ニキビ痕の治療なら0th CLINIC |日本橋・皮膚科・美容皮膚科
諦めていたニキビ痕も、
あなたに最適な治療法があります。
ニキビ痕治療は、重症度に応じた正確な診断が何より重要です。
単一の方法ではなく、複数の治療を組み合わせることで、はじめて改善が見込めます。
まずは、今の状態を正しく知ることから始めましょう。
カウンセリングのみのご予約も可能です。
ニキビは多くの人々が経験する皮膚疾患ですが、炎症が治癒した後に残るニキビ痕は、外見上の悩みだけでなく、心理的な負担となることも少なくありません。

ニキビ痕の種類と特徴
ニキビ痕は、その形状や発生メカニズムによって複数のタイプに分類され、それぞれに適した治療法があります。特に「凹み型(萎縮性)」と「盛り上がり型(肥厚性・ケロイド)」、「色素変化型」の3つに大別されます。
萎縮性瘢痕(凹んだニキビ痕)
皮膚組織の損傷やコラーゲンの欠損によって陥凹が生じた状態で、クレーターのように見えることからそう呼ばれます。

アイスピック状瘢痕
氷のピックで刺したような、深く狭いV字型の凹みです。

ボックスカー状瘢痕
辺縁が垂直で、底が平坦な、四角形または楕円形の凹みです。

ローリング状瘢痕
辺縁がなだらかで、皮膚表面が波打つように見える浅く広い凹みです。
肥厚性瘢痕(盛り上がったニキビ痕)
ニキビの炎症後にコラーゲンが過剰に産生され、元の傷の範囲内で皮膚が盛り上がった状態です。「しこり」として認識されることもあります。
ケロイド
肥厚性瘢痕と類似しますが、傷の範囲を超えて広がる特徴があり、かゆみや痛みを伴うこともあります。再発性が高く、顎や肩・背中・胸部に多く見られます。
色素変化(色みのあるニキビ痕)
- 炎症後紅斑(PIE):炎症によって毛細血管が拡張し、赤や紫の色素が残る状態。長期間残ることがあります。
- 炎症後色素沈着(PIH):炎症後にメラニンが沈着し、茶色や黒っぽいシミが残るタイプ。色白の人に多くみられます。
ニキビ痕が心に残す“見えない悩み”にも、私たちは寄り添います。
ニキビ痕は、単なる肌の跡ではありません。
メイクでも隠しきれない「見た目の悩み」は、自己肯定感や人前に出る勇気、自分らしささえも奪ってしまうことがあります。
当院では、医学的な観点だけでなく、心の負担を軽くすることも大切なゴールと考えています。
一人ひとりの状態にあわせて、丁寧なカウンセリングと複数の治療法を組み合わせた「オーダーメイド治療」を行い、少しでも前向きな毎日へとつながるよう、サポートしています。
私たちは、見た目の変化だけでなく、その一歩が心に与える影響を大切にしています。
ニキビ痕の治療法とその特徴
ニキビ痕治療は多岐にわたり、瘢痕の種類や状態に応じて、適切な治療法を選択する必要があります。以下の表は、主な治療法とその特長をまとめたものです。
🔍 各治療法の詳しい解説
-
✅ レーザー治療: フラクショナルレーザーやピコレーザーなどを用い、皮膚の再構築や赤みの軽減、色素沈着の改善を図ります。
▶ レーザー治療について詳しく見る -
✅ マイクロニードリング(RF含む): 細かい針で微細な傷を作り、コラーゲンの生成を促します。ポテンツァなどはRFを併用し、より深部に作用します。
▶ ポテンツァ(RFニードリング)の詳細 -
✅ ケミカルピーリング: グリコール酸やサリチル酸などを用いて、古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進。ニキビ跡の色素沈着やざらつきの改善に有効です。
▶ ケミカルピーリングの詳細 -
✅ 注入治療(ヒアルロン酸/PRPなど): 凹みが深い場合に、ヒアルロン酸を充填したり、PRPで自己治癒力を活性化する再生治療が有効です。
▶ 注入治療のご案内(ヒアルロン酸/PRP) -
