ピコレーザー
ピコレーザー治療とは?
ピコレーザー治療とは、シミやくすみ、ニキビ跡、毛穴など、様々な肌トラブルを改善する最新のレーザー治療です。従来のレーザー治療よりもはるかに短い時間(ピコ秒=1兆分の1秒)でレーザーを照射することで、周囲の組織へのダメージを最小限に抑えながら、高い効果を実現します。
このレーザーの特徴を活かして、さらにピコスポット治療、ピコトーニング治療、ピコフラクショナル治療、ピコタトゥー除去治療を行うことができます。

ピコレーザーの基本情報
ピコレーザーは、従来のナノ秒レーザーよりもさらに短いピコ秒単位(1兆分の1秒)でレーザーを照射する、最新のレーザー治療器です。この超短パルス照射により、周囲の組織への熱ダメージを最小限に抑えながら、ターゲットに高いエネルギーを集中させることができます。
従来のシミ・肝斑治療ではナノ秒レーザーを使用して熱エネルギーによってメラニン色素を破壊していました。それに対し「ピコレーザー」は、衝撃波によってメラニン色素を砕きます。衝撃波を用いることで、これまでよりも細かくメラニン色素を破壊することができ、また周囲の肌組織にダメージを与えることなく、シミをピンポイントで除去することが可能です。
また、ピコレーザーはメラニン色素のみを選択し、細かく砕くため色素沈着やレーザー照射後のかさぶたができにくいため、ダウンタイムが少ないのが特徴です。
ピコレーザーで改善できるお悩み
ピコレーザーは、その高いピークパワーと少ない熱ダメージという特徴から、様々な肌トラブルに効果を発揮します。具体的には、以下のようなお悩みを改善することが期待できます。
✓シミ・そばかす
✓くすみ
✓毛穴の開き
✓ニキビ跡
✓小じわ・たるみ
✓刺青(タトゥー)
✓その他
✓妊娠線、傷跡の改善
✓肌質改善
✓美肌効果
ピコレーザー治療の効果と特徴
効果
シミ・そばかすの除去: 高いピークパワーでメラニン色素を粉砕し、シミ・そばかすを効果的に除去します。肝斑にも効果があり、肌全体のトーンアップも期待できます。
くすみの改善: メラニン色素の排出を促進し、肌のトーンを明るく均一に整え、透明感のある肌へと導きます。
毛穴の開きの改善: ピコフラクショナルレーザーによる肌の再生効果で、毛穴の開きを改善し、皮膚の弾力性を高め、毛穴を引き締めます。
ニキビ跡の改善: ニキビ跡の赤みや色素沈着を改善します。ピコフラクショナルレーザーは、クレーター状のニキビ跡にも効果的です。
小じわ・たるみの改善: 肌の深部に熱エネルギーを届けることで、コラーゲン生成を促進し、小じわやたるみを改善し、ハリのある若々しい肌へと導きます。
刺青(タトゥー)の除去: 様々な色の刺青に対応し、効果的に除去することができます。
その他: 妊娠線、傷跡の改善、肌質改善、美肌効果など、様々な効果が期待できます。
特徴
ピコレーザー治療は、得たい効果のために、ピコスポット治療、ピコトーニング治療、ピコフラクショナル治療、ピコタトゥー除去治療にわかれます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- ・ピコスポット
治療内容: 高出力のレーザーをシミやそばかすなど、気になる部分にピンポイントで照射します。いわゆる、シミ治療といえばピコスポット治療になります。
効果: シミ、そばかす、老人性色素斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などの色素性病変の除去に効果的です。濃いシミはもちろん、従来のレーザーでは反応しにくかった薄いシミにも少ない副作用で高い治療効果を発揮します。
特徴: 1回の照射で効果を実感しやすいですが、ダウンタイム(かさぶたの形成など)があります。
適している方: 目立つシミをピンポイントで取りたい方、少ない回数で効果を実感したい方。
- ・ピコトーニング
治療内容: 低出力のレーザーを顔全体に均一に照射します。
効果: シミやくすみ、肝斑の改善、肌のトーンアップ、毛穴の開きや肌質の改善などに効果的です。特に、肝斑の治療といえばピコトーニングをイメージされる方も多いと思います。
特徴: ダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイクも可能です。複数回の照射を重ねることで徐々に効果が現れます。
