腹部大動脈瘤(AAA)|症状・検査(超音波/CTA)・治療(EVAR/手術)・フォロー間隔
腹部大動脈瘤(AAA)
腹部大動脈瘤は無症状で進行し、破裂すると致死的です。
このページでは「危険サイン」「検査の流れ」「治療の判断」「フォロー間隔」を、外来で迷わない形に整理します。
いま必要な行動は?
突然の激しい腹痛/腰背部痛、失神、冷汗があります
症状はないが、健診で「腹部大動脈が拡大」と言われました
多くはこのパターンです。まず超音波で径を確認し、必要に応じてCTAで形態と治療適合性(EVARの可否)を評価します。
喫煙歴があり、家族にAAAの人がいます
AAAは喫煙と関連が強く、家族歴も重要です。スクリーニング(超音波)の適応になることがあります。
3分でわかる要点
| 特徴 | 多くは無症状。瘤径と増大速度がリスクの中心。 |
|---|---|
| 検査 | 超音波でスクリーニング、CTAで治療計画。 |
| 治療 | EVAR(低侵襲)/人工血管置換術/内科管理。 |
| フォロー | 径により 3年〜6か月間隔で調整。 |
関連ページ(大動脈疾患ガイド)
腹部大動脈瘤(AAA)とは
腹部大動脈(多くは腎動脈下)が瘤状に拡大した状態です。ゆっくり進行し、破裂まで無症状のことが少なくありません。
主な症状・危険サイン
- 無症状(画像で偶発的に発見)
- 腹部拍動性腫瘤の自覚/触知
- 腹部痛・腰背部痛/圧迫感
- 破裂時:激しい腹痛/腰背部痛、失神、ショック
検査の流れ(超音波→CTA)
- 腹部超音波:スクリーニングと瘤径評価(まずここ)。
- 造影CT/CTA:瘤の形態、破裂兆候、EVAR適合性(ネック/腸骨動脈)を評価。
- 血液検査:腎機能など(造影・周術期リスク評価)。
介入(修復)を検討する目安
| 項目 | 目安(例) |
|---|---|
| 瘤径 | 一般に男性:5.5cm以上、女性:5.0cm以上で修復を検討。 |
| 症状 | 痛みなど、瘤に起因する症状が疑われる場合は、径にかかわらず緊急評価。 |
| 増大速度 | 短期間で拡大する場合はリスクが上がり、早期介入検討につながります。 |
治療の考え方(EVAR/開腹手術/内科)
内科管理(全例の土台)
- 血圧管理、禁煙、脂質管理
- 運動:有酸素中心、強い息こらえ(バルサルバ)や高重量挙上は回避
EVAR(ステントグラフト)
- 解剖学的条件(ネック長/角度、石灰化、腸骨動脈径・蛇行)を満たす場合に検討
- 低侵襲だが、エンドリーク等の評価のため定期画像フォローが必須
人工血管置換術(開腹手術)
- EVAR不適合、感染、耐久性重視などで検討
フォローアップ間隔(径に応じた設計)
| 瘤径 | 目安 |
|---|---|
| 3.0–3.9cm | 3年ごとの超音波フォロー |
| 男性 4.0–4.9cm | 年1回のフォロー |
| 女性 4.0–4.4cm | 年1回のフォロー |
| 男性 ≥5.0cm | 6か月ごとのフォロー |
| 女性 ≥4.5cm | 6か月ごとのフォロー |
当院でできること(0th CLINIC 日本橋)
- 超音波での初期評価、CTA手配、リスク整理
- EVAR/手術が必要な場合は、専門施設へスムーズに連携
- 血圧・禁煙・脂質管理など、長期管理の設計
よくある質問
腹部大動脈瘤は無症状なら放置してよいですか?
無症状でも瘤径や増大速度により破裂リスクが変わります。定期フォローと血圧・禁煙などのリスク管理が重要です。
どのくらいの太さで治療が必要ですか?
一般に男性で5.5cm以上、女性で5.0cm以上が修復検討の目安の一つです。症状がある場合は径に関わらず緊急評価が必要です。
EVARと開腹手術はどう選びますか?
解剖学的条件(ネック長/角度、腸骨動脈径・蛇行など)と、年齢・併存症・長期耐久性を総合して決めます。
フォロー間隔はどれくらいですか?
瘤径により異なります。一般に3.0–3.9cmは3年ごと、4.0cm台は年1回、男性5.0cm以上または女性4.5cm以上は6か月ごとが一つの目安です。
※ 本ページは一般的な情報提供であり、診断や治療の最終決定は診察・検査結果に基づき医師が行います。
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