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尿管結石にならないために|再発を減らす水分・食事・習慣のコツ【医師監修】

尿管結石にならないために|再発を減らす水分・食事・習慣のコツ【医師監修】

尿管結石にならないためにはどうすればいいですか?
再発を減らす「水分・食事・習慣」まとめ

尿管結石の予防は、難しいテクニックよりも “尿を薄く保つ”ことが最重要です。 その上で、塩分・動物性たんぱく・シュウ酸・糖分など「尿に石の材料が増える要因」を減らすと、再発リスクを下げやすくなります。

最優先:水分(尿量) 次点:塩分・糖分を減らす カルシウムは“減らしすぎない” 体質・石の種類で対策が変わる

結論:まずは「尿を薄くする」

  • 目標:「尿量」を増やして、結晶ができにくい環境にする
  • 目安:尿の色が“薄いレモン色”〜“透明に近い”状態を意識
  • 汗をかく日は増量:夏・運動・サウナ・長風呂・出張は脱水に注意

1回でも結石を経験した方は、再発予防を“生活の標準設定”にしておくと安心です。 痛みが出てから慌てるより、日々の習慣でリスクを下げる方がラクです。

① 水分の取り方(実践編)

「一気飲み」より「こまめに」が勝ち

  • 起床後・食事ごと・入浴前後・移動中・就寝前など、“飲むタイミング”を決める
  • 仕事中は、机にボトルを置いて可視化(飲み忘れ防止)
  • 汗をかく日は、運動前後・サウナ前後で追加の水分

飲み物は何がいい?

基本は 水・無糖のお茶・無糖炭酸水 でOK。 「結石と飲み物」については、こちらで詳しくまとめています。 結石と飲み物:緑茶/紅茶/コーヒー/スポドリの実態

※糖分が多い飲料(清涼飲料・加糖コーヒー・スポーツドリンクの常飲)は、予防の観点では不利になりやすいです。

② 食事のコツ(ここを押さえると再発が減りやすい)

2-1. 塩分:まず“ここ”を減らす

  • ラーメンの汁、加工肉、惣菜、外食の味付けは塩分が増えやすい
  • だし・香辛料・酸味(レモン等)を使うと、塩を減らしても満足しやすい

2-2. たんぱく質:動物性の「量・頻度」を見直す

  • 肉・魚の“どか食い”を避けて、分散させる
  • 豆・大豆製品などの植物性たんぱくも上手に併用

2-3. カルシウム:減らしすぎない(むしろ“適量”が大事)

カルシウムは「結石の材料だから減らす」…と思われがちですが、 食事からのカルシウムを適量とることで、腸内でシュウ酸と結合し、吸収を減らす方向に働くことがあります。

  • 乳製品、ヨーグルト、チーズ、(食事で)カルシウムを意識
  • サプリは自己判断で増量せず、必要なら医師と相談(食事と一緒に)

2-4. シュウ酸:高い食品は“食べ方”で工夫

  • 例:ほうれん草、ナッツ、チョコ、ビーツ、さつまいも、紅茶など
  • 高シュウ酸食材は、カルシウムを含む食事と一緒に(単独で大量に食べない)
  • ゆでこぼし(下茹で)で減らせることも

2-5. 糖分(特に甘い飲み物):常飲をやめるだけで差が出やすい

  • ジュース・清涼飲料・甘いカフェラテなどは「毎日」になりやすいので要注意
  • まずは“平日は無糖”など、続くルールにする

2-6. クエン酸(柑橘):うまく使うとプラスに働くことがある

  • 無糖のレモン水、食事に柑橘を足す、など「続けやすい形」で
  • 市販のレモンドリンクは糖分が多いことがあるのでラベル確認

③ 石のタイプ別:特に意識したいポイント

結石は“種類”で対策が少し変わります。可能なら、排石した石を回収して成分分析すると、予防が最短になります。

カルシウム系が疑われる場合

  • 水分+塩分を減らす
  • カルシウムは減らしすぎず、シュウ酸は食べ方を工夫

尿酸結石が疑われる場合(尿が酸性寄り・痛風体質など)

  • 水分+動物性たんぱく(特に量・頻度)を調整
  • 必要に応じて尿pHを整える治療が選択肢になることがあります

感染結石(感染が関与)

  • 尿路感染の治療と再発予防が重要(“菌がいる状態”を作らない)
  • 発熱や背中の痛みを伴うときは早めに受診

④ 再発しやすい人:検査で“原因”を見える化

生活を頑張っても再発する方は、体質(尿の成分バランス)が影響していることがあります。 その場合は 24時間尿 などで「何が多い/少ないか」を評価すると、対策がピンポイントになります。

  • 結石を繰り返す
  • 家族に結石が多い
  • 暑い環境での仕事・運動習慣が強い
  • 肥満、糖尿病、腸の病気(吸収の問題)などがある

⑤ 受診の目安(危険サイン)

  • 発熱(感染合併の可能性)
  • 痛みが強すぎて水分がとれない/嘔吐が続く
  • 尿が出にくい、片腎(腎臓が1つ)、妊娠中
  • 症状が初めてで不安、仕事に支障が大きい

“痛みを抑える”だけでなく、結石の位置・サイズ、感染の有無で対応が変わります。 早めに評価すると、ムダな我慢や長引きを避けられます。

よくある質問

Q. 水はどれくらい飲めばいいですか?

まずは「尿が薄い色」を目標に、こまめに水分をとるのがおすすめです。 汗をかく日(夏・運動・サウナ・出張)は、普段より多めを意識してください。

Q. お茶やコーヒーでもカウントしていいですか?

無糖であれば“水分”としてはカウントできますが、濃すぎる摂取や脱水(利尿・発汗)とのバランスが大切です。 飲み物の選び方は 結石と飲み物のまとめ も参考にしてください。

Q. カルシウムは減らした方がいいですか?

自己判断で極端に減らすのはおすすめしません。食事から適量をとることで、シュウ酸の吸収を抑える方向に働くことがあります。 サプリは必要性も含めて医師と相談し、使う場合は食事と一緒に、が基本です。

Q. ほうれん草やナッツは絶対ダメ?

“絶対”ではなく、量と頻度、食べ方の工夫がポイントです。 高シュウ酸食品は単独で大量に食べず、カルシウムを含む食事と一緒にとるなどで調整します。

Q. レモン水は効果がありますか?

無糖の範囲で続けやすい形なら、プラスに働くことがあります。 ただし最優先は「総水分量(尿量)」です。甘いレモンドリンクは糖分が多いことがあるので注意してください。

監修:0th CLINIC 日本橋(泌尿器科)
※本記事は一般的な情報です。腎機能・既往症・内服薬により最適な予防策は変わります。個別の状況は診察でご相談ください。

尿管結石の予防・再発対策も「原因に合わせて」組み立てます。

痛みの評価(尿・採血・エコー)から、必要時の画像連携、排石後の再発予防(生活指導・必要に応じた治療)まで。

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