適している方: 顔全体のくすみやトーンアップをしたい方、肝斑が気になる方、ダウンタイムを気にせず治療を受けたい方。
- ・ピコフラクショナル
治療内容: 特殊なレンズを用いてレーザーを点状に照射し、皮膚に微細な穴を開けます。
効果: ニキビ跡、毛穴の開き、小じわ、肌のハリ・弾力アップなどに効果的です。
特徴: 肌の再生能力を高めることで肌質改善を促します。ピコトーニングに比べるとダウンタイム(赤み、腫れなど)がやや長いです。
適している方: ニキビ跡や毛穴の開きが気になる方、肌のハリや弾力をアップしたい方。
- ・ピコタトゥー除去
治療内容: タトゥーの色素に反応する波長のレーザーを照射し、色素を破壊します。
効果: ファッションタトゥー、アートメイクなどの除去に効果的です。
特徴: 従来のレーザー治療に比べて、少ない回数でタトゥーを除去できる可能性が高く、痛みやダウンタイムも軽減できます。
治療の組み合わせ
上記のように、ピコレーザーと一言でいっても様々な治療方法があり、肌の状態や目的に合わせて最適な治療法を選択することが重要です。また、複数の治療を組み合わせることで、より高い効果が期待できる場合もあります。例えば、ピコスポットで目立つシミを除去した後、ピコトーニングで全体のトーンアップを行うといった組み合わせや、ピコトーニングとピコフラクショナルのコンビネーション治療もあります。
その他
上記以外にも、クリニックによっては独自の照射方法やオプションメニューを提供している場合があります。どの治療が最適かは、個々の肌の状態や体質によって異なります。
ピコレーザーのメカニズム
ピコレーザーのメカニズムは、従来のレーザーとは異なり、超短パルス照射により、熱ではなく光音響効果による衝撃波を利用してメラニン色素を破壊する点にあります。破壊されたメラニン色素は、表皮のターンオーバーか体内のマクロファージによる貪食により体外に排出されます。
超短パルス照射: ピコレーザーは、ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い時間だけレーザーを照射します。
光音響効果: この超短パルス照射により、メラニン色素にレーザー光が当たると、瞬間的に光エネルギーが音響エネルギーに変換されます。
衝撃波の発生: この音響エネルギーは衝撃波となり、メラニン色素を粉々に破壊します。
メラニン色素の排出: 破壊されたメラニン色素は、体内のマクロファージという細胞に食べられ、最終的には体外に排出されます。また、表皮のターンオーバーによっても体外へ排出されます。
従来のレーザーとの違い
従来のナノ秒レーザーは、熱エネルギーによってメラニン色素を破壊していました。そのため、周囲の組織にも熱ダメージを与えやすく、痛みやダウンタイムが長くなる傾向がありました。ピコレーザーは熱ではなく衝撃波でメラニン色素を破壊するため、周囲の組織へのダメージを最小限に抑えることができます。その結果、痛みやダウンタイムが少なく、色素沈着などの副作用のリスクも軽減されます。
ピコレーザーのメカニズムからみた効果
熱影響の最小化:ピコ秒という超短パルス照射により、熱エネルギーが周囲の組織に拡散する前にターゲット(メラニンなど)を破壊するため、熱によるダメージを最小限に抑えられます。
選択的な破壊:特定の波長を利用することで、メラニン色素のみを選択的に破壊することができ、周囲の正常な細胞への影響を軽減できます。
炎症の抑制:熱ダメージが少ないため、炎症反応が抑えられ、赤みや腫れが早く引きます。
治癒の促進:細胞へのダメージが少ないため、皮膚の再生がスムーズになり、ダウンタイムが短縮されます。
効率的な破壊:衝撃波による破壊により、メラニン色素がより細かく粉砕されるため、体の排出機能が働きやすくなります。
細胞活性化:レーザーの刺激により、コラーゲン生成などの肌の再生機能が活性化され、効果が現れやすくなります。
ピコレーザー治療のメリット
ピコレーザー治療のメリットは、従来のレーザー治療と比べて以下の点が挙げられます。
・より改善された治療効果
シミ、そばかす、くすみなどの肌のメラニン治療に対する効果:メラニンを選択的に光音響効果で破壊するため、従来の治療より少ない回数で、副作用が少なく高いメラニン破壊によるシミの改善が期待できます。
