インフルエンザ予防投与|有効性・対象・料金|日本橋 0th CLINIC

インフルエンザ予防投与|有効性・対象・料金|日本橋 0th CLINIC

Influenza Post-Exposure Prophylaxis

インフルエンザ予防投与

ご家族の発症や、身近な接触のあとに


同居するご家族がインフルエンザを発症したとき。大切な試験や仕事を数日後に控えているとき。 接触から間もない段階で抗インフルエンザ薬を用いると、発症の可能性を大きく下げられることが臨床試験で確かめられています。 当院では院長が直接お話を伺い、予防投与が本当に必要か、どの薬が合うかを診察のうえで判断いたします。

開始の目安
接触後 48 時間以内
発症抑制(臨床試験)
相対リスク 63–89% 減
料金(税込)
8,800 円から
ご予約はこちら LINEにて承っております。ご相談は来院時の診察で丁寧に伺います。

About

予防投与とは

インフルエンザの予防投与(化学予防)は、発症した方と接触した人が、まだ症状の出ていない段階で抗インフルエンザ薬を使い、感染の成立や発症を抑える方法です。 ワクチンがシーズンを通して備えるものであるのに対し、予防投与は「接触が起きた直後」に限って用いる、いわば短期間の守りにあたります。

ワクチンの代わりになるものではなく、発症を完全に防ぐものでもありません。発症者と過ごす部屋を分ける、こまめに換気する、手を洗うといった基本の対策と組み合わせることで意味を持ちます。

Evidence

どのくらい発症を防げるのか

家族内で接触した方を対象とした臨床試験では、何も使わなかった場合に100人中およそ12〜17人が発症したのに対し、予防投与を受けた方では100人中およそ1〜5人にとどまりました。

オセルタミビル 1日1回・7日間

北米・欧州76施設/12歳以上の家族内接触者(Welliver R, et al. JAMA 2001)

防御効果89%検査で確認されたインフルエンザの発症

イナビル 20mg・1日1回・2日間

国内多施設/家族内接触者1,451名(Kashiwagi S, et al. J Infect Chemother 2013)

相対リスク減少77.0%投与後10日間の発症割合

イナビル 40mg・単回吸入

国内50施設/10歳以上の同居家族801名(Kashiwagi S, et al. Clin Infect Dis 2016)

相対リスク減少62.8%投与後10日間の発症割合

数字を読むときに

いずれの試験も、発症者の症状が出てから48時間以内に予防投与を始めた方を対象としています。開始が遅れた場合に同じ効果が得られるとは限りません。 また、オセルタミビルの予防効果は服用している期間に限られます。

2024年にLancet誌に掲載された複数試験の統合解析では、高齢の方や持病のある方など重症化しやすい方で発症リスクの明らかな低下が示された一方、健康な若い世代では効果の幅が小さい可能性も指摘されています。 どなたにも一律におすすめするのではなく、ご本人の状況に照らして判断するのはこのためです。

効果には個人差があり、予防投与によって発症を完全に防げるわけではありません。

  1. 1. Welliver R, et al. Effectiveness of oseltamivir in preventing influenza in household contacts. JAMA. 2001;285(6):748-54.
  2. 2. Kashiwagi S, et al. Laninamivir octanoate for post-exposure prophylaxis of influenza in household contacts. J Infect Chemother. 2013;19(4):740-9.
  3. 3. Kashiwagi S, et al. Long-acting neuraminidase inhibitor laninamivir octanoate as post-exposure prophylaxis for influenza. Clin Infect Dis. 2016;63:330-7.
  4. 4. Zhao Y, et al. Post-exposure prophylaxis of influenza: a systematic review and network meta-analysis. Lancet. 2024 Aug 24.

Indication

対象となる方

添付文書上の対象
インフルエンザを発症した方の同居家族または共同生活者で、次に当てはまる方が原則の対象です。
  • 65歳以上の方
  • 喘息・COPDなどの慢性呼吸器疾患、慢性心疾患のある方
  • 糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害のある方
ご相談の多い状況
受験や資格試験、出張、大切な商談などを控え、数日間どうしても体調を崩せない方からのご相談も多くいただきます。 上記の対象に当てはまらない場合も、期待できる効果と副作用を診察でご説明したうえで、医師が可否を判断いたします。
予防投与の対象外
すでに発熱や咳、のどの痛みなどがある方は、予防ではなく検査と治療が必要です。 発熱外来でのご受診をご予約ください。

Medicine

二つの薬の違い

当院では飲み薬のオセルタミビルと、吸入薬のイナビルをご用意しています。効果の大きさに加え、飲み続けられるか、吸入がうまくできるか、持病との相性を踏まえて選びます。

