コラム
ボトックス vs ヒアルロン酸|“原因別”に正解を選ぶ
ボトックス vs ヒアルロン酸:シワの“原因別”に正解を選ぶ(医師監修)
「動かすと出るシワ」か、「刻まれて残る溝」か。
原因で選べば、効きは高く・不自然さは低く。本稿は0th CLINICの診療指針にもとづき、ボトックス(ボツリヌス毒素A)とヒアルロン酸フィラーの使い分けを、部位別にやさしく解説します。
まず結論(超要約)
- 動的しわ(表情で出る):ボトックスが基本。
- 静的しわ(溝・たるみ由来):ヒアルロン酸で支え・影を浅く。
- 混在型(額など):ボトックスで動きを整え、必要に応じて別治療で質感/ボリュームを補う。
※ ボトックスは日本では眉間・目尻が承認。額などは適応外のため、医師の説明・同意の上で安全層・用量に配慮して実施します。
原因を見極める:3ステップチェック
- 表情テスト:眉をひそめる/目を細める/額を上げる。
動かした時だけ出る→動的しわ(ボトックス適応) - 静止観察:無表情でも刻み・影が残る→静的しわ(フィラー等)
- 皮膚質感:毛穴・ちりめん・テカリ優位→スキンボトックスや美肌治療を併用
診察では、層(表皮/真皮/筋)と拡散を前提に、最小有効量でデザインします。
部位別:この悩みはどっち?(内部リンクあり)
眉間(皺眉筋・鼻根筋)
怒り・集中で深く寄る動的しわが主体。まずは眉間ボトックス。深い固定溝は美肌治療で質感もケア。
目尻(外眼輪筋)
笑うと出るカラスの足跡は目尻ボトックスが第一選択。ちりめん感はスキン系の併用も◎。
額(前頭筋)
混在型。額ボトックスで動きを整えつつ、浅い溝・質感は別治療で補完。眉位置やまぶたの重さに注意。
口角・口元
「への字」はDAOの過活動で笑顔ボトックスが有効。縦じわは質感系やリップフリップ(準備中)も選択肢。
オトガイ(顎の梅干し)
オトガイ筋の動的しわ→ごく少量ボトックス。凹凸が残る場合は質感治療も検討。
エラ(輪郭・食いしばり)
咬筋ボトックスでボリュームダウン。
フェイスライン~首の縦じわは広頚筋ボトックス(準備中)も。
組み合わせが効く:順序と間隔
失敗を避ける3原則
- 層×拡散半径の設計:浅すぎ/広がりすぎに注意。
- 最小有効量:効き過ぎ・硬い表情を避ける。
- イベント逆算:ピークは施術後数日~2週。余裕を。
詳細な安全運用は 安全・品質ポリシー をご覧ください。
よくある質問(ミニFAQ)
あなたの“正解”を一緒に決めましょう。
表情・骨格・皮膚の厚みを診て、ボトックス総合ページと各部位ページへご案内します。
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👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「“原因で選ぶ”と、自然さと満足度が上がります。
動的しわにはボトックス、刻まれた溝にはフィラー。混在部位は段階的に、最小有効量で安全にデザインします。」
0th CLINICでは、診察で表情のクセ・皮膚厚・骨格バランスを評価し、効かせ過ぎない設計とイベント逆算のスケジュールをご提案します。
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア認定医/日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア認定医/日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医