専門外来での評価 など
・今後導入を検討しているもの:下肢静脈瘤の日帰り手術(血管内焼灼術など) など
実際の提供内容は、最新の診療体制に合わせてご確認ください。
保険診療と自費診療の考え方
| 主な目的 | 保険診療となりやすいケース | 自費診療となりやすいケース |
|---|---|---|
| 症状・機能障害の改善 |
|
|
| 見た目の改善が中心 |
|
|
実際にどこまで保険でカバーされ、どこから自費になるかは、
症状の程度・検査結果・使用するデバイスや薬剤・施設基準などによって変わります。
個々のケースについては、診察時にわかりやすくご説明します。
連携・セカンドオピニオンについて
基幹病院との連携
高度な心不全・腎不全・肝疾患が疑われる場合や、
より大規模な血管外科治療が必要と判断される場合には、大学病院や地域中核病院と連携して診療を行います。
- 心臓血管外科・循環器内科・腎臓内科・皮膚科などとの連携
- 当院での初期評価結果をまとめた紹介状の作成
セカンドオピニオンとしての利用
- すでに他院で「手術を勧められた」が、他の選択肢も知りたい方
- 検査結果を持参のうえ、治療のタイミングや優先順位について相談したい方
※紹介状や検査データ(エコー・CT・MRIなど)をお持ちいただけると、より具体的なご説明が可能です。
関連ページ|症状・美容・専門外来・将来の細分化
アクセスやニーズに応じて、今後は以下のようなサブページへの分割も検討しています。
- 症状に特化したページ:静脈瘤の症状・進行のサイン(/symptoms に近い立て付け)
- 検査に特化したページ:下肢静脈エコーとCEAP分類の詳しい説明
- 治療別の詳細ページ:圧迫療法・硬化療法・血管内焼灼術などの詳細
- 日帰り手術ページ:下肢静脈瘤手術・血管内焼灼術(/medical/vascular/varicose-veins/surgery)
- 料金・FAQページ:費用・Q&A(/cost・/faq など)
下肢静脈瘤・足のむくみを相談する 日本橋駅・茅場町駅・東京駅・人形町・銀座エリアからアクセス良好。WEB/LINEで24時間予約受付。
0th CLINIC 日本橋 アクセス情報
〒103-0027
東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F
※1F入口で部屋番号「401」を押してお入りください。
■ 日本橋駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「D1出口」
■ 茅場町駅 徒歩5分
東京メトロ日比谷線「12番出口」
※お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキング等をご利用ください。
詳しい地図をGoogleマップで表示する >
