FATX(高濃度脂肪溶解注射)|二重あご・フェイスラインに
FATX|厚みのある脂肪にしっかり効かせる脂肪溶解注射
結論:FATXは「変化量」を重視したい方に向く脂肪溶解注射です。
二重あご・フェイスライン・頬外側などの厚みのある局所脂肪に注入し、腫れや圧痛は数日〜1週間前提で、
その分輪郭の変化を実感しやすい設計です。
- 「BNLSやスルリム注射よりもう一歩効かせたい」
- 「ダウンタイムは多少あっても良いので、二重あごをしっかり減らしたい」
日本橋駅・茅場町駅・東京駅八重洲口から徒歩圏。田園都市線・半蔵門線・銀座線・東西線・京葉線沿線からも通いやすい立地です。
FATXの特徴(3行まとめ)
- 厚みのある局所脂肪に強く働きかける高濃度脂肪溶解注射(FATX Core)。
- 二重あご・フェイスライン・頬外側など「ここをしっかり減らしたい」部位向け。
- 腫れ・圧痛が数日〜1週間出やすい分、変化量を実感しやすい設計です。
主成分と仕組み
当院で扱うFATX Core(いわゆるFatX)の主成分は、デオキシコール酸(DCA)1%です。
DCAは胆汁酸の一種で、脂肪細胞の細胞膜を直接破壊し、脂肪細胞そのものの数を減らすことを目的としています。
破壊された脂肪細胞は、体内の代謝過程で少しずつ処理され、時間をかけてボリュームが減少していきます。
「一度に劇的に痩せる」というよりは、数週間〜数か月かけて輪郭が変わっていくイメージです。
効果と適応部位・向きにくいケース
向いているケース
- 二重あごやフェイスラインの「厚み」が気になる
- 頬外側・あご下など、ピンポイントの局所脂肪を減らしたい
- 変化量を重視したい(多少の腫れは許容できる)
- 全身ダイエットでは減りづらい部分を狙いたい
向きにくいケース
- 皮膚のたるみ優位(脂肪があまりついていない)
- 筋肉の発達(エラはエラボトックスなどを検討)
- 直前に大切な予定があり腫れを避けたい → BNLSやスルリム系の方が無難な場合あり
- 極端に広い範囲を一度に減らしたい(他の治療との併用を検討)
回数・通院間隔とイベント逆算
- 2〜4週間おきに2〜4回が基本設計(部位の厚み・ご希望により調整)
- 変化を感じはじめる目安:数週間〜1〜2か月
- 写真撮影・挙式などがある場合は、最終注入から7〜14日以上あけるのが安全
- 仕上げの微調整には、BNLSやスルリム注射の併用を検討することもあります
痛み・腫れの目安とセルフケア
- 腫れ・圧痛:数日〜1週間程度出やすい(個人差あり)
- セルフケア:直後の冷却、就寝時は枕を少し高めに、医師の指示があれば適切な圧迫
- 当日の注意:強いマッサージ・激しい運動・サウナ・長時間の入浴・飲酒は腫れを助長しうるため控える
- 気になる症状(片側だけ極端な腫れ・強い痛み・熱感など)があれば、早めにご連絡ください。
合併症と回避策
- 左右差・硬結:触れるしこり・硬さが出ることがありますが、多くは経時的に軽快します。マッサージは必ず医師の指示のもとで行ってください。
- 内出血:青あざのような内出血が出ることがあり、通常は数日〜2週間で吸収されます。直後の圧迫・冷却で予防に努めます。
- まれな感染:発赤・疼痛増強・発熱などの症状があれば、早急な受診が必要です。
- 神経障害・皮膚壊死などの重篤な合併症:非常にまれですが、理論的には起こりうるため、解剖学を踏まえた注入と、リスク説明・同意のうえで慎重に行います。
BNLS・スルリム注射との違い(成分・濃度・使い分け)
脂肪溶解注射の選び方は、成分(特にデオキシコール酸:DCA)の有無と濃度、狙う効果、許容できるダウンタイムで決まります。
FATX(FATX Core)はDCA濃度が比較的高い設計で、厚みのある局所脂肪に変化量を出したい場面に向きやすい一方で、
腫れ・圧痛が出やすい傾向があります。
BNLSやスルリム注射(複合植物エキス系)は、腫れを抑えつつ輪郭を「軽く整える」用途で案内されることが多く、
イベント前の微調整との相性が良いとされます(いずれも個人差・製剤差あり)。
| 項目 | FATX(FATX Core) | BNLS | スルリム注射(複合系) |
|---|---|---|---|
| 主な設計 | DCA主体(相対的に高濃度)で脂肪細胞膜に直接作用 | 低〜中濃度のDCA+整肌成分の組み合わせ | 植物エキス・アミノ酸等の複合配合で刺激を抑制 |
| ねらい | 変化量重視/厚みのある局所脂肪 | 輪郭の微調整/腫れを抑えたいとき | “軽いもたつき”や水っぽさの是正 |
| ダウンタイム | 腫れ・圧痛が数日〜1週間出やすい | 軽め〜中等度 | 軽めのことが多い |
| 回数・間隔 | 2〜4週ごと×2〜4回 | 1〜2週ごと×2〜5回 | 1〜2週ごと×複数回(配合により変動) |
| 向く部位 | 二重あご/フェイスライン/頬外側/小範囲ボディ | 二重あご/鼻横/輪郭の微調整 | 顔の軽いもたつき・浮腫感の是正 |
結論:こう使い分けると失敗しにくい
- しっかり変化を出したい・厚みがある → FATXを主軸に(腫れ前提でスケジューリング)。
- 直近にイベントがある・腫れをなるべく抑えたい → BNLS/スルリム注射で微調整。
- 最終仕上げ:FATXでベースを整えたうえで、BNLS/複合系で“ならす”という段階的併用も選択肢です。
成分・安全性チェックリスト
- デオキシコール酸(DCA)の有無と濃度:効果とダウンタイムの“強さ”に直結。
- 複合エキスの内訳:植物エキス/アミノ酸/整肌成分などの具体名を確認。
- SDS(安全データシート)やロット情報:衛生・品質管理の透明性。
- 国内承認/承認外の別:説明内容・同意書・リスク管理のフローを確認。
- 注入量と希釈方法:部位ごとの適正量、安全域、硬結対策。
- 術後ケア:冷却・圧迫・運動/飲酒制限・来院フォローの有無。
※スルリム注射は製剤により配合・濃度・粘度が異なります。同じ名称でも中身が違う場合があるため、成分表示・濃度・SDSまで必ずご確認ください。
料金のご案内 — 0th CLINIC Premium Care
- 部位の厚み・仕上がりのご希望に応じて、総量と回数を設計します。
- 複数回設計(例:2〜4回/2〜4週間間隔)では、各回の注入量を微調整します。
まずは診察で適応チェック
FATX・BNLS・スルリム注射の中から、あなたの脂肪タイプとスケジュールに合うものをご提案します。
最終更新:2025年11月(内容は随時アップデートされます)
