口唇ヘルペス(唇のできもの・水ぶくれ)

口唇ヘルペス(唇のできもの・水ぶくれ)|日本橋・茅場町・東京駅の皮膚科|0th CLINIC

Dermatology|Herpes labialis

口唇ヘルペス(唇の水ぶくれ・できもの)
チクチクしたら早めのご相談を

唇のチクチク・ピリピリ感や小さな水ぶくれが繰り返す場合、口唇ヘルペスの可能性があります。 0th CLINIC 日本橋では、初発・再発の治療に加え、再発を繰り返す方には「前兆に気づいたらすぐ内服できる」自己開始型治療(PIT療法)も含めてご提案します。 日本橋・茅場町・東京駅(八重洲/京葉線ホーム)エリアから、通院しやすい場所にあります。

平日 9:00–20:00(一部曜日 〜17:00)/東京駅・日本橋駅徒歩3分・京葉線ホームからもアクセス良好

このような症状は口唇ヘルペスかもしれません

  • 唇・口の周りがチクチク・ピリピリする違和感がある
  • 同じ場所に小さな水ぶくれが集まってできる
  • 水ぶくれが破れて、かさぶたになり、しみる・痛む
  • 風邪・発熱・疲れ・強い日焼け・月経前後などに繰り返し同じ場所に出る

口唇ヘルペスは再発を繰り返しやすいウイルス感染症です。 「できてから」よりもチクチク違和感の段階で抗ウイルス薬を使うことで、症状を軽く済ませられることがあります。

口唇ヘルペスとは?原因・症状・再発のしくみ

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が原因の感染症です。 一度感染するとウイルスは神経の根元(神経節)に潜伏し、体の抵抗力が落ちたときなどに再び活動してしまいます。

再発のきっかけとして、次のようなものが知られています。

  • 風邪やインフルエンザなどの発熱時
  • 強いストレス・寝不足・過労が続いたとき
  • 日焼けなどの強い紫外線を浴びたあと
  • 女性の月経前後などホルモンバランスが変化するとき
  • 美容医療・歯科治療などで唇まわりに刺激が加わったあと

多くの方が小児期に初感染し、その後は「時々再発する状態」で成年期を過ごします。 正しく治療・ケアすることで、「早く治す」「目立ちにくくする」「再発頻度を下げる」ことを目指します。

口唇ヘルペス(唇のできもの・水ぶくれ)

※写真はイメージです。症状により見た目は異なります。

🩺 早めの受診をおすすめしたいケース

  • 唇や口の周りにチクチク・ピリピリした違和感が出てきた
  • 小さな水ぶくれ・痛みを伴う発疹ができてきた
  • いつもと同じ場所に何度も繰り返し症状が出る
  • 仕事やイベントを控えていて、できるだけ早く治したい・目立たせたくない

口唇ヘルペスは命に関わる病気ではありませんが、 初期の治療タイミングで経過が大きく変わることがあります。 「いつもの感じかも?」と気づいた時点で、できるだけ早めにご相談ください。

口唇ヘルペスの典型的な経過

  1. 前駆症状(0日目):チクチク・違和感・軽いかゆみ・ピリピリ感など
  2. 水ぶくれ期(1〜2日目):小さな水ぶくれが集まり、赤み・腫れ・痛みが出る
  3. びらん期(2〜4日目):水ぶくれが破れて、浅い傷のような状態になる
  4. かさぶた期(4〜7日目):黄色〜茶色のかさぶたがつき、しみたりつっぱる
  5. 治癒期(1〜2週間程度):かさぶたが自然にはがれ、赤みが徐々にひく

抗ウイルス薬を前駆症状の段階で開始すると、水ぶくれが大きくなる前に抑えられる可能性があります。 一方で、何もせず様子を見ると1〜2週間ほど目立った状態が続くことも少なくありません。

治療とお薬|内服・外用・再発時の自己開始治療(PIT療法)

① 抗ウイルス薬の内服治療

口唇ヘルペスの基本治療は、抗ヘルペスウイルス薬の内服です。 症状や再発頻度に応じて、以下のような薬剤を使い分けます(例):

服用期間は数日程度が一般的です。
腎機能・肝機能、他のお薬との飲み合わせなどを確認しながら処方します。

② 外用薬とスキンケア・日常生活

  • 病変部を清潔に保ち、こすらない
  • かさぶたは無理に剥がさない
  • リップクリームなどは共有しない
  • タオルや食器の共用を減らし、家族への接触を配慮する