✅ サブシジョン・外用薬: 瘢痕部の癒着を物理的に剥がすサブシジョンや、美白・抗炎症効果のある外用薬(ハイドロキノン、トレチノインなど)を併用します。
▶ サブシジョンについて詳しく
💊 内服薬・外用薬による治療
ニキビ痕の改善には、内服薬や外用薬による薬物治療も重要です。赤みや色素沈着、ざらつきの軽減、皮脂分泌の抑制など、症状に合わせた処方を行います。
📌 主な内服薬
- イソトレチノイン: 皮脂腺を縮小し、角化異常と炎症を抑制。重症ニキビ・瘢痕予防に有効。
- トラネキサム酸: メラニン産生を抑え、色素沈着の改善に使用。
- ビタミンC・E: 抗酸化作用で色素沈着や肌の修復をサポート。
- 漢方薬(十味敗毒湯・桂枝茯苓丸など): 体質に合わせて選択される自然薬。慢性炎症や肌質改善に用いられることも。
📌 主な外用薬
- トレチノイン: ターンオーバー促進・コラーゲン生成を促し、凹みや色素沈着の改善に。
- アダパレン(ディフェリン): 非刺激性のビタミンA誘導体。赤み改善やニキビ予防に。
- ベピオ(過酸化ベンゾイル): 殺菌・角質除去作用により、再発防止や肌のざらつきに有効。
- ベピオウォッシュ(過酸化ベンゾイル): 殺菌・角質除去作用により、再発防止や肌のざらつきに有効。
- ハイドロキノン: メラニン産生を抑える代表的な美白成分。色素沈着の改善に。
- ナイアシンアミド: 皮脂抑制・赤み軽減・美白などマルチな効果を持つビタミンB3誘導体。
- アゼライン酸: 欧米で標準治療として用いられ、色素・炎症の両方に効果。
医師の診察のうえ、肌状態や目標に合わせてこれらの薬剤を組み合わせて使用します。
内服薬と外用薬の併用により、ニキビ痕の多面的な改善が可能となります。
👉 詳しくは当院の皮膚科ページをご覧ください:
▶ 皮膚科トップページへ
💡 コンビネーション治療の重要性
多くの患者さんでは、ニキビ痕が複数の形態(凹み・赤み・色素沈着など)で混在しており、単一治療では限界があります。
複数の治療法を組み合わせることで相乗効果が得られ、短期間での改善や満足度の向上につながります。
当院では、肌状態を丁寧に診断し、症状・ご希望に応じたオーダーメイド混合治療をご提案しています。
ニキビ痕治療の流れとプロセス
3.1. 初回カウンセリングと瘢痕評価
専門医によるカウンセリングでは、ニキビ痕の種類・深さ・範囲などを丁寧に評価し、過去の治療歴や生活背景、希望を共有します。VISIAなどの肌診断機を用いることもあり、肌状態を客観的に把握します。肌質(フィッツパトリック分類)や現在のニキビ活動性も確認し、副作用リスクを見極めながら、現実的な治療目標を共有します。
3.2. 個別化された治療計画の策定
評価結果に基づき、患者一人ひとりに最適な「オーダーメイド混合治療」の計画を立案します。瘢痕の種類や肌質、ダウンタイム許容度、予算、生活スタイルを考慮し、複数治療を組み合わせた流動的な計画を作成します。施術間隔や目安回数も明示し、治療効果や副作用の出現に応じて柔軟に調整されます。
3.3. 施術当日:何が行われるか
選択された治療法に応じ、当日は外用麻酔や冷却装置を用いながら、痛みの軽減に配慮して施術が行われます。施術時間や感覚は治療ごとに異なり、ポテンツァやダーマペンなどでは60分〜120分程度かかることもあります。施術中は患者の安心感を大切にし、わかりやすい説明とプロフェッショナルな対応を重視しています。
3.4. 施術後のケア、ダウンタイム、副作用への対処
赤みや乾燥、腫れといった一時的な反応を和らげ、最良の結果を得るために、保湿・紫外線対策・低刺激ケアなどが必要です。各治療に応じたダウンタイムは1日〜2週間と幅広く、PIH(炎症後色素沈着)予防のために日焼け対策は特に重要です。当院ではアフターケアを無料で提供し、治療後の不安にも丁寧に対応しています。
