チルゼパチド(マンジャロ)

チルゼパチド(マンジャロ®)|GLP-1/GIP受容体作動薬

チルゼパチド(マンジャロ®)GLP-1/GIP受容体作動薬

食欲を抑え、満腹感を高め、胃排出を遅らせる中枢・消化管作用に加え、GIP作動による相乗効果で大きな体重減少が期待できる週1回注射。

アクセス

東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)

チルゼパチド(マンジャロ)

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概要

  • 成分:チルゼパチド(商品名:マンジャロ® ほか)
  • 投与:週1回の皮下注射(自己注射)
  • 適応2型糖尿病地域により慢性体重管理(肥満症)での承認可否が異なります。
    当院では、国内適応・保険適用に則り、適応外使用はリスク/費用/代替策を説明の上で個別判断します。
  • 期待できる体重減少:生活介入と併用で約15–20%減(試験データの目安)。効果には個人差があります。
大切な前提:薬物療法は食事・運動・睡眠・行動変容とセットで最大効果。単剤のみでは頭打ちになります。
チルゼパチド(マンジャロ)
▲ マンジャロ皮下注ペン型製剤

当院での位置づけ

  • 減量を主目的とする場合の第一選択候補(セマグルチド2.4mgと並ぶ)
  • 2型糖尿病合併では血糖・体重の双方を狙える選択肢
  • SGLT2阻害薬は心腎保護の補完として併用を検討
注意:吐き気・嘔吐・下痢・便秘などGI症状は用量依存的に出やすい。ゆっくり漸増少量頻回食で緩和。

作用機序

  • GLP-1作用:食欲低下・満腹感増強、胃排出遅延、グルカゴン抑制、食後高血糖の是正。
  • GIP作用:インスリン分泌補助・体重減少への相乗効果が示唆。
  • 結果として、摂取カロリー減少が主因。糖尿病合併では血糖指標も改善が期待されます。

用法・用量(漸増スケジュール)

週1回、腹部・大腿・上腕のいずれかに皮下注。毎週同じ曜日に投与します。

段階用量(週1回)期間の目安目的/メモ
開始2.5 mg4週間消化器症状の慣らし(有効用量ではないことが多い)
第1段階5 mg≥4週間症状みながら維持も可
第2段階7.5 mg≥4週間忍容性あれば増量
第3段階10 mg≥4週間多くで効果実感
第4段階12.5 mg≥4週間
最大15 mg維持最小有効用量で維持が原則
TIP GI症状が強い場合は同用量で4週間延長し、落ち着いてから増量。自己判断の中断は避け、連絡を。
  • 12週間(最大耐用量)でもベースライン比4–5%未満の体重減であれば、用量/薬剤/併用/行動療法を再評価します。
  • 注射日を忘れた場合:前回から96時間(4日)以内なら打つ。超える場合は次回へスキップ。

有効性(体重・代謝)

  • 生活介入と併用で、平均15–20%の体重減少を示す試験が複数。
  • 2型糖尿病合併では、A1c、空腹時/食後血糖、脂質の改善が期待。
  • 多くは6–9か月で減量カーブが緩やかになり、その後は維持局面。これは効果消失ではなく、生理的適応です。
長期投与の考え方:肥満は慢性疾患。維持のための継続が前提です。中止すると多くで体重が戻ります。

現実的な目標設定

  • 3か月:体重の≥5%
  • 6か月:10–15%
  • 12か月:維持+生活行動の固定化

※個人差あり。疾患併存・投与量・介入強度で上下します。

安全性・禁忌

よくある副作用

  • 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、胃もたれ(用量依存・開始/増量時に目立つ)
  • 食欲低下、味覚変化、倦怠感
  • 心拍数の軽度上昇
対策:少量頻回食・脂っこい/甘い物を控える・水分/電解質をこまめに。

稀だが重要な有害事象

  • 胆嚢疾患(上腹部痛/発熱/黄疸に注意)
  • 膵炎(持続する強い腹痛+嘔吐)
  • 腸閉塞・胃不全麻痺が疑われる症状
  • 抑うつ・自殺念慮:症状あれば直ちに連絡/受診
  • 糖尿病網膜症の悪化:既往がある場合は緩徐増量+眼科フォロー

禁忌・慎重投与

  • 妊娠・授乳:禁忌。妊娠希望は事前に計画・中止時期を相談。
  • 甲状腺髄様がん(MTC)/MEN2の既往・家族歴:禁忌。
  • 過去の重度膵炎:原則避ける。
  • 重度の胃腸運動障害、重度の腎・肝障害は個別判断。