ニキビ跡、毛穴、小じわ・たるみなどの肌のターンオーバーとコラーゲン産生に対する効果:従来の治療より熱ダメージを抑えることができるため、色素沈着などの副作用が少なく、肌のターンオーバーを促進することで肌の再生能力を回復します。また、ピコフラクショナルの照射によって真皮層に微細な空洞が形成され、その修復過程でコラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力に重要な成分の生成が促進されます。これにより、肌のハリ・弾力が増し、小じわやたるみの改善につながります。
・少ないダウンタイム
熱ダメージが少ないため、治療後の赤みや腫れが少なく、日常生活への影響が少ないのがピコレーザー治療です。
ピコトーニングの場合、当日からメイクが可能です。
ピコフラクショナルの場合、翌日からメイクが可能です。
・痛みが少ない
麻酔クリームを使用することで、ほとんど痛みを感じることなく治療を受けられます。
従来のレーザー治療に比べて、痛みが大幅に軽減されています。
・安全性が高い
色素沈着や炎症後色素沈着などのリスクが低いです。
肌への負担が少ないため、敏感肌の方でも安心して治療を受けられます。
・その他
かさぶたができにくい
治療後のケアが簡単
短い治療時間
効果が期待できる部位

ピコレーザー治療が向いている方
✓シミ、そばかす、くすみが気になる方
特に、肝斑のようなデリケートなシミにも対応できるため、従来の治療で効果が実感できなかった方や、色素沈着のリスクを抑えたい方におすすめです。
✓ニキビ跡(赤み、色素沈着、クレーター)に悩む方
炎症を起こしたニキビ跡や、クレーター状に凹んでしまったニキビ跡にも効果が期待できます。今までの治療でうまくいかなかった方はご相談ください。
✓毛穴の開き、黒ずみ、たるみが気になる方
肌のキメを整え、毛穴を引き締めたい方におすすめです。
✓小じわ、たるみなど、エイジングサインが気になる方
コラーゲン生成を促進し、肌にハリと弾力を与えたい方に向いています。
✓刺青(タトゥー)を除去したい方
様々な色の刺青に対応しており、従来のレーザー治療で除去できなかった刺青にも効果が期待できます。
こんな方におすすめ
・ダウンタイムを最小限に抑えたい方
施術後の赤みや腫れが少なく、日常生活への影響を抑えたい方、お仕事などで忙しい方に向いています。
・痛みに弱い方
麻酔クリームを使用するため、痛みが心配な方でも安心して治療を受けられます。
・敏感肌の方
肌への負担が少ないため、敏感肌の方でも安心して治療を受けられます。
・短期間で効果を実感したい方
少ない回数で効果を実感しやすい治療法です。
・従来のレーザー治療で満足できなかった方
従来のレーザー治療よりも高い効果が期待できます。
治療を避けるべきケース
ピコレーザー治療は、多くの肌トラブルに効果的な治療法ですが、体質や健康状態によっては、治療を避けるべき場合があります。
具体的には、以下のような方はピコレーザー治療を避けるべきです。
妊娠中または授乳中の方:レーザー治療の安全性に関する十分なデータがないため、妊娠中または授乳中の方は治療を避けるべきです。
光過敏症の方:光に対して過敏に反応し、皮膚に炎症を起こしやすい方は、ピコレーザー治療によって症状が悪化する可能性があります。
ケロイド体質の方:傷跡がケロイド状に盛り上がってしまう体質の方は、ピコレーザー治療によってケロイドが形成されるリスクがあります。
皮膚疾患のある方:アトピー性皮膚炎、ヘルペスなど、皮膚に炎症や感染症がある方は、症状が悪化する可能性があります。
重度の糖尿病、膠原病、血液疾患のある方:これらの疾患がある方は、 ダウンタイムが遅延したり、感染症のリスクが高まる可能性があります。
日焼け直後の方:日焼け直後は、皮膚が炎症を起こしているため、ピコレーザー治療によって色素沈着などの副作用が起こる可能性が高くなります。
アートメイクをしている部位:アートメイクの色素にも反応してしまうため、アートメイクをしている部位への照射は避けるべきです。
また、以下のような薬剤を服用中の方は、医師に相談する必要があります。
抗凝固剤:出血のリスクが高まる可能性があります。