外用薬(軟膏)を併用するケースもありますが、口唇ヘルペスでは内服治療が主体になることが多いです。

③ 再発を繰り返す方の「PIT療法」

「年に何回も再発する」「大事な予定の前に毎回出て困る」という方には、 再発時にご自身の判断で内服を開始できるPIT療法(自己開始型治療)を検討します。

  • 前兆(ピリピリ・違和感)を感じたらすぐ内服
  • 服用方法はあらかじめ医師と相談し、お薬を手元に準備しておく
  • 再発の頻度・重さを見ながら、治療方針を定期的に見直す

PIT療法の可否やお薬の選択は、既往歴や他の病気・お薬との兼ね合いを見て判断します。

④ 美容施術・歯科治療前後のヘルペス対策

レーザー・ピーリング・ヒアルロン酸注入・歯科治療など、唇周囲に刺激が加わる前後はヘルペスが再発しやすくなります。 既往歴のある方は、事前にご相談いただければ予防内服を含めた対策をご提案します。

お薬の種類や飲み方は、症状の出方・頻度・生活スタイルに合わせて個別に調整します。 「どの薬が自分に合っているかわからない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

再発を減らすためにできること(セルフケア)

生活全般

  • 睡眠時間を確保し、疲れをためすぎない
  • ストレスのコントロール(休息・趣味・運動など)
  • バランスのよい食事で体調を整える
  • 風邪や発熱時は無理をせず早めに休む

唇・皮膚への刺激対策

  • 強い日差しのときは帽子や日傘を利用する
  • 乾燥しやすい季節は保湿力の高いリップを使用
  • かさぶたは無理に剥がさず、こすらない・触りすぎない
  • 美容施術や歯科治療の予定があるときは、事前にヘルペス歴を伝える

再発頻度が高い方は、生活の見直し+適切なお薬の使い方をセットで考えることが大切です。 「毎回どのタイミングで薬を飲めばいいのか」「どこまで生活を気をつければいいのか」も一緒に整理していきましょう。

よくある質問

口唇ヘルペスは人にうつりますか?
ウイルス性の感染症のため、特に水ぶくれやびらんがある時期にはうつる可能性があります。 キスや食器・タオルの共用、乳幼児への接触などは一時的に控えることをおすすめします。
市販薬で様子を見ても大丈夫ですか?
軽症であれば市販の外用薬で症状が和らぐ場合もありますが、内服の抗ウイルス薬を早めに使った方が短期間で済むことが多いです。 特に繰り返す方・広がりやすい方は、一度医療機関で治療方針を確認されると安心です。
どのタイミングで受診すべきですか?
理想はチクチク・違和感が出始めた段階です。 すでに水ぶくれが出ていても、まだお薬で進行を抑えられることがありますので、気づいたタイミングでなるべく早くご相談ください。
仕事やイベント前にだけ、予防的に薬を飲むことはできますか?
再発パターンや基礎疾患・服用中のお薬によって対応が異なります。 なかには「前兆を感じたら1回高用量で内服する」治療法もあり、ライフスタイルに合わせて提案可能です。 まずは診察で安全性を確認した上で、一緒にプランを決めていきます。

日本橋・茅場町・東京駅(京葉線)から通院しやすい立地です

0th CLINIC 日本橋は、東京駅八重洲口・日本橋駅・茅場町駅から徒歩圏内。 東京駅地下の京葉線ホーム(ディズニー方面)からもアクセスしやすい場所にあります。

所在地

東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
・東京駅 八重洲口から徒歩約3分(京葉線ホームからもアクセス可)
・日本橋駅(銀座線・東西線・浅草線)から徒歩約3分
・茅場町駅(東西線・日比谷線)から徒歩圏

アクセス・診療時間の詳細

診療時間や休診日は、お手数ですがクリニックのお知らせをご確認ください。
下記ページに、最新の受付時間・入居ビルの写真・ルート案内をまとめています。

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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

口唇ヘルペス(唇のできもの・水ぶくれ)
「口唇ヘルペスは、『命に関わらないけれど困る症状』の代表です。 繰り返すことでお仕事やイベント前の不安につながることも少なくありません。
当院では、一回一回を早く軽く終わらせることと同時に、再発パターンを一緒に整理し、ライフスタイルに合った治療計画を立てることを大切にしています。」

0th CLINIC 日本橋では、皮膚のトラブルや感染症に対して、標準治療と最新の知見をふまえた診療を行っています。 口唇ヘルペスについても、急性期の治療だけでなく、PIT療法や美容施術前後の対策など、生活やお仕事に合わせたプランをご提案します。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長・医学博士
日本病理学会認定 病理専門医/日本プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴 10年以上

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口唇ヘルペスは早めの受診・早めの内服がポイントです。
日本橋・茅場町・東京駅(京葉線ホーム方面)からも通いやすい当院へ、お気軽にご相談ください。