ヒアルロン酸注入|ダウンタイム・リスク・副作用と術後ケア

ヒアルロン酸注入後のダウンタイム・副作用・緊急受診の目安|0th CLINIC 日本橋
Aftercare & Safety

ヒアルロン酸注入後、
何が「通常」で、何が「異常」か。

注入後の赤み・腫れ・むくみ・内出血は、多くの場合一時的です。 一方で、頻度は低くても、血管塞栓や感染、視覚症状など、早期対応が必要な合併症があります。 このページでは、通常の経過と、医療機関へ連絡・受診すべき症状を分けてご案内します。

施術直後の方へ:急な視力低下・視野異常・複視、強い眼痛、ろれつが回らない、手足や顔の麻痺・しびれ、激しい頭痛などがある場合は、LINE等の返信を待たず、救急受診または119番通報を優先してください。

Triage

まず確認:術後症状の目安

多くは経過観察 軽い赤み・腫れ・圧痛・小さな内出血

施術直後〜数日にみられます。徐々に改善していれば、多くは通常の経過です。

クリニックへ連絡 症状が強い・長引く・悪化している

強いむくみ、持続するしこり、赤み・熱感の増悪、膿、発熱、左右差の悪化などは診察が必要です。

緊急評価 皮膚色の異常・強い痛み・視覚/神経症状

血流障害や眼・脳血管系の合併症を否定できません。経過観察せず、速やかな医療評価が必要です。

Typical Course

ダウンタイムの一般的な経過

症状 みられやすい時期 一般的な経過 注意すること
赤み・軽い腫れ 直後〜数日 多くは徐々に軽快 強く触らない。必要に応じ短時間の軽い冷却。
むくみ・圧痛 当日〜数日 部位により数日〜1週間程度 飲酒・高温環境・強い運動で増悪することがあります。
内出血 当日〜翌日 色が紫〜黄色に変化しながら1〜2週間程度で改善することがあります 拡大する血腫や強い痛みがあれば連絡してください。
触った時の硬さ・違和感 数日〜 馴染むにつれ軽くなることがあります 自己判断で強く揉まないでください。
遅れて出る腫れ・結節 数週〜数か月以降 まれですが遅発性炎症や結節が起こることがあります 感染症、歯科治療、体調変化などの前後で腫れた場合も受診を。

※上記は一般的な目安です。唇・目周り・こめかみ・顎など、部位や注入量、製剤、体質によって経過は異なります。

Aftercare

施術当日〜数日の過ごし方

洗顔・スキンケア

強くこすらず、穿刺部を清潔に保ちます。刺激の強いピーリング等は赤みが落ち着くまで控えます。

メイク

穿刺部の状態を確認し、強い摩擦を避けます。当院から個別指示がある場合はそちらを優先してください。

入浴・サウナ

当日は長湯やサウナなど、体温が大きく上がる行為を避けると腫れ・赤みを抑えやすくなります。

運動

激しい運動は当日〜翌日は控え、腫れ・内出血の状態をみながら再開します。

飲酒

当日は控えることをおすすめします。血流増加により腫れや内出血が目立つことがあります。

マッサージ・圧迫

医師から指示がない限り、自己判断で強く揉んだり押したりしないでください。

Red Flags

すぐに連絡・受診が必要な症状

血流障害を疑うサイン

  • 通常の注射痛とは異なる、強い・増悪する痛み
  • 皮膚が白くなる、灰色・青紫色になる
  • 網目状・まだらな皮膚色の変化
  • 時間とともに範囲が広がる色調変化や水疱

これらは自己判断で冷却や強いマッサージを続けず、直ちに施術医療機関へ連絡してください。

視覚・神経症状

  • 急な視力低下、視野が欠ける、かすむ
  • 物が二重に見える、眼球運動の異常、強い眼痛
  • 突然の激しい頭痛、めまい
  • 顔や手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない

視覚症状・神経症状は時間依存性の緊急事態です。LINE等の返信を待たず、救急受診または119番通報を優先してください。

感染・強い炎症を疑うサイン

  • 赤み・熱感・腫れ・痛みが日ごとに悪化する
  • 膿や浸出液が出る
  • 発熱、悪寒、全身倦怠感を伴う

感染が疑われる場合も早めの診察が必要です。

Vascular Occlusion

血管塞栓が疑われるとき:患者さんが行うこと

行うこと

  • 症状が出た時刻を確認する
  • 痛み・皮膚色の変化・視覚症状を確認する
  • 可能であれば明るい場所で患部の写真を撮る
  • 施術した医療機関へ直ちに連絡する
  • 視覚・神経症状があれば救急医療へ直行する

自己判断で行わないこと

  • 症状が消えるまで様子を見る
  • 長時間の冷却を続ける
  • 強く揉む・押す
  • 市販薬だけで対応する
  • 視覚症状があるのにLINEや予約枠の返答を待つ

