肝斑の見分け方・鑑別|左右対称?境界がぼやける?VISIA・ダーモスコピーで診断精度を上げる

肝斑の見分け方・鑑別|左右対称?境界がぼやける?VISIA・ダーモスコピーで診断精度を上げる|0th CLINIC 日本橋

肝斑(メラズマ)|診断・鑑別ガイド

肝斑の見分け方・鑑別

肝斑は「診断が8割」
左右対称の分布、境界のぼやけ、摩擦・紫外線で濃淡が変わる性質をとらえ、他のシミ(老人性色素斑・PIH・ADM)と丁寧に鑑別します。

先に結論:肝斑らしさは「面」「左右対称」「境界がぼやける」

  • 肝斑:左右対称の面状、境界がにじむ、日によって濃淡が動く
  • 日光斑(老人性色素斑):境界明瞭、点〜斑が散在、スポット適応が取りやすいことが多い
  • PIH:ニキビ・擦過など炎症の痕に一致、まだら、時間で薄くなる傾向
  • ADM:灰青〜青褐色、点状の集まり、真皮優位で治療設計が別

※自己判断が難しい場合は、下の「セルフチェック→診断フロー」に沿って安全側に進めるのが最短です。

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肝斑は「見分け」が重要。写真評価(VISIA)やダーモスコピーで、混在を含めて診断精度を上げます。

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セルフチェック(当てはまるほど「肝斑らしさ」)

チェック項目

  • 左右対称に広がっている
  • 境界がぼんやりしている(にじむ感じ)
  • 「点」よりが目立つ
  • 摩擦(マスク擦れ・クレンジング)で濃く見える
  • 紫外線で濃淡が変わりやすい
2〜3項目以上当てはまる場合は、まず「肝斑を前提に安全側」で設計するのがおすすめです。

分岐(よくあるパターン)

左右対称+面状+境界ぼやけ → まず肝斑を疑う
低刺激なスキンケア、遮光、外用/内服から開始し、必要なら機器は安全側条件で段階的に検討します。
境界がくっきり/点在する濃いシミが主役 → 日光斑や混在を疑う
肝斑と日光斑の混在は珍しくありません。スポット適応は「肝斑を悪化させない」設計が前提です。
ニキビ跡や擦り傷の位置に一致 → PIHの可能性
炎症の名残であることが多く、時間経過で薄くなる傾向があります。摩擦が強いと長引く場合があります。
灰青色/点状が集合する印象 → ADMの可能性
真皮優位で反応が鈍い傾向があり、治療設計が別になります。診断の精度が重要です。

※最終診断は診察・機器評価で行います。

肝斑の特徴(ここが肝心)

  • 左右対称の分布:頬骨〜こめかみ、額、鼻下に淡褐色が面状に。
  • 境界はやや不明瞭:にじむように広がり、日によって濃淡に変動。
  • 刺激で悪化:摩擦(クレンジング・マスク擦れ)、紫外線、炎症で濃く見えやすい。
  • 点ではなく“面”:「点在する濃いシミ(境界明瞭)」は別疾患の可能性。
肝斑は「攻め過ぎ」が逆効果になり得ます。診断が固まるまで、まずは安全側(低刺激+遮光)で土台づくりを行います。
肝斑の見分け方・鑑別|左右対称?境界がぼやける?VISIA・ダーモスコピーで診断精度を上げる
左右対称・面状に広がる肝斑の典型(イメージ)。

比較表:肝斑 / 日光斑 / PIH / ADM(見分けの整理)

疾患 見た目の特徴 ヒント(問診) 当院の見極めポイント
肝斑 左右対称・面状、境界ぼやけ、濃淡が動く 摩擦(マスク/クレンジング)、紫外線、ホルモン背景 混在の有無を前提に、VISIAで範囲・ダーモで血管などを参考に安全設計
老人性色素斑 境界明瞭、点〜斑が散在、単発も多い 日光暴露の蓄積、年齢とともに増える 肝斑混在を除外/評価してからスポット適応を判断
PIH まだら、炎症の痕に一致、徐々に薄くなる傾向 ニキビ/擦過/かぶれ/施術後などの前駆炎症 刺激を減らしながら経時評価(過度な摩擦・ピーリング頻度を調整)
ADM 灰青〜青褐色、点状の集まり 比較的長期経過、色が青みを帯びやすい 肝斑と治療設計が別。診断精度を上げて適応を検討

