急性冠症候群(ACS)|胸痛・冷汗・息切れは救急相談|検査・治療

急性冠症候群(ACS)|胸痛・冷汗・息切れは救急相談|検査・治療|0th CLINIC 日本橋
Cardiology ACS 日本橋駅徒歩3 監修:遠藤 大介 医師

急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome / ACS)
胸痛・冷汗・息切れは、まず救急性の判断が大切です

急性冠症候群(ACS)は、不安定狭心症・NSTEMI・STEMIを含む、冠動脈の血流が急に悪くなる病態の総称です。 胸の圧迫感、冷汗、吐き気、突然の息切れがあるときは、「少し様子を見る」より先に、急ぐべき症状かを判断することが大切です。 0th CLINIC 日本橋では、胸痛の初期評価、救急連携、退院後の再発予防まで、患者さまが迷いにくい形で整理してご案内しています。

最初にここをご確認ください

今まさに症状がある方へ

  • 胸が締めつけられる・押される感じが続く
  • 冷汗・吐き気・顔面蒼白を伴う
  • 息苦しい、会話がつらい、失神しそうになる
  • 痛みや不快感が左腕・肩・背中・あごに広がる
  • 痛みが一度軽くなっても繰り返す
このような症状があるときは、LINE予約よりも救急要請・救急外来相談を優先してください。
「心筋梗塞かもしれない」「不安定狭心症かもしれない」という段階でも、早い評価が安全です。
当院の役割

クリニックでできること

  • 胸痛・息切れの初期評価
  • 心電図や既往・内服歴の整理
  • ACSが疑わしい場合の緊急紹介・病院連携
  • 退院後の薬剤調整・再発予防・生活指導
  • 狭心症・心筋梗塞・脂質管理まで含めた長期フォロー
「救急車を呼ぶか迷う」「入院後の通院先を探している」「薬を続ける意味を整理したい」というご相談にも対応します。
First things first

まずお伝えしたいこと

ACSページで一番大切なのは、専門用語の説明より先に、いま急ぐべき状況かどうかがわかることです。

救急を優先

強い胸痛が続く

胸の中央が押される、締めつけられる感じが10分以上続くときは、ACSをまず疑います。

救急を優先

冷汗・吐き気・息切れ

胸痛だけでなく、冷汗、吐き気、呼吸困難、失神しかける感じも重要な危険サインです。

見逃し注意

典型的でない症状もある

高齢者、糖尿病のある方、女性では、強い胸痛が目立たず、だるさや胃の不快感が中心のこともあります。

「少し良くなった」だけでは安心できません

ACSでは、いったん症状が軽くなっても、再び悪化することがあります。とくに安静でも痛む短時間で繰り返す前より強いという経過は、不安定狭心症や心筋梗塞の初期像として注意が必要です。

About ACS

急性冠症候群(ACS)とは

急性冠症候群は、冠動脈のプラークが破綻したり、びらんを起こしたりして、そこに血栓ができ、心筋への血流が急に低下する状態の総称です。 病型としては、STEMINSTEMI不安定狭心症が含まれます。

患者さんにとって大切なのは、「胸痛=全部同じ」ではなく、同じACSの中でも、緊急度や治療方針が異なることです。 ただし、症状だけで厳密に見分けるのは難しいため、最初はまとめてACSを疑って評価することが安全です。

狭心症との関係

安定狭心症は、運動やストレスで起こり、休むと落ち着くことが多い病態です。一方でACSに含まれる不安定狭心症は、安静時にも起こる、頻度や強さが増すなど、不安定な経過をとります。

心筋梗塞との関係

STEMIとNSTEMIは、どちらも心筋障害を伴うACSです。ST上昇の有無、トロポニンの上昇、冠動脈閉塞の程度などにより、再灌流治療の緊急度が変わります。

Red flags

救急受診を考える症状

次のような症状がある場合は、クリニック予約よりも救急対応が優先です。

典型的なサイン

  • 胸の中央の圧迫感、絞めつけられる感じ
  • 左肩、左腕、背中、あご、みぞおちへの放散
  • 冷汗、吐き気、めまい、顔面蒼白
  • 突然の息切れ、会話しづらさ

見逃しやすいサイン

  • 胸の痛みより胃の不快感が目立つ
  • なんとなくだるい、息が上がる
  • 階段や歩行で胸部不快感が出て休むと軽くなる
  • 症状が軽くなったり再発したりを繰り返す
ACSでは、胸痛が強くないケースもあります。いつもと違う息苦しさや冷汗だけでも、循環器的な緊急評価が必要なことがあります。
Types

病型の違い(STEMI / NSTEMI / Unstable Angina)

病型 何が起きているか 主な特徴 初期方針
STEMI 冠動脈の急閉塞による広範な虚血・壊死 心電図でST上昇、緊急性が高い 一次PCIを基本に、できるだけ早い再灌流を目指します
NSTEMI ST上昇はないが、心筋障害を伴う トロポニン上昇、リスク評価が重要 早期侵襲的戦略と薬物療法を組み合わせます
不安定狭心症 血流低下はあるが、明確な心筋壊死に至らない段階 トロポニン陰性でも危険なことがある NSTEMIと同様に、重症度をみて早めに方針決定します

