救急の目安と初期対応
尿管結石(痛みの応急・検査・排石まで)
尿管結石|“まず痛みを抑える”→“位置とサイズを評価”→“排石 or 介入”を最短で
わき腹〜背中の激痛(疝痛)・吐き気・血尿は尿管結石の典型です。
当院は当日検査(尿・採血・エコー)、必要時は低線量CT(連携)で位置とサイズを迅速評価。
まず鎮痛、次に排石見込みと合併症の有無を整理し、仕事や生活に支障を最小化します。
完全予約制/平日10:00–19:00。休憩時間でもご案内可。出勤前・出勤後の枠も調整します。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
すぐ受診・救急の目安
🚨 迷わず救急へ
- 38℃以上の発熱+悪寒・震え(閉塞性腎盂腎炎の恐れ)
- 尿が出ない・片腎/移植腎・両側結石の疑い
- 嘔吐で内服困難・ぐったりする/意識もうろう
- 妊娠中・高齢で急速に悪化・糖尿病/免疫抑制中
夜間・休日は救急外来へ。可能なら尿を持参。
来院〜会計(目安 15–40分)
1) まず鎮痛・吐き気止め
疝痛は鎮痛を最優先。必要時は坐剤や筋注等も検討します。
2) 尿検査・採血
血尿・白血球・亜硝酸の有無、炎症反応・腎機能を評価。
3) 画像検査
エコーで腎盂拡張・残尿、必要時は連携の低線量CTで位置/サイズ/閉塞の程度を特定。
4) 方針決定
サイズ(mm)・位置(上/中/下尿管)・発熱の有無により、待機的排石 or 早期介入を即決します。
検査:位置・サイズ・閉塞の強さを短時間で把握
| 尿検査 | 血尿・白血球・亜硝酸。感染併発の有無をチェック。 |
|---|---|
| 採血 | 炎症反応・腎機能(Cr/eGFR)・電解質・脱水所見。 |
| エコー | 腎盂拡張(水腎症)・残尿評価。繰り返しのモニターに適します。 |
| CT(連携) | 位置/サイズ/閉塞・結石数・反対側の状態まで一度に把握。低線量プロトコルを選択します。 |
治療:痛みを抑え、排石見込みで最短ルートを選ぶ
A. 痛みのコントロール
- 内服/坐剤/注射で疝痛コントロール。吐き気が強い場合は制吐も併用。
- 感染併発が疑わしい場合は抗菌薬を検討(培養提出を優先)。
B. 待機的排石(外来フォロー)
サイズが小さい・発熱なし・腎機能が保たれる場合に検討。
- 鎮痛薬と生活指導(体位変換・こまめな排尿・水分過多に偏りすぎないバランス)。
- α遮断薬などの排石補助を用いることがあります(医師の指示下)。
- 数日おき〜1–2週ごとに疼痛・発熱・尿量の変化を確認し、エコーで水腎症の改善をモニター。
C. 早期介入を優先する目安
- 発熱・悪寒など感染兆候(閉塞性腎盂腎炎の恐れ)
- 片腎・移植腎・両側閉塞・腎機能低下
- 強い痛みが持続し日常生活が困難/内服がとれない
- 大きい結石(例:10mm超)・上部尿管で下降しない など
必要時は砕石術(ESWL/URS/PCNL)へ適切なタイミングで連携し、術前後の検査・調整も当院でサポートします。
目安:サイズと自然排石の期待
| ~5mm | 自然排石が期待しやすい。疼痛・感染の監視が前提。 |
|---|---|
| 6–10mm | 経過次第。疼痛や位置で方針を判断。 |
| 10mm超 | 介入検討が主体に。合併症の有無で緊急度を判断。 |
※個人差が大きく、位置(上/中/下尿管)・解剖学的条件・既往で前後します。
再発予防:生活・食事・検査の“現実解”
生活と食事
- 水分は汗・季節・活動量に合わせて調整(過剰一気飲みはNG)。
- 減塩(外食・加工食品の塩分を控える)。
- 十分な食事性カルシウム(乳製品など)で腸管内のシュウ酸結合を促す。
- ナッツ・ほうれん草・紅茶などシュウ酸が多い食品は“摂り方”を工夫(食事性Caと一緒に)。
- 砂糖過多・サプリのビタミンC過量は控えめに。
検査・評価
- 再発をくり返す方は結石分析や尿化学(必要時)で傾向を把握。
- 尿潜血・pH・比重を定期チェック。尿検査でフォロー。
- 薬剤や基礎疾患(痛風・副甲状腺機能亢進など)も見直し。
FAQ:よくある質問
痛みが波のように来ます。救急に行くべき?
高熱・悪寒・尿が出ない・片腎/両側の疑いは救急へ。迷う場合は当院にお電話/LINEでご相談ください。
水をたくさん飲めば早く出ますか?
一気飲みは吐き気・疼痛増悪のことも。鎮痛優先で、飲水は体調に合わせて。医師の指示に従ってください。
自然に出るまでどのくらい?
サイズ・位置により数日〜数週。痛み・発熱・腎機能の変化があれば方針変更します。
職場を抜けて短時間で評価できますか?
可能です。当日検査+連携CTで迅速評価し、最短ルートをご提案します。
再発予防にサプリは必要?
まずは生活・食事・基礎疾患の見直しが基本。サプリは内容により差が大きく、自己判断で多用しないでください。
費用の目安(保険診療・自己負担概算)
| 初診+尿検査 | 約3,000円 |
|---|---|
| 採血(炎症・腎機能) | 約2,000円 |
| エコー(腎・膀胱) | 約3,000円 |
| CT(連携機関) | 別途ご案内(紹介状発行) |
| 注射/坐剤(鎮痛・制吐等) | 症状に応じて加算 |
実費は保険種別・検査内容で変動します。自費が含まれる場合は事前にご案内します。
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荘子 万可 医師(泌尿器科専門医/日本抗加齢医学会専門医/テストステロン治療認定医)
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科
本ページの医学的内容(症状の受診目安・検査・治療の考え方)を確認しています。
- 監修日:2025-10-31
- 最終更新日:2025-10-31
- 監修範囲:本文全体(FAQ・費用方針を含む)
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