光感受性を高める薬:ピコレーザー治療の効果が強くなりすぎたり、副作用が起こりやすくなる可能性があります。
ピコレーザー治療は、安全性の高い治療法ですが、上記のような条件に当てはまる方は、治療を受ける前に必ず医師に相談し、治療の可否について判断してもらうようにしましょう。
ピコレーザー治療の流れ
当院におけるピコレーザー治療の流れを、以下に詳しくご説明いたします。患者様が安心して治療を受けられるよう、丁寧なカウンセリングからアフターケアまで、しっかりとサポートさせていただきます。
- 1.ご予約・受付
まずはウェブサイトからご予約ください(LINEを使用します)。よりよい治療の提案のために、事前のウェブ問診のご記入をお願いいたします。
- 2.カウンセリング
経験豊富なカウンセラーと医師が、患者様のお肌の状態やお悩み、ご希望などを丁寧に伺います。
肌の状態の確認: シミの種類や深さ、肌質などを詳しく診察します。
治療方法の説明: ピコレーザーの種類や照射方法、期待できる効果、リスクや副作用などについて、詳しくご説明します。
治療計画のご提案: 患者様のお肌の状態やご希望に合わせて、最適な治療プラン(照射回数や間隔など)をご提案します。
ご質問への回答: 治療に関する疑問や不安な点など、何でもお気軽にご質問ください。
- 3.施術前の準備
施術前に、以下の準備を行います。
洗顔・メイクオフ: お肌の汚れやメイクを落としていただきます。
写真撮影: 治療前後の状態を比較するために、写真撮影を行います。(ご希望されない場合はお申し付けください。カウンセリングの際に、写真撮影を行うことがあります。)
麻酔クリームの塗布: ご希望に応じて、麻酔クリームを塗布します。麻酔が効くまでしばらくお待ちいただきます。
- 4.照射
いよいよレーザー照射です。
照射: 医師もしくは看護師が丁寧にレーザーを照射していきます。照射中は、トーニング治療やスポット治療では、輪ゴムで軽く弾かれたような痛みを感じる場合があります。ピコフラクショナル治療は、出力により痛みの感じ方が異なります。表面麻酔を行うことで輪ゴムで弾かれたような痛みとなります。
照射時間: 照射部位や範囲によって異なりますが、数分〜15分程度です。
- 5.施術後
施術後は、以下のケアを行います。
クーリング: 照射部位を冷却し、炎症を抑えます。
アフターケアの説明: 施術後の注意点やケア方法について、詳しく説明いたします。
アフターケア用品のご提供: 必要に応じて、保湿剤や日焼け止めなどのアフターケア用品を提供します。
- 6.アフターフォロー
施術後の経過をしっかりと確認するために、必要に応じて後日診察を行います。気になる症状やご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
各施術方法ごとの流れの補足
ピコスポット(シミ取り)の場合:
照射後、患部が黒くかさぶたのようになります。
1〜2週間程度で自然に剥がれますので、無理に剥がさないようにしてください。
かさぶたが剥がれた後は、一時的に赤みが残る場合があります。
ピコトーニングの場合:
施術後の赤みは数分で治まることが多く、ダウンタイムはほとんどありません。
直後からメイクも可能です。
ピコフラクショナルの場合:
施術後、赤みや腫れ、ザラつきなどが数日続く場合があります。
メイクは翌日から可能です。
カウンセリングから施術までのステップ
カウンセリングから施術までのステップについて、より詳細に説明します。当院では、患者様が安心して治療に臨めるよう、各ステップで丁寧な対応を心がけております。
ステップ1:ご予約
ご予約方法: オンライン予約システムからご予約いただけます。
ご予約時の確認事項:お名前、ご連絡先
ご希望の施術内容(不明な場合はご相談とお伝えください)
ご希望の日時
その他、気になる症状やご質問
事前にウェブ問診票へのご記入をお願いしております。事前に状況を把握することでよりよいカウンセリングができるようにご協力をお願いします。
ステップ2:ご来院・受付
ご来院: 予約日時にご来院ください。
受付: 鍵付きロッカーを用意しておりますので、お荷物の心配もありません。
ステップ3:カウンセリング(カウンセラー、医師による診察)
