コラム
ニキビ跡の種類(ローリング/ボックスカー/アイスピック)と治療の組み立て方
ニキビ跡の種類(ローリング/ボックスカー/アイスピック)と
治療の組み立て方
このコラムは「タイプの見極め方」と「治療の順序設計」に特化した“方針ガイド”です。
施術の詳しい方法・出力・料金などは、解説ページへご案内します(下部リンク)。
まずは3タイプの見分け方
ローリング
なだらかな凹みが広めに波打つタイプ。
指で皮膚を横に張ると浅く見えることが多い。
ボックスカー
エッジが比較的はっきりした“角張った凹み”。
浅いものはテクスチャ改善、深いものは追加手技を検討。
アイスピック
針穴のように深く、先細りに見えるピット。
単独治療より“組み合わせ”が鍵。
※自己判定は目安です。複合タイプ(例:ローリング+アイスピック)も多く、専門的評価を推奨します。
タイプ別:初期プランのアルゴリズム
- 炎症コントロール:活動性ニキビがある場合は先に沈静(角質・皮脂・摩擦・紫外線の是正)。
- 瘢痕の深さ/範囲を評価:広範囲の浅~中等度か、限定的な深いピットか。
- 面の質感 vs 点の深さを仕分け:面(テクスチャ・毛穴)から整えると全体の見え方が向上。
- 部位別の優先度:鼻・頬・こめかみで戦略を変える(皮脂・毛包密度・皮膚の厚み)。
- イベント逆算:赤みが残らない安全マージンを確保(初回は余裕を持つ)。
タイプ | 初期のねらい | ポイント | 次の一手(例) |
---|---|---|---|
ローリング | 面の質感とハリの底上げ | 重ね打ち/刺激過多を避け、イベント逆算 | 仕上げに局所アプローチを追加検討 |
ボックスカー | 縁を目立たなくし、段差感を減らす | 浅深の混在に応じて段階的に | 限定的な深部にはピンポイント手技 |
アイスピック | “点”の深さ対策(安全第一) | 部位・皮膚厚・色素リスクを厳重に評価 | 面の質感改善と並行し、局所に段階的介入 |
※具体的な施術名・出力・回数などの詳細は、ポテンツァ総合/ピコレーザー/ピーリング等の解説ページをご参照ください(本コラムでは方針のみを扱います)。
併用の“順番”で仕上がりが変わる
- まずは面(テクスチャ・毛穴):全体の印象を底上げ → 局所の深い凹みに移行。
- 色調が気になる場合:色調ケアを適切にタイミング設計(季節・紫外線・イベントに応じて)。
- 刺激管理:同時期の刺激(ピーリング・強い外用・日焼け)を重ねない。
※併用順は肌状態や目的で変わります。最適順序は診察時にご提案します。
ホームケア:やって良いこと/避けたいこと
◎ 良いこと
- 摩擦レス洗顔・十分な保湿
- 日中の紫外線対策と汗・皮脂の穏やかなコントロール
- 睡眠・ストレス・食事(高GI/過剰乳製品の見直しなど)
△ 避けたいこと
- 過度なスクラブ・こするケア
- 強い日焼け直後の刺激的ケア
- 自己流の強出力ガジェット使用
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よくある質問(本コラムの範囲)
Q. 自分でタイプ判定できますか?
A. 目安は可能ですが、複合型や見た目が似るケースも多く、医師の診断を推奨します。
Q. まず何回くらいを考えれば良い?
A. 肌状態やイベント予定により異なります。初回カウンセリングで計画をご提案します。
Q. 色素沈着が心配です。
A. 紫外線・摩擦・強い刺激の管理が大切です。季節や生活に合わせて順序を調整します。
* 本コラムは治療の“考え方”を解説しています。具体的な施術内容・出力・費用・回数・リスクは各解説ページでご確認ください。
* 効果・ダウンタイム・必要回数には個人差があります。