サスタノン
💉 サスタノン注射とは(テストステロン補充療法)

サスタノンは、4種類のテストステロンエステルを組み合わせた混合型男性ホルモン製剤です。
注射1回で速効性と持続性を両立し、TRT(テストステロン補充療法)の中心的治療薬として世界中で使われています。
項目 | 内容 |
---|---|
一般名 | テストステロンプロピオン酸+フェニルプロピオン酸+イソカプロ酸+デカン酸 |
剤形 | 筋肉注射剤(油性) |
適応症 | 性腺機能低下症、LOH症候群、加齢性テストステロン低下症候群など |
保険適用 | ○(症状・診断基準に応じて保険使用可) |
特徴 |
|
● サスタノンはホルモン濃度の急変動が少なく、安定した補充が可能です。
● にきび、赤血球増加、前立腺症状など副反応には定期モニタリングを行います。
● 自己判断での使用は禁忌であり、医師管理下での継続的な治療が必要です。
✅ サスタノンは、男性更年期障害(LOH症候群)の中心的治療薬として、
海外のガイドライン(Endocrine Society)や当院のテストステロン補充外来でも推奨されています。
長引く疲労・性欲低下・集中力不良でお悩みの方は、メンズヘルス外来にご相談ください。
💡 サスタノン注射の作用と使い方(テストステロン補充療法)
■ TRTに使われる複合型テストステロン製剤
サスタノン(Sustanon)は、4種類のテストステロンエステル(プロピオン酸、フェニルプロピオン酸、イソカプロ酸、デカン酸)を配合した混合型の男性ホルモン注射剤です。
世界的に使用されている信頼性の高いTRT薬剤で、LOH症候群(男性更年期障害)や性腺機能低下症などに用いられます。
■ 即効性と持続性を両立した補充注射
各エステルが体内で異なる速度で代謝されることで、注射直後から数週間にわたりテストステロン濃度が安定します。
注射間隔は通常3〜4週に1回。性欲や体力の改善、メンタルの安定化に効果が期待されます。
■ 投与法と投与量の目安
● 一般的な投与量は、サスタノン250mgを筋肉注射(臀部や上腕部)にて施行。
● 血中ホルモン濃度・血球数・前立腺指標などを定期的に測定し、安全性を確保します。
■ 特徴と治療中の注意点
● サスタノンはホルモン濃度の変動が少なく、比較的副作用が出にくいとされますが、
皮脂の増加、赤血球増加、前立腺への影響には注意が必要です。
● 自己注射や個人輸入は禁止されており、必ず医師の管理下での治療が必要です。
✅ サスタノンは、男性ホルモンを安全かつ持続的に補充するための有力な治療法です。
長引く疲労感や性欲の低下、気力の喪失などが気になる方は、メンズヘルス外来までお気軽にご相談ください。
⚠ サスタノン注射における注意点
サスタノン(Sustanon)は、複数のテストステロンエステルを含む混合型の男性ホルモン製剤で、男性更年期障害(LOH症候群)や性腺機能低下症の治療に使用されます。
長時間作用型で利便性の高い治療薬ですが、副反応や個別の調整が必要な場合もあります。
🟣 特に注意したいポイント:
注射後、ホルモン変動による皮脂の増加・感情の起伏・むくみ・にきびなどが一時的に出現することがあります。
効果と副作用のバランスを保つために、初期段階での定期検査と細かな調整が重要です。
- 自己注射や個人輸入は厳禁(安全管理の面から医師の管理下でのみ使用)
- 血液の粘度上昇(赤血球増多)に注意(Ht/Hbの定期モニタリングが必須)
- 前立腺肥大やPSA高値の方は投与前に医師へ申告(泌尿器科との連携)
- 気分の変化(怒りっぽさ・気分の浮き沈み)がある場合は投与量や間隔を調整
- 注射部位に腫れや痛みが出た場合は、臀部・大腿など筋肉量の多い部位に交互注射を推奨