カウンセラーと医師との面談: 経験豊富なカウンセラーと医師が、問診票に基づいてお肌の状態を詳しく診察します。
・肌診断(必要に応じて): より正確な診断のために、肌診断機(例:VISIA)を用いた詳細な分析を行う場合があります。
・お悩み、ご希望のヒアリング: 患者様のお悩みやご希望を丁寧に伺います。
・具体的にどのような点を改善したいのか
・過去の治療経験
・ご予算やご希望の治療期間など
・治療方法の説明: ピコレーザーの種類、照射方法(ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルなど)、期待できる効果、リスクや副作用、ダウンタイムなどについて、詳しくご説明します。
・治療計画のご提案: 患者様のお肌の状態、ご希望、ライフスタイルなどを考慮し、最適な治療プラン(照射回数、間隔、組み合わせる治療など)をご提案します。
・質疑応答: 治療に関する疑問や不安な点など、何でもお気軽にご質問ください。医師が丁寧にお答えします。
ステップ4:お見積り・ご契約
お見積りの提示: 治療プランに基づいたお見積りを提示いたします。
ご契約: 治療内容、料金、注意事項などを十分にご理解いただいた上で、ご契約となります。無理な勧誘は一切いたしませんのでご安心ください。
ステップ5:施術前の準備
洗顔・メイクオフ: 施術室にて、お肌の汚れやメイクを落としていただきます。
写真撮影: 治療前後の状態を比較するために、写真撮影を行います。
麻酔クリームの塗布(必要に応じて): ご希望に応じて、麻酔クリームを塗布します。麻酔が効くまで20〜30分程度お待ちいただきます。痛みに弱い方は、遠慮なくお申し付けください。
ステップ6:施術
照射: 医師または看護師が、丁寧にレーザーを照射していきます。
照射中の声かけ: 照射中も患者様の状態を確認しながら、声かけを行います。痛みや違和感があれば、遠慮なくお申し付けください。
照射時間: 照射部位や範囲、施術方法によって異なります。
ステップ7:施術後
クーリング: 照射部位を冷却し、炎症を抑えます。
アフターケアの説明: 施術後の注意点、ケア方法、使用する化粧品などについて、詳しく説明いたします。
アフターケア用品のご提供(必要に応じて): 保湿剤、日焼け止めなど、必要に応じてアフターケア用品を提供いたします。
次回の予約(必要に応じて): 複数回の治療が必要な場合は、次回の予約をお取りします。
ステップ8:アフターフォロー
経過観察: 施術後の経過をしっかりと確認するために、必要に応じて後日診察を行います。
ご相談窓口: 施術後、気になる症状やご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
これらのステップを通して、患者様に安心してピコレーザー治療を受けていただけるよう、万全の体制を整えております。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
ピコレーザー治療の注意点と副作用
ピコレーザー治療は、従来のレーザー治療に比べて肌への負担が少なく、シミやくすみ、そばかす、ニキビ跡などの改善に効果が期待できる治療法です。しかし、いくつか注意点と副作用がありますので、以下にまとめます。
ピコレーザー治療の注意点
施術前
日焼けをしている場合は、施術を受けられないことがあります。
妊娠中または授乳中の方は、施術を受けられない場合があります。その他、肌の状態によっては施術を受けられない場合がありますので、事前に医師に相談しましょう。
施術後
施術部位はデリケートになっているため、摩擦を避けてください。洗顔やメイクは、医師の指示に従って行いましょう。
施術後数日は、肌が乾燥しやすいため、しっかりと保湿を行ってください。紫外線対策をしっかりと行ってください。日焼け止めクリームを使用し、外出時は日傘や帽子などで紫外線から肌を守りましょう。かさぶたができている場合は、無理に剥がさないようにしましょう。自然に剥がれ落ちるのを待ちます。無理に剥がすと、色素沈着の原因になることがあります。
施術後の肌の状態によっては、医師から処方された薬を使用してください。
ピコレーザー治療の副作用