オセルタミビルイナビル
かたち飲み薬(カプセル)吸入薬
使い方1日1回、7〜10日間40mgを1回吸入、または20mgを1日1回2日間
向いている方吸入に不安がある方、呼吸器の持病がある方毎日の服用を避けたい方、短期間で済ませたい方
留意点予防効果は服用中に限られます。飲み忘れにご注意ください。正しく吸い込めないと効果が落ちます。院内で吸入方法をご説明します。

Fee

料金

診察+オセルタミビル(10日分)8,800円
診察+イナビル(40mg/2キット)13,200円

表示はすべて税込です。予防目的の投与は公的医療保険の対象外となるため、自由診療としてご案内しています。 診察の結果、予防投与をおすすめしない場合もございます。

ご予約はこちら 接触から時間が経つほど効果が期待しにくくなります。お早めにご予約ください。

Risks

副作用と注意点

主な副作用
吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状。オセルタミビルでは服用初期にみられることがあり、食後の服用で和らぐことがあります。
吸入薬について
喘息やCOPDなど呼吸器の持病がある方では、吸入後に気道が狭くなることがあります。また、乳糖を含むため、乳製品に対するアレルギーのある方はお申し出ください。
異常行動への備え
インフルエンザでは、薬の有無にかかわらず、急に走り出すなどの異常行動が報告されています。特にお子さまや10代の方は、服用後少なくとも2日間はご家族の見守りをお願いしています。
ご来院時のお願い
お薬手帳、または現在服用中の薬がわかるものをお持ちください。未成年の方は保護者の方とご一緒にお越しください。妊娠中・授乳中の方は診察時にお知らせください。

Flow

ご来院までの流れ

  1. ご予約

    LINEよりご希望の日時をお選びください。ご相談内容は来院時に伺いますので、事前のご説明は不要です。

  2. ご来院・問診

    日本橋駅D1出口より徒歩3分。発症されたご家族の発症日、接触の状況、持病や服用中の薬を問診票にご記入いただきます。

  3. 診察

    院長が直接お話を伺い、予防投与の必要性と、期待できる効果・副作用をご説明します。薬の選択もこの場でご一緒に決めます。

  4. 処方・ご説明

    服用や吸入の方法、服用中に気をつけていただきたいことをお伝えしてお渡しします。イナビルは院内で吸入していただくこともできます。

Q&A

よくいただくご質問

予防投与でインフルエンザはどのくらい防げますか?
家族内接触者を対象とした臨床試験では、オセルタミビルで発症割合が12.6%から1.4%に(防御効果89%)、イナビル20mg×2日間で16.9%から3.9%に(相対リスク減少77.0%)低下しました。発症を完全に防ぐものではなく、効果には個人差があります。
いつまでに始めればよいですか?
発症者と接触してから48時間以内の開始が目安です。臨床試験もこの条件で行われており、開始が遅れるほど十分な効果は期待しにくくなります。
家族の一人が発症しました。全員が予防投与を受けるべきですか?
一律におすすめするものではありません。年齢、持病、ワクチン接種歴、接触の程度、控えている予定を伺い、お一人ずつ必要性を判断します。発症者の部屋を分ける、換気、手洗いといった対策が基本です。
ワクチンと併用できますか?
通常の注射のワクチン(不活化ワクチン)とは併用できます。経鼻の生ワクチン(フルミスト)は、抗インフルエンザ薬によって効果が弱まる可能性があるため、接種時期の調整が必要です。ワクチン外来もあわせてご覧ください。
予防投与に保険は使えますか?
予防目的の投与は公的医療保険の対象外となり、自由診療です。当院では診察と薬剤を合わせた料金でご案内しています。
すでに熱や咳がある場合も予防投与を受けられますか?
症状がある場合は予防ではなく、検査と治療の対象です。発熱外来での受診をご予約ください。

Supervision

医師より

インフルエンザ予防投与|有効性・対象・料金|日本橋 0th CLINIC
予防投与は、よく効く方法である一方、どなたにも必要というものではありません。 ご家族の状況や持病、控えていらっしゃる予定を伺い、薬を使う意味が十分にあるときにだけおすすめしています。 迷われている段階でも、どうぞ気兼ねなくお越しください。

黒田 揮志夫0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/外科専門医/病理専門医

最終確認日:2026年9月30日

Access

日本橋駅から徒歩3分

0th CLINIC 日本橋

〒103-0027
東京都中央区日本橋2丁目16番9号
CAMCO日本橋ビル4F(401)
TEL 03-6281-9280

東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋駅」D1出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線「茅場町駅」12番出口より徒歩5分
東京駅八重洲口からもお越しいただけます

診療時間

月・火・金9:00 – 20:00
水・木9:00 – 17:00
土9:00 – 14:00
日・祝休診

完全予約制です。平日は20時まで診療しておりますので、お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。

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