医療機関側では、皮膚血流の評価、ヒアルロニダーゼの投与を含む処置、必要に応じた専門医・救急医療への連携を検討します。 視覚障害を伴う場合は、院内処置が救急搬送を遅らせないことが重要です。

Hyaluronidase

ヒアルロニダーゼによる「溶解」について

ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を分解する酵素で、形の修正、過剰注入、結節、血管塞栓が疑われる場合などに使用されます。 ただし「一度で必ず完全に元通りになる」処置ではありません。

知っておきたいこと

  • 注入部位・量・製剤によって反応が異なります
  • 複数回の投与が必要なことがあります
  • 腫れ・赤み・圧痛・内出血が起こることがあります
  • まれにアレルギー反応があります

視覚症状がある場合

ヒアルロニダーゼはHAフィラーによる血管合併症に重要な薬剤ですが、フィラーによる視力障害に対する治療効果は確立していません。救急搬送・眼科を含む専門的評価を遅らせないことが最優先です。

Before an Event

結婚式・撮影・大切な予定がある場合

腫れや内出血だけでなく、仕上がりが馴染む時間や、必要に応じた微調整まで考えると、 初回のヒアルロン酸注入を大切な予定の直前に行うことはおすすめしません。

ひとつの目安として2週間以上前。 唇や目周りなど腫れやすい部位、初回治療、複数部位の治療では、さらに余裕を持った日程をご検討ください。

Questions

術後によくあるご質問

腫れは何日くらい続きますか?

軽い腫れは数日で落ち着くことが多いですが、唇や目周りなど部位によって差があります。日ごとに改善せず、むしろ悪化する場合はご連絡ください。

内出血はいつ消えますか?

1〜2週間程度かけて紫色から黄色へ変化しながら改善することがあります。急速に拡大する血腫や強い痛みがある場合は診察が必要です。

冷やしてもよいですか?

通常の軽い腫れや内出血には、短時間の軽い冷却を行うことがあります。ただし、強い痛みや皮膚が白い・紫色になるなど血流障害が疑われる場合は、冷却を続けず直ちに医療機関へ連絡してください。

しこりを自分で揉んでもよいですか?

原則として自己判断で強く揉むことはおすすめしません。製剤、層、施術からの時期によって対応が異なるため、気になる場合は診察で確認します。

ヒアルロン酸は必ず溶かせますか?

HAフィラーはヒアルロニダーゼで分解できますが、必要量や回数には個人差があります。また、ヒアルロン酸以外のフィラーは同じ方法では溶解できません。

数か月後に急に腫れることはありますか?

まれですが、遅発性の炎症や結節が起こることがあります。感染症や歯科治療などの前後に腫れが出ることも報告されているため、注入歴を医師にお伝えください。

Doctor’s Note

医師から

ヒアルロン酸注入後に大切なのは、「少し腫れている」こと自体ではなく、時間とともに改善しているかどうかです。 強い痛み、皮膚色の変化、視覚症状、急速な悪化は通常のダウンタイムとして扱わず、早期に評価します。 迷う症状がある場合は、施術した医療機関へご連絡ください。

監修:黒田 揮志夫 医師|0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/病理専門医

0th CLINIC Nihonbashi

施術後の症状について

当院で施術を受けた患者さまで、通常経過か判断に迷う症状がある場合は、当院の案内に沿ってご連絡ください。 視覚症状・神経症状など緊急性が高い症状では、当院からの返信を待たず救急医療を優先してください。

0th CLINIC 日本橋 東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F 日本橋駅 D1出口 徒歩3分

本ページは一般的な医療情報であり、個別の診断や救急判断に代わるものではありません。症状が強い場合・急速に悪化する場合は医療機関を受診してください。

最終更新:2026-09-08

【自由診療および使用製剤に関するご案内】

  • 本治療は自由診療です(保険適用外)
  • 当院では、国内で承認されているヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタⓇシリーズ、レスチレンⓇ)を使用しております。
  • また、一部施術においては、国内未承認のヒアルロン酸製剤「ビエンフィル(Bienfill)」を使用することがあります。
    この製剤は韓国MFDS(食品医薬品安全処)の基準を満たしており、安全性・品質が認証された製品です。
  • 国内未承認医薬品の使用については、医師の責任において輸入・管理しており、日本国内における同一成分・効能を有する代替製剤は存在しません。

※未承認医薬品に関する詳細は、厚生労働省の公式情報をご参照ください:
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/

信頼できる公的機関の参考リンク

【監修医師について】

本ページの内容は、0th CLINIC 院長 黒田 揮志夫(くろだ きしお)
[病理専門医/皮膚病理医]が監修しています。

すべての治療情報は、国内外の医療文献・臨床ガイドライン・承認情報に基づき、医学的エビデンスに即して正確かつ中立的に記載しています。
情報は随時、最新の知見に基づいて更新・確認を行っております。

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