赤み、腫れ、痛み、かゆみ、出血、色素沈着、色素脱失が起こることがあります。その他、肌が薄い方や毛細血管が弱い方は、点状出血を起こしやすいと言われています。施術後にニキビのようなものができることがありますが、通常は一時的なものです。
術後の注意点
ピコレーザー治療後の注意点は、施術の効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えるために非常に重要です。以下、詳しく解説します。
- 1.紫外線対策の徹底
施術後の肌は非常にデリケートで、紫外線による影響を受けやすくなっています。紫外線を浴びると、色素沈着(シミの再発や悪化)や炎症を引き起こす可能性があります。
日焼け止め: SPF30以上、PA++以上の日焼け止めをこまめに塗り直しましょう。外出時だけでなく、室内でも窓際などにいる場合は日焼け止めを使用してください。
日傘、帽子、サングラス: 外出時は日傘や帽子、サングラスなどを活用し、直接日光を浴びないように心がけましょう。
曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、天候に関わらず紫外線対策を徹底してください。
- 2.保湿の徹底
レーザー照射後の肌は乾燥しやすくなっています。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、炎症やかゆみを引き起こす原因となります。
保湿剤: セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた保湿剤をこまめに塗布し、肌の潤いを保ちましょう。
刺激の少ない、低刺激性の化粧品を使用するように心がけてください。
- 3.患部への刺激を避ける
施術部位は摩擦に弱くなっているため、以下の点に注意しましょう。
洗顔: ゴシゴシとこすらず、優しく洗いましょう。洗顔料も低刺激性のものを選びましょう。
メイク: 施術後数日はできるだけメイクを控え、メイクをする場合も優しく落とすようにしましょう。
かさぶた: かさぶたができている場合は、無理に剥がさないようにしましょう。自然に剥がれ落ちるのを待ちます。無理に剥がすと、色素沈着や傷跡の原因になることがあります。
その他: 患部を触ったり、掻いたりしないようにしましょう。
- 4.入浴・運動・飲酒について
入浴: 当日はシャワー程度にしましょう。長時間の入浴やサウナは避けましょう。
運動: 激しい運動は血行を促進し、赤みや腫れを悪化させる可能性があるため、数日間は控えましょう。
飲酒: アルコールは炎症を悪化させる可能性があるため、施術後数日間は控えましょう。
- 5.特別なケアについて
施術後のケア方法や使用する薬など、個別にお願いする場合は、必ずその指示通りにおこなってください。気になる症状や不安なことがあれば、自己判断せずにすぐにクリニックに相談しましょう。
- 6.その他
施術後、赤み、腫れ、ヒリヒリ感などが一時的に現れることがありますが、通常は数日程度で落ち着きます。
まれに、水疱(水ぶくれ)や色素沈着などが起こる場合があります。このような症状が現れた場合は、すぐにクリニックに連絡してください。
ピコレーザー治療の副作用
・ピコレーザー治療の副作用
・赤み、腫れ
施術後、一時的に赤みや腫れが出ることがあります。通常は数日程度で落ち着きます。
・痛み
施術中に輪ゴムで弾かれたような痛みを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があります。
・かゆみ
施術後、かゆみを感じることがあります。掻かないように注意しましょう。
・出血
まれに、施術部位から出血することがあります。
・色素沈着、色素脱失
まれに、施術部位に色素沈着や色素脱失が起こることがあります。通常は時間の経過とともに改善しますが、場合によっては治療が必要になることもあります。
・その他
肌が薄い方や毛細血管が弱い方は、点状出血を起こしやすいと言われていますが、通常1週間程度で改善します。また、施術後にニキビのようなものができることがありますが、通常は一時的なものです。また、ヘルペス感染を起こしやすい方は事前にお伝えください。
ピコレーザー治療の料金表







ピコレーザー治療のよくある質問(Q&A)
