命に関わる重症不整脈…心室頻拍・心室細動(VT/VF)|症状・検査・治療|0th CLINIC 日本橋
激しい動悸・意識消失・突然の心停止…それ、心室頻拍・心室細動(VT/VF)かもしれません
心室頻拍(VT)は心室から発生する異常な速いリズムで、持続すると血圧低下や失神を引き起こします。
心室細動(VF)は心室が無秩序に震え収縮できない状態で、心停止を招く致死性不整脈です。
診断は心電図(ECG)・Holter・心エコー・電気生理学的検査で行い、治療は除細動・薬物療法・アブレーション・ICD(植込み型除細動器)が選択肢です。
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目次
🔍 心室頻拍・心室細動(VT/VF)とは
心室頻拍(Ventricular Tachycardia:VT)は心室から発生する異常な速い脈で、持続すると血行動態が破綻し失神や心不全悪化を招きます。
心室細動(Ventricular Fibrillation:VF)は心室が無秩序に震えて収縮できない状態で、心停止に直結する致死性不整脈です。直ちに除細動が必要です。
VFは無秩序な波形で心停止を引き起こします。
📚 心室頻拍・心室細動(VT/VF)・診断と治療に関する科学的根拠と外部リンク集
🔬 公的機関・国際機関
- MedlinePlus(NIH):Ventricular Tachycardia(VT)
- MedlinePlus(NIH):Ventricular Fibrillation(VF)
- NHLBI:Ventricular Tachycardia
- NHLBI:Ventricular Fibrillation
- Cleveland Clinic:Ventricular Tachycardia(患者向け解説)
- Cleveland Clinic:Ventricular Fibrillation(患者向け解説)
🏛 学会・専門団体ガイドライン
- ESC 2022:心室性不整脈と突然死予防ガイドライン
- AHA/ACC/HRS 2017:心室性不整脈・突然死予防ガイドライン
- HRS/EHRA/APHRS/LAHRS 2019:心室性不整脈アブレーション合意文書
📖 学術レビュー・教科書
- StatPearls:Ventricular Tachycardia(包括的レビュー)
- StatPearls:Ventricular Fibrillation
- MSD(Merck)Manual:Ventricular Tachycardia
- MSD(Merck)Manual:Ventricular Fibrillation
🇯🇵 日本の公的情報・ガイドライン
🤝 参考:患者支援・生活管理
- British Heart Foundation:Ventricular Tachycardia(VT)
- British Heart Foundation:Cardiac Arrest/VF 情報
- Arrhythmia Alliance(UK):Ventricular Tachycardia
- Arrhythmia Alliance(UK):Ventricular Fibrillation
これらのリンクは、心室頻拍・心室細動(VT/VF)の症状と診断、
リスク層別化、治療(除細動/薬物療法/アブレーション/ICD)
を体系的に学べる公的機関・学会ガイドライン・査読リソースです。
実際の治療方針は血行動態の安定性、基礎心疾患や心機能、再発リスクを総合的に判断して決定します。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修(心室頻拍/心室細動:VT/VF)
「心室頻拍(VT)・心室細動(VF)は心室を起源とする致死的不整脈で、放置すれば心停止に直結します。
心室頻拍は規則的な速い心室拍動、心室細動は完全に無秩序な心室興奮が特徴です。
症状は動悸・胸痛・呼吸困難・意識消失などで、多くは突然死の原因となります。
急性期は直ちに除細動(DCショック)が必要で、VFではAEDによる電気ショックが唯一の救命手段です。
慢性期には基礎心疾患(心筋梗塞・心筋症など)の評価が必須で、再発リスクが高い場合にはICD(植込み型除細動器)や薬物療法・アブレーションを検討します。」
0th CLINICでは、初期評価(心電図・Holter・心エコー・心筋シンチ・冠動脈評価)を行い、
背景にある虚血性心疾患・心筋症・心不全などを明らかにします。
高リスク例では専門施設と連携し、ICD植込みやカテーテルアブレーションを含めた包括的治療をご提案します。
また、社員健診や健診心電図での異常波形(非持続性VTなど)発見時には、二次予防・一次予防の観点から専門評価を推奨します。
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/総合診療・救急科での診療歴10年以上
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