男性更年期障害(LOH症候群)の治療|0th CLINIC 日本橋【男性ホルモン補充療法】
男性更年期障害セルフチェック(簡易スクリーニング)
最近、こんな症状はありませんか?
「はい」が3つ以上当てはまる方は、メンズヘルス外来の受診をご検討ください。
男性更年期(アンドロポーズ / LOH)
やる気の低下・疲れやすさ・睡眠や気分の不調・性機能の変化。40〜60代に多い相談です。
午前中のテストステロン採血と症状の整理で“見える化”。生活調整+治療の現実解を一緒に設計します。
※診療時間はお知らせをご確認ください。
概要:症状を“見える化”して、現実的に整える
男性更年期は、男性ホルモン(テストステロン)の低下やバランスの崩れで起こる心身の不調です。年齢だけでなく、睡眠・ストレス・肥満・薬などが関係します。まずは午前(8–11時頃)の採血で状態を確認し、生活調整と治療を段階的に組み合わせます。精密検査や専門治療が必要な場合は連携病院と一緒に治療にあたります。
主な症状(例)
- やる気・集中力の低下、疲れやすい
- 気分の落ち込み・イライラ、睡眠の質低下
- 体重増加・筋力低下・冷え
- 性欲の変化、勃起の質の低下(ED)
- 朝の勃起が減った、射精感の変化
- 頻尿・夜間頻尿・尿勢低下(前立腺関連)
- 動悸・ほてり・汗、頭重感
- 仕事・家庭でのパフォーマンス低下
- 健診異常(脂質・血糖・肝機能 等)
自己チェックのコツ
睡眠・運動・仕事の負担・飲酒・薬を振り返り、2–3週間の体調変動も合わせて記録すると診察がスムーズです。
- 朝の勃起の回数(週あたり)、日中の眠気、ストレス要因
- 体重・腹囲、運動頻度、寝酒や夜更かしの有無
- 内服薬(睡眠薬・抗うつ薬・降圧薬など)
診断と検査(午前採血+反復確認)
| 問診・身体所見 | 症状の範囲、生活・仕事、睡眠、既往歴、薬の影響を確認。 |
|---|---|
| 血液検査(午前) | テストステロン(総/遊離/SHBG)、LH/FSH、プロラクチン、甲状腺、肝腎機能、脂質・血糖、血算(ヘマトクリット)。 |
| 再検の目安 | 低値や境界例は別日午前に再検してブレを確認。 |
| 関連検査 | ED併存:血管リスク(血圧・糖尿・脂質)。前立腺:PSAやエコーを必要時。 |
テストステロンは日内変動があるため「午前採血」「場合により反復」を基本にします。
治療:生活調整 → くすり・補充療法の順で検討
生活・併存症の調整
- 睡眠:寝不足・いびき(睡眠時無呼吸)対策
- 運動:週150分目安+筋トレで体組成を改善
- 体重・血糖・脂質・血圧の管理、飲酒の見直し
- 薬の整理(鎮静薬・抗うつ薬・前立腺薬などの影響確認)
薬物・補充療法
- テストステロン補充療法(TRT):基準を満たす場合に検討(注射・外用)。
- ED治療薬:PDE5阻害薬を症状に応じて併用。
- 妊活中:TRTは精子産生を抑える可能性 → 代替(クロミフェン/hCG等)を連携で検討。
適応と禁忌を確認し、少量から安全に開始。副作用と採血フォローをセットで行います。
注意点(副作用・禁忌)
| 多血(ヘマトクリット上昇) | 定期採血で管理。上昇時は休薬・量調整・間隔延長。 |
|---|---|
| 前立腺 | PSA・排尿症状のモニタリング。BPH悪化時は併用薬や量を調整。 |
| 皮膚・気分 | にきび・むくみ・気分変動など。継続可否を都度相談。 |
| 睡眠時無呼吸 | 未治療の重症は悪化の可能性→先に評価/治療を。 |
| 妊活との関係 | TRTは一時的に精子を減らす可能性。妊活中は原則回避し代替療法へ。 |
フォローと採血の目安(開始後)
| 2–4週 | 症状の変化・副作用の有無、投与量/間隔の調整。 |
|---|---|
| 3か月 | 血算(ヘマトクリット)・肝腎機能・脂質、PSA、テストステロン。 |
| 6–12か月 | 上記の定期再評価。生活習慣の見直しと治療の出口戦略も検討。 |
投与形態(注射/外用)により来院間隔は変わります。仕事の都合に合わせて設計します。
費用の考え方(保険/自費)
| 診察・採血 | 保険(症状・適応に応じて実施) |
|---|---|
| テストステロン補充 | 適応・薬剤により保険/自費が変わります(詳細は診察でご案内)。 |
| ED治療薬 | 薬剤により保険適用外となる場合があります。 |
当院は自費は性感染症の一部のみを基本とし、可能な範囲は保険診療で対応します。
FAQ:よくある質問
朝に弱く、日中だと値が違いますか?
テストステロンは朝高く夕方低くなるため、午前採血を基本とし、必要に応じて別日に再検します。
ED薬だけでも良いですか?
症状次第です。ED薬で十分な場合もありますが、背景に更年期があれば生活調整やホルモンの評価も併用すると再発予防につながります。
補充療法は一生続けますか?
いいえ。効果・副作用・生活の変化を見ながら中止や量の調整も検討します。
睡眠時無呼吸があると言われました。
先に評価・治療(CPAP等)を優先することがあります。無呼吸のコントロールは体調全体の改善につながります。
👨⚕️ 医師監修
荘子 万可 医師(泌尿器科専門医/日本抗加齢医学会専門医/テストステロン治療認定医)
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科
- 監修日:2025-11-02
- 最終更新日:2025-11-02
- 監修範囲:本文全体(診断・治療・フォロー・FAQ)
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