施術について
Q. ピコレーザーとはどんな治療ですか?
A. 従来のレーザー治療に比べて、照射時間が非常に短い(ピコ秒=1兆分の1秒)レーザーを用いた治療法です。これにより、肌へのダメージを抑えながら、シミやくすみ、そばかす、ニキビ跡などを効果的に改善することが期待できます。
Q. どんな症状に効果がありますか?
A. 主にシミ、そばかす、くすみ、肝斑、ニキビ跡、タトゥー除去などに効果が期待できます。特に、従来のレーザーでは反応しにくかった薄いシミにも効果を発揮します。
Q. 痛みはありますか?
A. 輪ゴムで軽く弾かれたような痛みを感じる場合があります。痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では麻酔クリームを使用することで痛みを軽減できます。
Q. 施術時間はどのくらいですか?
A. 施術部位や範囲によって異なりますが、数分〜15分程度です。
Q. 何回くらいの治療が必要ですか?
A. 症状によって異なります。シミの種類によっては1回の治療で効果を実感できる場合もありますが、複数回の治療が推奨される場合もあります。 医師の診断に基づいて適切な回数を提案いたします。
Q. 施術の間隔はどのくらいですか?
A. ピコトーニングの場合は3〜5週間ごと、シミ取りの場合は1から3ヶ月の間隔が推奨されています。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 施術方法や出力によって異なります。
ピコスポット(シミ取り): 照射後、患部が黒くかさぶたのようになり、1〜2週間で自然に剥がれます。 かさぶたが剥がれた後は、一時的に赤みが残る場合があります。
ピコトーニング: 施術後の赤みは数分で治まることが多く、ダウンタイムはほとんどありません。直後からメイクも可能です。
ピコフラクショナル:3日から5日程度(まれに1週間程度)赤みがでます。
Q. 施術後の注意点はありますか?
A. 紫外線対策と保湿を徹底してください。また、かさぶたを無理に剥がさないようにしましょう。詳しくは施術後にお伝えします。
その他
Q. 施術費用はどのくらいですか?
A. 施術範囲や回数によって異なりますので、クリニックのウェブサイトやカウンセリングでご確認ください。
Q. 妊娠中でも施術を受けられますか?
A. 妊娠中または授乳中の方は、基本的に施術をお控えいただいております。
Q. 他の治療と併用できますか?
A. 症状によっては他の治療と併用することで、より高い効果が期待できる場合があります。医師にご相談ください。
Q. 肝斑にも効果がありますか?
A. ピコトーニングは肝斑の治療にも有効です。ただし、肝斑の治療にはトラネキサム酸内服やハイドロキノン外用などを併せて集学的に行うことが推奨されています。
上記以外にもご不明な点がございましたら、お気軽にクリニックにお問い合わせください。
当院のピコレーザー治療を選ぶ理由
当院のピコレーザー治療をおすすめする理由は、患者様一人ひとりの肌の状態やお悩みに合わせた最適な治療を提供できる体制が整っているからです。具体的には、以下の点が強みとなります。
- 1.最新鋭のピコレーザー機器の導入
当院では、最新鋭のピコレーザー機器(ディスカバリーピコ)を導入しています。これにより、従来のレーザー治療に比べて、より少ない回数で効果を実感しやすく、肌への負担も軽減することが期待できます。ディスカバリーピコの特徴は下記です。
・3つの波長と複数の照射モード: 532nm、694nm(ルビーレーザー)、1064nmという3つの波長を搭載しており、様々な色素斑の治療が可能です。スポット、トーニング、フラクショナル、ジェネシスモードにより、シミ、そばかす、くすみ、肝斑、ニキビ跡、タトゥー除去など、様々な症状に合わせた照射モードを備えています。
・高いピークパワー: 短時間で高いエネルギーを照射することで、メラニン色素を効果的に破壊します。
・均一な照射: ムラのない均一な照射により、高い効果をあげつつ副作用のリスクを抑えます。
- 2.経験豊富なカウンセラーと医師による丁寧なカウンセリングと診断
経験豊富なカウンセラーと医師が、患者様一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、お悩みやご希望をしっかりと伺います。皮膚や美容の問題だけでなく、身体全体のお悩みを解決できます。その上で、最適な治療プランを提案いたします。
・肌診断: 必要に応じて、肌診断機を用いた詳細な分析を行います。
・治療計画: 症状や肌質、ライフスタイルなどを考慮し、最適な照射方法、回数、間隔などを決定します。
・リスク説明: 治療のリスクや副作用についても、丁寧に説明いたします。
- 3.痛みを軽減する工夫
レーザー治療に伴う痛みを軽減するために、以下の工夫を行っています。
・麻酔クリーム: ご希望に応じて、麻酔クリームを使用します。
・照射方法の工夫: 痛みを最小限に抑える照射方法を選択します。
- 4.充実したアフターケア
施術後のアフターケアも重視しています。
・詳細なケア方法の説明: 施術後の注意点やケア方法について、詳しく説明いたします。
・アフターケア用品の提供: 必要に応じて、保湿剤や日焼け止めなどのアフターケア用品を提供します。
・アフターフォロー: 施術後の経過をしっかりと確認し、必要に応じて適切な処置を行います。
- 5.アクセスしやすい立地と清潔な院内環境
通院しやすい立地を選んでおり、院内は清潔で落ち着いた空間となっています。
当院では皆様に安心してピコレーザー治療を受けていただける場を用意しています。
しみは、なかなか一度ですべてとれるものではなく、しみに対してどのようなアプローチをとるのがよいのか治療計画が大切になります。0th CLINICでは、適切な治療計画を提示します。
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ただいま準備中です。少々お待ちください。