- 長期使用では脂質・肝機能・ホルモンバランスの定期的なチェックが必要
💉 更年期障害に用いるテストステロン製剤の比較
男性更年期障害(LOH症候群)では、不足したテストステロンを補う治療(TRT)が行われます。
使用される製剤には、注射・貼付・塗布・内服などがあり、それぞれに特徴と利点・欠点があります。
以下は、主なテストステロン補充製剤の比較表です。
項目 | テストステロン注射 (エナント酸エステル) |
サスタノン注射 (4種混合エステル) |
テストステロン塗布剤 (グローミン®など) |
テストステロンパッチ (海外製品中心) |
---|---|---|---|---|
剤形 | 筋肉注射(2〜4週ごと) | 筋肉注射(3〜4週ごと) | 外用薬(1日1〜2回塗布) | 貼付剤(1日1回) |
効果の持続性 | ◎ 長時間持続 | ◎ 持続性に優れ血中安定 | △ 毎日の使用が必要 | △ 剥がれやすさあり |
即効性 | ◎ 効果実感が早い | ◎ 即効性と持続性を両立 | ○ 穏やかに効く | ○ 緩やかに効く |
副作用・注意点 |
赤血球増多、にきび、肝機能変化 血中濃度の変動に注意 |
気分変動・皮脂増加・赤血球増加 PSA・Htのモニタリングが必要 |
皮膚刺激、女性や子供との接触に注意 | 皮膚かぶれ、粘着力の低下 |
使用のしやすさ | △ 医療機関での注射が必要 | △ 医療機関での管理が必要 | ◎ 自宅で簡単に使用可能 | ○ 自己管理可・皮膚管理が必要 |
日本での入手性 | △ 一時的に供給不安定(現在は自由診療対応) | ○ 輸入製剤として自費で使用中 | ○ 自由診療で処方可 | △ 海外製中心・個人輸入ルート |
✅ テストステロン製剤はライフスタイル・通院頻度・副作用への配慮に応じて選択されます。
医師と相談のうえで、最適な補充方法を決定することが大切です。
⚠️ 現在のお知らせ:
国内におけるテストステロンエナント酸エステル注射剤の供給が不安定な状況が続いており、
当院では、輸入製剤(サスタノンなど)を使用した自由診療でのご案内となっております。
現在、保険診療での注射製剤の提供は一時的に休止しており、ご理解のほどお願いいたします。
🏋️♂️ サスタノン(Sustanon)による筋肉増強補助療法
サスタノン(Sustanon)は、4種のテストステロンエステル(プロピオン酸、フェニルプロピオン酸、イソカプロ酸、デカン酸)を組み合わせた長時間作用型男性ホルモン注射剤です。
本来は性腺機能低下症や男性更年期障害への治療として開発されましたが、筋肉量・筋力・体力の維持・向上を目的とした補助療法として、自由診療で応用されるケースもあります。
■ サスタノンの特徴と作用
- ✅ 複数のテストステロンエステルにより、持続的で安定した血中濃度を実現
- ✅ 筋タンパク合成促進、骨量増加、代謝活性の向上
- ✅ 加齢やストレスによる筋肉減少に対し、筋量・体力の回復が期待されます
■ 治療スケジュール
通常、3〜4週間に1回の筋肉注射を継続的に行います。
投与前には、ホルモン検査・血液検査・既往歴の確認を実施し、安全性を確保した上で治療を進めます。
■ 注意点と副作用
- ⚠️ 赤血球増加・肝機能異常・水分貯留・前立腺肥大などのリスク
- ⚠️ 自己注射や無許可の使用は禁止です
- ⚠️ 副作用監視・定期的な検査(PSA・Ht・肝機能)が不可欠です
✅ サスタノンは国内未承認薬であり、当院では医師による個人輸入を経て、安全性を確認の上で使用しています。
自由診療(全額自己負担)として提供しており、医学的管理と適応判断のもとでのみ使用可能です。
❓ サスタノン注射のQ&A(よくある質問)