どの病型であっても、最初の現場では「まだ確定していないから様子を見る」ではなく、まずACSとして迅速に評価することが重要です。

Diagnostic flow

検査の流れ

ACSでは、時間の遅れがそのまま治療の遅れにつながります。一般の方には、次の流れを知っておくと理解しやすくなります。

1

症状の確認

胸痛の性質、持続時間、放散痛、冷汗・吐き気・息切れの有無を確認します。

2

心電図

できるだけ早く12誘導ECGを行い、ST上昇や虚血所見を確認します。

3

トロポニン

高感度トロポニンを測定し、必要に応じて0時間・1〜2時間で変化をみます。

4

重症度評価

バイタル、心不全徴候、心電図変化、採血結果から緊急度を判断します。

5

冠動脈評価

必要に応じて冠動脈造影を行い、そのままPCIにつなげます。

検査で見ていること

心電図は「今この瞬間に虚血が強いか」を、トロポニンは「心筋障害が起きているか」を把握するために使います。どちらか一つだけでなく、症状・経時変化・全身状態を合わせて判断します。

心エコーの役割

心エコーでは、壁運動の低下、心機能、弁膜症、機械的合併症の有無などを評価します。ACSの診断そのものだけでなく、合併症と重症度の把握に役立ちます。

Treatment

治療の全体像

ACSの治療は、詰まりかけた・詰まった血流を早く立て直すことと、再び血栓ができにくい状態をつくることが中心です。 病型や重症度によって細かな選択は変わりますが、患者さんが知っておくとよい基本は次のとおりです。

再灌流治療

STEMIでは一次PCIが標準です。PCIまで大きく遅れる状況では、血栓溶解療法が検討されることもあります。

抗血栓療法

アスピリンを含む抗血小板療法が基本で、必要に応じて抗凝固薬も使います。出血リスクとのバランスが重要です。

心筋保護・再発予防

スタチン、ACE阻害薬/ARB、β遮断薬などを組み合わせ、退院後の再発予防まで見据えて調整します。

退院後に「胸痛がないから薬はもう要らない」と自己判断で中止してしまうと、再発リスクが上がることがあります。薬は急性期のためだけでなく、次を防ぐためにも重要です。
Aftercare

退院後ケア・再発予防

ACSは、入院治療で終わりではありません。退院後の管理が、その後の安心につながります。

生活面で大切なこと

  • 禁煙
  • 血圧・脂質・血糖の管理
  • 体重と食事内容の見直し
  • 無理のない範囲での運動再開
  • 睡眠時無呼吸や腎機能など併存症の確認

通院で確認すること

  • 胸痛や息切れの再発がないか
  • 薬の副作用や飲み忘れがないか
  • 出血傾向がないか
  • 心電図、採血、必要時の心エコー
  • 仕事復帰や運動再開のタイミング

地域クリニックの役割

急性期治療は大きな病院が担うことが多い一方、退院後の継続管理は、通いやすい地域の循環器外来が大きな役割を持ちます。 当院では、大病院との連携を保ちながら、再発予防・薬剤調整・生活指導を日常に落とし込むことを大切にしています。

0th CLINIC 日本橋

当院でできること

初期評価

胸痛・息切れ・動悸の初期整理、既往歴や内服薬の確認、循環器的な危険度評価を行います。

専門治療への橋渡し

ACSが疑われる場合は、冠動脈造影やPCIが可能な医療機関へ、緊急度に応じてスムーズに連携します。

退院後フォロー

二次予防薬の継続支援、脂質管理、血圧管理、再受診目安の整理、長期フォローを行います。

FAQ

よくある質問

胸痛が治まったら、もう大丈夫ですか?

いいえ。ACSでは、症状が軽くなっても再び悪化することがあります。とくに短時間で繰り返す胸痛は、不安定狭心症のこともあるため注意が必要です。

心電図が正常なら、心筋梗塞ではありませんか?

初回の心電図だけで否定できないことがあります。症状、経時変化、高感度トロポニンを組み合わせて判断します。

救急車を呼ぶほどか迷うときは、どう考えればよいですか?

強い胸痛、冷汗、吐き気、呼吸困難、失神感がある場合は、迷うより先に救急相談を優先するほうが安全です。

入院後は、ずっと大病院に通わないといけませんか?

急性期治療後は、病院と地域クリニックで役割分担することが多くあります。退院後の継続管理を通いやすい外来で行うメリットがあります。

ステント治療後の薬は、いつまで必要ですか?

病型、ステントの種類、出血リスクで異なります。自己判断で中止せず、主治医の指示どおり継続してください。

狭心症ページとACSページの違いは何ですか?

狭心症ページは病態の違いを理解するためのページ、ACSページは「いま急ぐべきか」を含めた初期判断に重点を置いたページです。

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東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F

※1F入口で部屋番号401を押してお入りください。

■ 日本橋駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「D1出口」

■ 茅場町駅 徒歩5分
東京メトロ日比谷線「12番出口」

■ 東京駅 八重洲エリアからアクセス圏
中央区・日本橋・茅場町・八重洲周辺で循環器相談先を探している方にも通いやすい立地です。

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Supervision

監修医情報

急性冠症候群(ACS)|胸痛・冷汗・息切れは救急相談|検査・治療

遠藤 大介 医師|成人心臓血管外科

急性冠症候群は、胸痛の有無だけでなく、冷汗、息切れ、吐き気などを含めて総合的に判断することが大切です。 このページでは、「いますぐ救急を優先すべき症状」と「退院後に地域で続けるべき管理」が患者さまに伝わるよう、実務に沿って整理しています。

学歴

筑波大学医学専門学群医学類(2010年)
順天堂大学大学院(2017年)

資格・認定

日本外科学会 外科専門医
心臓血管外科専門医・修練指導者
TAVR/TAVI 実施医 ほか

監修情報は、当院の循環器関連ページで使用されている表記に合わせて記載しています。

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