相互作用・併用時の注意

  • インスリン/スルホニル尿素/グリニド:低血糖リスク。減量に応じて用量調整。
  • 他の食欲抑制薬:副作用増強に注意し、原則は段階的に。

モニタリング(当院プロトコル)

対象:チルゼパチド(マンジャロ®)治療中の患者さん。週1回のGIP/GLP-1デュアル作動薬の特性上、食欲低下・体重減少・消化器症状のモニタリングを丁寧に行います。

当院の使い分け(要点)
  • 高齢・低体重で選ぶことがある:週1回でアドヒアランス良好。単剤・非SU/非インスリン併用では低血糖リスクは比較的低め(個別評価は必須)。
  • 減量効果が強いため、やせ/フレイルでは2.5mg開始+緩徐増量とし、栄養・体重・フレイル指標を密にフォロー。
  • 腎機能低下例でも一般に用量調整不要。ただし消化器症状→脱水→腎機能悪化の連鎖に注意し、水分指導と検査フォローを併用。

フォローアップの時期

  • 導入〜3か月: 4–6週間ごとに診察。副作用・体重・血圧・脈拍・脱水所見を確認。
  • その後: 2–3か月ごとの定期フォロー。必要に応じて血液(腎機能・電解質・肝酵素)/尿検査
  • 糖尿病合併: 自己血糖測定またはデバイスを活用。急速な血糖改善時の網膜症一過性悪化に配慮し、対象は眼科フォロー前倒し

※ 施設方針や患者背景で頻度は調整します(多疾患合併・高齢・やせ/フレイルは頻回化)。

治療目標と意思決定の目安

  • 体重目標: 生活介入併用で12週で ≥4–5%減を一つの評価線(やせ/フレイルは減量目標を設けないか、維持重視)。
  • 増量方針: GI症状が軽度で忍容性があれば2.5→5→7.5→10→12.5→15mgへ段階増量。症状優先で、つらい場合は「据え置き/一段階戻し」。
  • 見直し条件: 体重・血糖の改善が乏しい/副作用で生活の質が低下 → 用量調整・併用薬見直し・介入強化を検討。

毎回の安全性チェック

  • 消化器症状: 吐き気・嘔吐・下痢・便秘・食欲低下。少量頻回食/脂質控えめ/水分補給を指導。
  • 脱水サイン: 口渇・めまい・起立性低血圧・BUN/Cre上昇。必要時は点滴・増量延期。
  • 胆嚢/膵: 上腹部痛(背部放散)・発熱・黄疸 → 早期受診・精査を指示。
  • 眼症: HbA1cが急速に低下した症例は網膜症悪化に注意し、眼科と連携。
  • 注射部位: 腹部/大腿/上腕でローテーション。皮下が薄い方は部位選択に配慮。

併用薬の見直しと特別配慮

  • SU/インスリン併用: 低血糖回避のため、導入前後で先に減量を検討。自己血糖/症状教育を徹底。
  • SGLT2併用: 体液管理と腎機能/電解質を定期チェック。
  • CKD: 一般に用量調整不要だが、GI症状→脱水→腎機能悪化の連鎖を予防。
  • 高齢・低体重: 栄養評価(たんぱく質摂取、食事量)、歩行速度・握力などのフレイル指標をモニター。

ミスドーズ・シックデイ対応

  • 打ち忘れ: 予定日から4日(96時間)以内なら思い出した時に投与、4日超は次回予定日に再開。
  • 体調不良・絶食・嘔吐下痢: 無理に増量しない/一時据え置き。脱水回避を優先し、必要に応じ受診。
  • 周術期: 麻酔科・主治医と事前計画。施設方針に従い一時中止の可否を決定。
生活支援(併用が前提): 食事(たんぱく質/食物繊維/低GI)・活動量(NEAT+有酸素+レジスタンス)・睡眠・ストレス介入をセットで実施。

⚖ 肥満治療としてのマンジャロ(Mounjaro)

マンジャロの肥満症治療薬などとして

マンジャロ(チルゼパチド)は、糖尿病治療薬として開発された一方で、肥満症に対する顕著な体重減少効果が報告され、肥満治療薬としても世界的に注目されています。

■ 国際的な臨床試験と有効性

  • SURMOUNT-1試験(NEJM, 2022)では、糖尿病のない肥満者において、15mgのマンジャロ投与により平均体重の20.9%減少が確認されました。
  • SURMOUNT-2試験(NEJM, 2023)では、糖尿病を合併する肥満者においても、体重減少効果が12〜14.7%と有意に高く、プラセボと比較して有効性が明らかとなりました。
  • ● 大規模なメタアナリシスでは、チルゼパチドはGLP-1単独薬よりも体重減少効果が高いと示され、非糖尿病者における減量薬としての可能性が支持されています。