Q. サスタノンとはどんな薬ですか?
A. サスタノンは、4種類のテストステロンエステルを組み合わせた長時間作用型の男性ホルモン注射剤です。
LOH症候群(男性更年期障害)や性腺機能低下症の治療に用いられます。
Q. どのように投与されますか?
A. 通常、3〜4週に1回、筋肉注射で投与されます。成分が段階的に代謝されるため、血中ホルモン濃度が比較的安定しやすいのが特徴です。
Q. 注射後に副反応はありますか?
A. 一時的に皮脂分泌の増加・にきび・むくみ・気分変動などがみられることがあります。
赤血球増加や前立腺肥大のリスクもあるため、定期的な血液検査が必要です。
Q. 治療中に気をつけることはありますか?
A. サスタノンは自己判断での増減や注射間隔の変更は禁止です。
医師によるモニタリングのもとで、テストステロン値・赤血球数・肝機能・PSAなどを定期的に確認します。
Q. 保険適用になりますか?
A. 現在、テストステロンエナント酸エステル製剤の供給不安定化に伴い、当院ではサスタノンを使用した自由診療(自費)での対応を行っています。
初診時に詳しくご案内いたします。
Q. どんな効果が期待できますか?
A. 性欲の回復・活力の向上・筋力増加・気分や集中力の改善が期待されます。
数回の投与を通じて、徐々に効果を実感される方が多くいらっしゃいます。
💉 サスタノン補充療法の国際的使用とエビデンス
■ 国際的な使用状況
サスタノン(Sustanon)は、4種類のテストステロンエステル(短・中・長期型)を配合した混合型男性ホルモン注射薬です。
各成分が時間差で放出されることで、比較的安定した血中濃度の維持が可能とされています。
- ● 欧州・中東・アジア諸国を中心に、TRT(男性ホルモン補充療法)の定番薬剤として使用されています。
- ● 通常3~4週間ごとの筋肉注射で投与されます。
- ● 国内では、テストステロンエナント酸エステルの供給不安を受け、サスタノンを用いた自由診療が増加しています。
■ 臨床研究と使用上の注意点
- ● TRTにより、性欲・活力・筋肉量・骨密度・抑うつ症状の改善が報告されています。
- ● 一方で、赤血球増多・肝機能異常・前立腺疾患への注意が必要です。
- ● AUA(米国泌尿器科学会)2021ガイドラインでは、PSA・Ht・テストステロン濃度の定期評価が必須とされています。
■ エビデンスの出典(代表例)
- ・Bhasin S, et al. “Testosterone Therapy in Men With Hypogonadism” – JAMA 2020
- ・Kovac JR, et al. “An update on the use of injectable testosterone for hypogonadism” – Ther Adv Urol. 2018
- ・AUA Guidelines on Evaluation and Management of Testosterone Deficiency – AUA 2021
- ・日本内分泌学会「男性性腺機能低下症診療の手引き(2022年改訂版)」 – JES公式サイト
✅ サスタノンによる男性ホルモン補充療法は、科学的根拠と国際的ガイドラインに基づく治療です。
適切な検査・評価のもとで行えば、安全かつ効果的にQOLの向上が期待できます。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「テストステロンの低下は、日常生活の活力や性機能、集中力にも大きく影響します。
サスタノン注射は、効果の実感が早く、継続しやすい補充療法として多くの患者さんに選ばれています。」
男性更年期に関する悩みは、我慢せずにご相談ください。
しっかりと検査を行い、ホルモンバランスを整えることで、人生の質を高めるお手伝いをしています。
0th CLINIC
・泌尿器科専門医
・男性更年期・性機能障害に精通
・自由診療におけるTRT経験多数

「テストステロン補充療法は、診断・治療だけでなく、定期的な血液検査による安全管理が重要です。
しっかりとリスクを評価しながら、その人らしいパフォーマンスを最大限に引き出す治療を行っています。」
長く健康に活躍するためには、ホルモンバランスの最適化も欠かせません。
健康診断では気づかれにくい症状も、ぜひお気軽にご相談ください。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/TRT・疲労・ホルモン治療に精通
検査から治療まで一貫してサポート
⚠️ サスタノン(Sustanon)の使用に関する重要なお知らせ
当院では、男性更年期障害(LOH症候群)や性腺機能低下症に対する治療の一環として、テストステロン補充療法(TRT)を実施しています。 現在、国内で承認されたテストステロン注射製剤の供給が不安定なため、当院では代替手段として、未承認薬「サスタノン(Sustanon)」を使用した自由診療を行っております。
- 🔹 医薬品名:サスタノン®(Sustanon)
- 🔹 製造国・メーカー:欧州・アジア地域のGMP基準を満たした製薬会社による製造
- 🔹 国内未承認薬品であり、日本では医薬品医療機器等法(薬機法)に基づく承認を受けていません。
- 🔹 当院医師の個人輸入により、安全性・有効性を確認したうえで使用しています。
- 🔹 日本国内においては厚生労働省の「個人輸入の取り扱いに関するガイドライン」に従い、医師責任のもとで使用しています。
この治療は公的保険の適用外(自由診療)であり、費用は全額自己負担となります。
詳しいリスクや費用、代替手段については、初診時に医師から詳しくご説明させていただきます。
※治療をご希望される方は、上記内容をご理解・同意の上でお申し込みいただく必要があります。
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