3.5. 効果発現までの期間と施術回数の目安
ニキビ痕の改善は、治療開始から数週間〜数ヶ月かけて徐々に現れます。効果を実感するまでには3〜5回、または7〜9回程度の施術が必要になる場合が多く、ポテンツァやダーマペンは特に継続的なセッションが必要です。このプロセスは「短距離走ではなくマラソン」であり、経済的・心理的な準備と根気が求められます。当院では、治療目標・経過・期待を明確に共有しながら、安心して治療を継続できるようサポートいたします。
4.1. 治療の適性と個別評価
すべての方がすべての治療に適しているわけではありません。瘢痕の種類、肌質、体調、ライフスタイル、期待値、ダウンタイムへの耐性、服薬状況などを総合的に評価して、適応可能な治療を選択します。特に、活動性のニキビがある場合には、瘢痕治療は延期または同時治療が必要となることがあります。
4.2. 禁忌事項と治療を避けるべきケース
妊娠中・授乳中、感染症、ケロイド体質、ペースメーカー使用、光線過敏症を引き起こす薬剤の内服などは、特定の治療において禁忌となる可能性があります。禁忌事項は治療法ごとに異なり、相対的・絶対的な判断が求められます。安全性を最優先にした慎重な評価が不可欠です。
4.3. 期待値の管理:現実的な結果と限界
治療の目的は「完璧な消失」ではなく「明確な改善」です。多くの瘢痕は1回の治療で完全に消えることはなく、複数回のセッションが必要です。効果は徐々に現れ、改善度は50〜70%であっても良好と評価されます。患者と治療者が同じ期待値を共有することが、満足度に直結します。
4.4. 長期的な維持と新たな瘢痕の予防
治療が完了した後も、定期的なメンテナンス治療、適切なスキンケア、紫外線対策、健康的な生活習慣の維持が重要です。新たなニキビを防ぐために、外用薬の継続やライフスタイルの見直しを行い、肌の健やかな状態を保つことが再発予防につながります。
🙋♀️ ニキビ痕治療に関するよくある質問(FAQ)
Q: ニキビ痕は完全に消えますか?
大幅な改善はしばしば可能ですが、全ての瘢痕を完全に除去することは稀です。
目標は、それらをはるかに目立たなくすることです。結果は、瘢痕の種類、重症度、治療法によって異なります。
Q: 治療の効果はいつ頃から現れますか?
治療法や個人差によって大きく異なります。
数週間で初期の変化が見られることもありますが、顕著な改善には通常3〜6ヶ月以上かかります。
Q: 何回の治療セッションが必要ですか?
ほとんどの治療法では3~6回以上が推奨され、間隔は数週間〜数ヶ月程度です。 回数は肌状態と治療法によって個別に決定されます。
Q: 治療は痛いですか?
多くの治療で多少の刺激(チクチク感・熱感など)はありますが、外用麻酔や冷却によって軽減可能です。
Q: ダウンタイムはどのくらいですか?
治療によって異なります。軽いピーリングであればほぼなし、レーザーなどでは数日〜2週間程度が目安です。
Q: リスクや副作用はありますか?
一時的な赤みや腫れ、皮むけ、まれに色素沈着・感染などのリスクがあります。
施術前に医師が丁寧にご説明いたします。
Q: 活動性ニキビがあっても治療できますか?
活動性ニキビがある場合は、まずそちらの治療を優先または併用します。
一部の治療はニキビと痕の両方に効果があります。
Q: 再発することはありますか?
一度改善した瘢痕は基本的に再発しませんが、新たなニキビにより新しい痕ができる可能性はあります。
継続的なケアが大切です。
Q: 保険は使えますか?
ニキビ痕治療は通常、美容目的とされるため保険適用外(自費診療)となります。
Q: 一般皮膚科と美容皮膚科の違いは?
一般皮膚科は保険診療が中心で、主に疾患治療を行います。
美容皮膚科はニキビ痕やシミ、しわなどの美容目的の治療を自費で行う専門領域です。
Q: 自宅でも治せますか?