■ 投与方法とモニタリング

マンジャロは週1回皮下注射で使用され、初回は2.5mgから始め、最低4週間ごとに2.5mgずつ増量し、最大15mgまで段階的に調整されます。
減量目的の場合も、副作用を最小限に抑えつつ最小有効量で維持することが推奨されます。

● 糖尿病合併例では血糖値と低血糖リスクの定期的なモニタリングが必要です。
糖尿病網膜症を有する方では、急速な血糖改善による悪化リスクがあるため、慎重な増量と観察が必要です。

■ 副作用と禁忌事項

  • ● よくある副作用には吐き気・下痢・便秘・食欲不振・軽度の頻脈などがあります。
  • ● 症状は用量依存性で、食事指導や緩やかな増量で軽減されることが多いです。
  • 手術を予定している場合は7日前から休薬し、麻酔中の胃内容物逆流リスクを回避する必要があります。
  • 抑うつや自殺念慮の兆候がある場合は、精神状態の評価とモニタリングが必要です。

■ 禁忌

  • 妊娠中または妊娠予定の方
  • 甲状腺髄様がんまたはMEN2の既往・家族歴がある方

✅ マンジャロは、肥満症に対する新しい注射治療の選択肢として、高いエビデンスを有しています。
ご希望の方は、医師と相談のうえ、保険適用の可否や治療の適応を判断してください。

休薬ルール(シックデイ・手術/処置)

  • 嘔吐・下痢・発熱・食事摂れない:一時中止(シックデイ)。水分・電解質補給、再開は食事再開後。
  • 全身麻酔/深鎮静・内視鏡等 予定手技7日前から休薬(遅発性胃排出に伴う誤嚥リスク低減)。再開は医師指示。
緊急受診目安:持続する腹痛、胆道症状、重度の嘔吐・脱水、意識障害、黒色便/血便 など。

他薬との使い分け(要点)

観点チルゼパチドセマグルチドSGLT2阻害薬
体重減少(〜20%)(〜15%)小〜中(〜3%)
投与週1回皮下週1回皮下/経口製剤あり毎日内服
付加価値強力な減量+血糖減量+CVD転帰データ心腎保護
主な注意GI症状、胆膵、網膜症、抑うつGI症状、胆膵、網膜症脱水・尿路/外陰部感染・eDKA

当院の提案

  • 減量最優先:チルゼパチド or セマグルチドを第一候補
  • 心不全/CKD合併:SGLT2を優先し、必要に応じGLP-1/GIPを追加
  • 費用・入手性:現実解として用量/薬剤の折衷・段階導入を相談

⚖ 肥満治療としてのマンジャロ(Mounjaro)

マンジャロの肥満症治療薬などとして

マンジャロ(チルゼパチド)は、糖尿病治療薬として開発された一方で、肥満症に対する顕著な体重減少効果が報告され、肥満治療薬としても世界的に注目されています。

■ 国際的な臨床試験と有効性

  • SURMOUNT-1試験(NEJM, 2022)では、糖尿病のない肥満者において、15mgのマンジャロ投与により平均体重の20.9%減少が確認されました。
  • SURMOUNT-2試験(NEJM, 2023)では、糖尿病を合併する肥満者においても、体重減少効果が12〜14.7%と有意に高く、プラセボと比較して有効性が明らかとなりました。
  • ● 大規模なメタアナリシスでは、チルゼパチドはGLP-1単独薬よりも体重減少効果が高いと示され、非糖尿病者における減量薬としての可能性が支持されています。

■ 投与方法とモニタリング

マンジャロは週1回皮下注射で使用され、初回は2.5mgから始め、最低4週間ごとに2.5mgずつ増量し、最大15mgまで段階的に調整されます。
減量目的の場合も、副作用を最小限に抑えつつ最小有効量で維持することが推奨されます。

● 糖尿病合併例では血糖値と低血糖リスクの定期的なモニタリングが必要です。
糖尿病網膜症を有する方では、急速な血糖改善による悪化リスクがあるため、慎重な増量と観察が必要です。

■ 副作用と禁忌事項

  • ● よくある副作用には吐き気・下痢・便秘・食欲不振・軽度の頻脈などがあります。
  • ● 症状は用量依存性で、食事指導や緩やかな増量で軽減されることが多いです。
  • 手術を予定している場合は7日前から休薬し、麻酔中の胃内容物逆流リスクを回避する必要があります。
  • 抑うつや自殺念慮の兆候がある場合は、精神状態の評価とモニタリングが必要です。

■ 禁忌

  • 妊娠中または妊娠予定の方
  • 甲状腺髄様がんまたはMEN2の既往・家族歴がある方

✅ マンジャロは、肥満症に対する新しい注射治療の選択肢として、高いエビデンスを有しています。
ご希望の方は、医師と相談のうえ、保険適用の可否や治療の適応を判断してください。

