コラム
ポテンツァは何回コースが正解?|症状別“天井”の目安と切り替え基準
ポテンツァは何回コースが正解?
症状別“天井(頭打ち)”の目安と切り替え基準【コラム】
ここでは「回数をどう決めるか」「どこで頭打ちか」「続行と切替えの判断」に限定して解説します。
施術のメカニズムやダウンタイム、料金などの百科情報は総合ページ/子ページに委ね、意思決定の実務に絞ったコラムです。
回数設計のフレーム:3軸で決める
- 目的×病態:萎縮性瘢痕(深さ)/毛穴・テカリ(皮脂腺)/軽度たるみ・小じわ(真皮コラーゲン)。
- 層と強度:針深度・出力・密度・パス数。強め短期 or マイルド積み上げ。
- 制約:ダウンタイム許容量・イベント時期・費用。優先順位で回数を最適化。
症状別「回数レンジ」と“天井”の目安
症状/目的 | 初期コース目安 | “天井”サイン | 以降の方針 |
---|---|---|---|
萎縮性ニキビ跡(浅〜中等度) | 4–6週間間隔で3–5回 | 3回時点で写真・触察の改善伸びが鈍化 | 出力/密度見直し or 併用(サブシジョン/ピコ/ピーリング) |
毛穴・テカリ・肌理 | 3–4回で土台づくり → 2–3か月おきメンテ | 2–3回で質感改善が横ばい | メンテ移行 or IPL/ピーリング併用 |
小じわ・軽度たるみ・ハリ | 3–4回 → 季節ごとメンテ | 2–3回で張り感が頭打ち | 強度再設定 or 他機器/スキンブースター併用を検討 |
炎症性にきび主体 | まず炎症コントロール(外用/内服/ピーリング等) | 炎症持続・赤み強い | ポテンツァは延期し炎症安定後に再評価 |
※上記はあくまでコース設計の目安です。肌質・生活習慣・ダウンタイム許容量により最適解は変わります。
打ち切り・切替えの判断基準(“天井”の実務的サイン)
- 主観×客観のズレ:ご本人の実感が薄く、医師評価でも改善幅が5〜10%程度を3回連続で推移。
- フォトレビューで伸びが鈍化:同一条件写真の明確な変化が乏しい。
- 副反応がコスト超過:赤み/色素沈着などの管理コストが効果上積みを上回る。
- 目的が達成:目標ライン到達後はメンテナンス間隔へ移行。
→ “天井”を感じたら、出力・密度の再設計や、他施術との役割分担に切り替えます。
目的別サンプルプラン(イベント逆算)
① 挙式まで3か月・毛穴/テカリ
- 0週:ポテンツァ(マイルド)
- 4週:2回目(設計微調整)
- 8週:IPLで色ムラ整える
- 12週:仕上げのメンテ or 施術なし
② ニキビ跡(中等度)を底上げ
- 0週:ポテンツァ(瘢痕深さに合わせ設計)
- 4〜6週:2回目
- 8〜12週:3回目(ここで“天井”評価)
- 以降:併用orメンテ
③ 小じわ・ハリ感(仕事の繁忙を回避)
- 2か月おきに合計3回
- DT少なめ設計で継続性を担保
- 頭打ち後は季節毎メンテ
※個別設計(出力・針深度・密度)はカウンセリング時に最適化します。
ポテンツァの回数設計を相談する
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関連ページ(詳しい百科情報はこちら)
- 総合案内:仕組み・適応・流れ・FAQ
- ニキビ跡に強い設計(タイプ別の考え方)
- 毛穴・肌理・テカリの設計
- 小じわ・軽度たるみの設計
- ダウンタイム日別ケア
- ピコ/IPL/ピーリングとの併用・すみ分け
- 料金・コース・オプション
- 症例掲載の方針(同一条件・無加工)
※本コラムは「回数/天井/切替えの意思決定」に限定した内容です。百科情報は上記リンクをご参照ください。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「“どれだけ続ければいいか”は、客観指標と主観満足度の両輪で決めます。天井を超えて打ち続けるより、切り替えのタイミングを見極める方が結果的に近道です。」
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)/0th CLINIC 日本橋 院長
* 効果・回数・ダウンタイムには個人差があります。本コラムの目安は診療による個別最適化の出発点です。