発疹(rash)の症状|見分け方・受診の目安
発疹(rash)の症状
かゆい・赤い・ぶつぶつ・水ぶくれ・みみず腫れ…
見た目・触り心地・広がり方の「特徴」から、受診の目安を整理します。治療の詳細は各診療ページへ。
まず確認したいポイント
どんな見た目?
赤み(紅斑)
ぶつぶつ(丘疹)
水ぶくれ(小水疱)
みみず腫れ(膨疹)
表面の質感・滲出・かさぶた化の有無もチェック。
どこに?どう広がる?
- 片側/左右対称/線状/群生
- こすれる部位・汗がたまる部位
- 顔・まぶた・耳・口唇・陰部など粘膜境界
どんな自覚症状?
- かゆみ・ヒリヒリ・ピリピリ痛
- 発熱・だるさ・関節痛の有無
- 新しい化粧品・金属・植物・薬の服用 など
受診の目安(症状ベース)
早めの相談が安心
- かゆみや痛みが強い/広がっている
- 顔・目・口・陰部などデリケートな部位
- 市販薬で悪化・良くならない
- 繰り返す、原因に心当たりがない
緊急性を考慮
- 発熱や強い全身倦怠感を伴う
- 口唇・舌の腫れ、呼吸苦、意識障害の兆候
- 片側に帯状の痛み+水ぶくれ(顔・目・耳は要注意)
自己判断で悪化するケースがあります。気になるときは受診をご検討ください。
症状から探す(治療の詳細は各ページへ)
※上記は代表例です。部位・季節・既往歴で見立てが変わるため、診察で個別に評価します。
似た症状との違い
状態 | 特徴 | 左右差 | メモ |
---|---|---|---|
アレルギー/接触皮膚炎 | 赤み・かゆみ・滲出、触れた部位に一致 | 左右対称/接触部位に限局 | 新規の化粧品・金属・植物など |
蕁麻疹 | 一過性の膨疹(みみず腫れ) | 移動することが多い | 食事・薬・感染・ストレスなどが誘因 |
帯状疱疹 | ピリピリ痛+小水疱が帯状に集簇 | 片側に出るのが典型 | 顔・目・耳の症状は早めに相談 |
口唇ヘルペス | 口唇周囲に小水疱群 | 局所 | 疲れ・ストレス・紫外線で再発 |
受診・ご相談
発疹は「見た目が似て非なる」ことが多く、自己判断が難しい症状です。症状・生活背景に合わせた対処をご提案します。
治療の詳細は上記リンク先(/medical 配下)の各ページでご確認ください。
👤 発疹が生じやすい部位
- 顔(額・まぶた・頬・口周囲)
- 体幹(胸・背中・腹部)
- 四肢(肘・膝・手足・関節部)
- 頭皮・首
- デリケートゾーン(陰部・肛門まわり)
🩺 発疹治療が向いている方
- 何度も同じような皮疹が出現する
- 原因不明の発疹が数日以上続いている
- 赤みや湿疹が広がってきている
- 強いかゆみ・痛み・熱感を伴う
- 他院で改善しなかった皮疹がある
✅ こんな方におすすめです
- 「皮膚科を受診したが診断がつかなかった」
- ステロイドや抗生剤で再発を繰り返している
- 自己判断で市販薬を使用し悪化した
- 正確な診断と検査で原因を突き止めたい
⚠️ 注意が必要なケース
- 発疹とともに発熱・関節痛・全身倦怠感がある場合
- 自己判断で長期外用薬を使用している方(薬疹や接触皮膚炎のリスク)
- 外見に影響するため通院を控えている方(早期治療が重要です)
※発疹は内臓疾患や感染症のサインであることもあります。医師による早期診断をおすすめします。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「発疹は身体からのサインであり、見逃してはいけない疾患の前兆であることもあります。
皮膚だけでなく全身を診る視点を持ち、診断精度と丁寧な説明を大切にしています。」
0th CLINICでは、アレルギー性・感染性・薬剤性・自己免疫性など、幅広い発疹の鑑別と治療に対応しています。
「発疹の原因がわからない」「繰り返す湿疹や赤みがある」など、お困りの際はお気軽にご相談ください。
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
総合診療・救急科での診療歴10年以上
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
総合診療・救急科での診療歴10年以上