よくある質問

Q. どれくらいで効いてきますか?

食欲低下は数週で実感することが多く、体重は1–3か月で減少が明確に。12週での到達度(≥4–5%)を節目に調整します。

Q. 胃腸症状がつらいです。

  • 増量を一旦止めて同用量で追加4週間様子見
  • 脂っこい/甘い/量が多い食事を避け、少量頻回食+高たんぱく+食物繊維
  • 水分/電解質をこまめに、就寝前の大量食は回避

Q. 糖質制限と併用は?

極端な断食・超低糖質は推奨しません。便秘や栄養不足、胆石リスクが上がりやすく、継続困難です。バランス改善を基本に。

Q. 妊娠希望です。

禁忌です。妊娠計画がある場合は事前に中止時期を調整します。

Q. 他の薬も飲んでいます。

インスリン/SU/グリニドは低血糖に注意し、減量進行に応じて用量調整が必要です。自己判断での変更は不可、必ずご相談ください。

内部リンク

注意:本ページは一般的情報の提供を目的とし、個別医療判断を置き換えるものではありません。適応・保険・用量は最新の添付文書/公的通知に従い、最終決定は診療で行います。

💉 マンジャロの薬価と自己負担について

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、週1回注射の糖尿病治療薬で、段階的に用量を増やしていくことで高い効果が期待されます。
以下は、各用量ごとの薬価と3割・1割負担時の自己負担額の目安です(2024年時点)。

■ 保険診療での薬価(2024年改定時点)

製剤名 薬価(1キット) 3割負担 1割負担
マンジャロ皮下注 2.5mg 1,924円 約577円 約192円
マンジャロ皮下注 5mg 3,848円 約1,154円 約385円
マンジャロ皮下注 7.5mg 5,772円 約1,731円 約577円
マンジャロ皮下注 10mg 7,696円 約2,309円 約770円
マンジャロ皮下注 12.5mg 9,620円 約2,886円 約962円
マンジャロ皮下注 15mg 11,544円 約3,463円 約1,154円

■ 自己負担の目安(外来使用)

  • 3割負担の方: 約577〜3,463円/回
  • 1割負担(高齢者など): 約192〜1,154円/回
  • ※ 初診料・管理料・血液検査料・指導料などは別途かかります

✅ マンジャロは体重・血糖を同時に改善できる画期的な治療薬ですが、保険診療対象は原則「2型糖尿病」に限られます。
肥満症を目的とした使用は自費診療となるため、事前に医師とご相談ください。

💉 マンジャロの薬価と自己負担について

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、週1回注射の糖尿病治療薬で、段階的に用量を増やしていくことで高い効果が期待されます。
以下は、各用量ごとの薬価と3割・1割負担時の自己負担額の目安です(2024年時点)。

■ 保険診療での薬価(2024年改定時点)

製剤名 薬価(1キット) 3割負担 1割負担
マンジャロ皮下注 2.5mg 1,924円 約577円 約192円
マンジャロ皮下注 5mg 3,848円 約1,154円 約385円
マンジャロ皮下注 7.5mg 5,772円 約1,731円 約577円
マンジャロ皮下注 10mg 7,696円 約2,309円 約770円
マンジャロ皮下注 12.5mg 9,620円 約2,886円 約962円
マンジャロ皮下注 15mg 11,544円 約3,463円 約1,154円

■ 自己負担の目安(外来使用)

  • 3割負担の方: 約577〜3,463円/回
  • 1割負担(高齢者など): 約192〜1,154円/回
  • ※ 初診料・管理料・血液検査料・指導料などは別途かかります

✅ マンジャロは体重・血糖を同時に改善できる画期的な治療薬ですが、保険診療対象は原則「2型糖尿病」に限られます。
肥満症を目的とした使用は自費診療となるため、事前に医師とご相談ください。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

チルゼパチド(マンジャロ)
「マンジャロ(チルゼパチド)は、GLP-1とGIPの二重作用を持つ新世代の痩身注射です。
肥満は単なる美容の問題ではなく、糖尿病・高血圧・脂質異常症・脂肪肝など生活習慣病と密接に関係しており、医学的にアプローチする価値があります。」

私は外科・総合診療の経験をもとに、「見た目の変化」と「健康の質」双方を意識した治療方針を掲げています。
自由診療においても、エビデンスに基づいた用量設計と副作用管理を徹底し、安全かつ効果的な体重管理をサポートしています。

監修:黒田揮志夫 医師(病理専門医/元外科専門医)
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医/代謝性疾患に関する診療経験多数

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