ST合剤(バクタ)|膀胱炎・前立腺炎の使い方と副作用(高K・薬疹)
0th CLINIC 日本橋|薬剤解説(泌尿器・感染症)|
ST合剤(バクタ)とは|膀胱炎・前立腺炎で使うことがある抗菌薬
ST合剤(バクタ/スルファメトキサゾール・トリメトプリム)は、細菌の葉酸合成を2段階で阻害して抗菌作用を示します。
尿路感染(膀胱炎)や前立腺炎などで選択肢になることがありますが、薬疹・高カリウム血症・血球減少などに注意が必要です。適応は医師が判断します。
何に効く?/飲み方のコツ/副作用と受診目安(高K・薬疹)/他剤との比較/費用目安/アクセス
※このページは一般的な情報です。症状が強い/再発する/発熱や背部痛がある場合は自己判断せず受診してください。
ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤)
ST合剤(バクタ)とは(基本情報)
ST合剤は、2つの抗菌成分(スルファメトキサゾール+トリメトプリム)を1つにした配合薬です。
2成分が細菌の代謝を段階的に阻害するため、単剤よりも相乗的に効果を発揮します。
| 一般名 | スルファメトキサゾール・トリメトプリム |
|---|---|
| 代表例 | バクタ配合錠 など(後発品あり) |
| 主な適応 | 膀胱炎、前立腺炎、皮膚感染症、ニューモシスチス肺炎(PCP/PJP)など |
| ポイント | 尿路・前立腺で選択肢になることがある一方、副作用リスクを踏まえて処方します。 |
発熱、背部痛(腰の痛み)、吐き気、強いだるさがある場合は腎盂腎炎などの可能性があり、早めの受診が安全です。
作用と使い方(飲み方・効果のポイント)
2段階の「葉酸合成阻害」
細菌が成長に必要とする「葉酸」の合成を2箇所でブロックします。 服用回数や期間は感染症の種類・重症度・腎機能で変わるため、必ず処方どおりに服用してください。
| 服用の目安 | 成人では1日2回(朝夕)で処方されることが多い一方、病状・腎機能で調整されます。 |
|---|---|
| 水分摂取 | 尿路での結晶化リスクを下げる目的で水分摂取を意識するよう指導されることがあります(制限がある方は医師の指示に従ってください)。 |
| 中止の判断 | 症状が軽くなっても自己判断で中止しない(再燃や耐性化のリスク)。つらい副作用があれば中止せず、まず相談を。 |
前立腺は薬が届きにくい組織ですが、ST合剤は状況により選択肢になります(原因菌・耐性・腎機能・併用薬を踏まえて判断)。
膀胱炎治療薬の比較一覧(目安)
膀胱炎は女性に多い尿路感染症です。最適な薬は地域の耐性状況や既往、妊娠可能性などで変わります。
| 薬剤名 | 分類 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| クラビット レボフロキサシン |
ニューキノロン系 | 1日1回で処方されることがある。 | 妊娠中などは注意。副作用リスクを踏まえ選択。 |
| ケフレックス セファレキシン |
セフェム系 | 使いやすい選択肢の一つ。 | 服用回数が多い場合あり。 |
| ホスミシン ホスホマイシン |
ホスホマイシン系 | 耐性菌に有効なことがある。 | 下痢など胃腸症状。 |
| バクタ ST合剤 |
配合剤 | 尿路・前立腺で選択肢になることがある。 | 薬疹・高K・血球減少などに注意。 |
副作用と注意点(必ず確認)
注意が必要な副作用
- 吐き気、食欲不振(食後で軽減することがあります)
- 発疹、かゆみ(薬疹)
- 高カリウム血症(腎機能低下・高齢・一部併用薬でリスク↑)
- 血球減少(白血球・血小板など)
検査が必要になること
服用期間が長い場合や、腎機能が不安な方、併用薬がある方では、必要に応じて血液検査(腎機能・電解質・血球数)を行うことがあります。
ACE阻害薬/ARB、カリウム保持性利尿薬などがある場合、高Kリスクが上がることがあります。
急な高熱/広範囲の皮膚の赤み/水ぶくれ/目の充血/口内炎/強い倦怠感/息苦しさ等が出た場合は、 重篤な副作用(SJS/TEN等)の可能性があります。服用を中止し、早急に受診してください。
妊娠中(妊娠の可能性がある場合を含む)は原則として使用できません。授乳中は状況により判断が必要です。小児も年齢や体重で適応が異なるため、必ず医師へご相談ください。
よくある質問(QA)
ST合剤(バクタ)は何に効きますか?
尿路感染(膀胱炎)や前立腺炎などで選択肢になることがあります。原因菌や耐性状況により最適な薬は異なるため、医師が適応を判断します。
飲み方の目安は?食後がよいですか?
成人では1日2回(朝夕)で処方されることが多い一方、病状・腎機能で調整されます。胃の不快感を避ける目的で食後が選ばれる場合もあります。必ず処方通りに服用してください。
高カリウム血症って何ですか?
血液中のカリウムが高くなる副作用です。腎機能低下、高齢、ACE阻害薬/ARB、カリウム保持性利尿薬などの併用でリスクが上がることがあります。動悸、脱力、しびれなどがあれば早めにご相談ください。
すぐ受診すべき症状は?
高熱、広範囲の発疹、水疱、目の充血、口内炎、強い倦怠感、息苦しさなどは重篤な副作用の可能性があります。直ちに服用を中止し受診してください。
妊娠中・授乳中でも飲めますか?
妊娠中(妊娠の可能性がある場合を含む)は原則として使用できません。授乳中は状況により判断が必要です。自己判断で服用せず、必ず医師へ妊娠・授乳の状況を伝えてください。
医師からのコメント・費用
「ST合剤は状況により、尿路・前立腺感染で有力な選択肢になります。副作用リスクがあるため、併用薬や腎機能を確認しながら安全に使うことが大切です。」
監修:黒田揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋 院長)
薬価改定・処方日数・調剤料等で自己負担は変動します。受診時に処方内容に沿ってご案内します。
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