鑑別:間違えやすい3つ

老人性色素斑(いわゆる日光斑)

  • 境界がくっきり、単発〜散在の点状が多い
  • スポット照射の適応が取りやすいことが多い
  • 肝斑と混在することがある(見極めが重要)

炎症後色素沈着(PIH)

  • ニキビや擦過傷など前駆炎症の痕に一致
  • 色はまだらで、時間とともに改善する傾向
  • 摩擦や刺激で長引くことがある

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

  • 灰青色〜青褐色を帯び、点状が集合する印象
  • 真皮優位のため反応が鈍い(経過長め)
  • 診断・治療は別設計が必要

診断フロー(当院の進め方)

  1. 問診:発症時期、季節変動、摩擦習慣(クレンジング/マスク)、ピーリング頻度、内服歴など。
  2. 視診:左右対称性、境界、色調、混在病変(点在濃色斑など)の有無。
  3. 機器評価VISIAで範囲・濃淡の見える化、ダーモスコピーで所見を補助。
  4. 初期プラン:まず低刺激+外用/内服から。機器は安全側条件で段階的に。
  5. 再評価:2〜3か月で写真比較。反応に応じて出力/間隔を調整
※肝斑らしさが弱い、または強い点状病変が目立つ場合は、適応を慎重に再検討します。

写真評価(VISIA):範囲と濃淡を「同条件」で比較

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ブラウン解析で面の広がりを確認(イメージ)。
  • 同条件撮影で比較:照明・距離・角度を固定。
  • 数値で推移を把握:範囲・濃淡の指標を経時比較。
  • 治療調整の根拠:反応が早い/遅い部位を客観評価。

ダーモスコピー:所見を補助して「やり過ぎ」を防ぐ

肝斑は刺激で増悪することがあるため、所見を補助にして安全側の出力・間隔から設計します(最終判断は総合評価)。

  • 血管所見が目立つ部位:初期は一段弱い条件、間隔もやや長め。
  • 均一面状:面照射は均一弱出力で開始。
  • 斑状混在:点状濃色部は別病変の可能性を再評価。
※所見は個人差があります。評価後にプランをカスタムします。
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所見を補助線に、安全設計へつなげます(イメージ)。

Q&A(診断・鑑別)

肝斑と老人性色素斑、見分けのコツは?
肝斑は左右対称に面状・境界やや不明瞭。老人性色素斑は境界明瞭な点状〜斑状で単発/散在が多い傾向です。
マスクやクレンジングで悪化しますか?
強い摩擦は悪化要因になり得ます。クレンジングは短時間でやさしく、タオルは押し拭きに。
VISIAは必須ですか?
必須ではありませんが、同条件の比較と数値化ができ、治療調整の根拠になります。
ダーモスコピーは何がわかる?
色素の見え方に加えて、血管所見などの参考情報が得られ、刺激に敏感な部位の見極めに役立ちます。
肝斑が疑わしいとき、レーザーはすぐにやるべき?
肝斑は刺激で悪化することがあるため、まず低刺激+遮光+外用/内服から。必要なら安全側の条件で段階的に検討します。
肝斑とADMが混在することは?
混在はあり得ます。灰青色・点状集簇などを手がかりに鑑別し、治療設計を分けることが重要です。

監修:医師コメント

肝斑の見分け方・鑑別|左右対称?境界がぼやける?VISIA・ダーモスコピーで診断精度を上げる
肝斑は「何をするか」以上に「何をし過ぎないか」が重要です。
混在(日光斑・PIH・ADM)を見落とすと、遠回りになることがあります。機器評価を含めて診断精度を上げ、安全側から段階的に整えていきます。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/医学博士)|0th CLINIC 日本橋 院長
医師紹介:https://0thclinic.com/about/doctor/kuroda

※本ページは一般情報であり、個別の診断・治療方針を置き換えるものではありません。症状や既往により最適解は変わります。

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