ごく軽度な色素沈着には、外用薬での改善も期待できます。
ただし、明らかな凹みや厚みのある瘢痕には専門治療が必要です。
🗣️ 実際に治療を受けた方の感想(個人の感想です)
「長年悩んでいたニキビ跡が徐々に薄くなり、自信を持って人と会えるようになりました。
数回の治療で肌質も改善し、メイクのノリも良くなったと感じます。」
※効果には個人差があり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
なぜ、ニキビ痕治療に0th CLINICを選ぶのか
ニキビ痕は、見た目の問題だけでなく、自己肯定感や社交性にまで影響する「心の傷」にもなり得ます。
0th CLINICでは、科学的根拠に基づく複数の治療法を組み合わせ、肌質・瘢痕タイプ・ライフスタイルに合わせたオーダーメイド治療をご提案しています。
- ✔️ VISIA肌診断を活用した正確な瘢痕評価
- ✔️ 豊富な施術メニューによる混合治療戦略
- ✔️ 専門医が対応する丁寧な初回カウンセリング
- ✔️ 痛み対策・アフターケア無料で安心
- ✔️ QOLを重視した心理的サポートも含めたトータルケア
すべての治療は一人ひとりに合わせて。
完璧を求めるのではなく、少しずつ前向きになれる変化を一緒に目指します。
笑顔で鏡を見られるようになる、その一歩を0th CLINICで踏み出しませんか?
初回カウンセリングだけでもお気軽にご相談ください。
🕰️ ニキビ跡治療の歴史と進化
ニキビ跡(瘢痕)治療の歴史は古く、20世紀後半にはクロスTCA(強酸局所塗布)やサブシジョンといった物理的手法が登場しました。 しかし、その後数十年間にわたって目立った技術革新は限定的でした。
最近になってようやく、マイクロニードルRF(高周波)や再生医療系(PRP、エクソソームなど)が登場し、 コラーゲンの再構築や創傷治癒プロセスを利用した治療の進化が加速し始めています。 また、肌の水分環境を整えるスキンブースター(ヒアルロン酸+成長因子)も、凹凸の浅化に役立つとして注目されています。
このように、これまで「時間とともにしか改善しない」とされてきたニキビ跡に対して、分子生物学・皮膚工学の進歩が新しい治療の道を開きつつあります。 今後はより低侵襲で効果的かつ安全な複合治療が主流になると考えられています。
🔬 科学的根拠・外部リンク
-
Microneedling in Atrophic Acne Scars: A Systematic Review(NIH/NLM)
→ マイクロニードリングの有効性と安全性に関する総説(2020) -
Radiofrequency Microneedling for Acne Scars: Clinical Evidence(PubMed)
→ RFニードリングによるコラーゲン再構築の臨床証拠 -
Role of PRP in Acne Scarring: Evidence Review(NIH)
→ PRPによる瘢痕改善の科学的根拠(2022) -
日本皮膚科学会誌:ニキビ痕治療の皮膚科学的考察
→ 国内学会誌による解説と研究 -
資生堂:ニキビと肌構造の研究
→ 大手化粧品企業による炎症と痕に関する基礎研究 -
ロート製薬:皮膚再生とニキビ研究
→ 大企業による皮膚科学・成分研究
🌍 国際的な公的機関・学会リンク
-
American Academy of Dermatology(AAD)
→ アメリカ皮膚科学会。皮膚疾患と治療の最新情報を提供。 -
European Academy of Dermatology and Venereology(EADV)
→ ヨーロッパ皮膚科学会。欧州全体のガイドライン・研究を網羅。 -
日本皮膚科学会(JDA)
→ 日本の皮膚科専門医による指針と学会活動。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「ニキビ痕の治療は、見た目の改善だけでなく、自己肯定感や生活の質の向上にも直結する重要な医療のひとつです。
凹凸・赤み・色素沈着など、多様な痕に対して、根拠あるアプローチと丁寧な経過フォローを大切にしています。」
0th CLINICでは、瘢痕のタイプや肌質に合わせて、レーザー、ニードリング、薬剤治療などを適切に組み合わせ、オーダーメイドで改善プランをご提案しています。 初めての方にもわかりやすい説明を心がけ、納得いただいたうえで治療を進めていきます。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
ニキビ・ニキビ痕の診療経験多数/再発予防と治療ガイドラインに基づいた処方設計を実施
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