トリコモナス膣炎・尿道炎(Trichomonas vaginalis)|症状・検査(NAAT)・治療

トリコモナス膣炎・尿道炎(Trichomonas vaginalis)|症状・検査(NAAT)・治療|0th CLINIC 日本橋

トリコモナス膣炎・尿道炎(Trichomonas vaginalis

泡立つ帯下・悪臭・かゆみ・性交時痛・排尿時違和感は要注意。
見た目だけでは判断が難しく、NAAT(核酸増幅検査)での確定診断が推奨されます。
0th CLINICは部位別検査(尿/膣ぬぐい/咽頭・直腸)最短ルートの治療で、再感染も見据えたケアを行います。

このページでわかること 概要(男女差・合併・再感染リスク) 症状(女性/男性/無症候) 検査(NAAT・採取部位・窓期) 治療(内服レジメン・生活上の注意) パートナー対応・同時治療 再検査(TOC)と3か月後の再スクリーニング 料金・セット検査 よくある質問 免責・注意事項

トリコモナスとは?

Trichomonas vaginalis原虫(寄生性の単細胞生物)による性感染症です。
女性は膣炎(泡沫状・悪臭の帯下、外陰部のかゆみ、性交時痛)、男性は無症候~軽い尿道炎が多く、見逃されやすいのが特徴です。

合併しやすい
細菌性膣症(BV)、他のSTI(クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど)
再感染しやすい
パートナー未治療/同時治療なしの場合は“ピンポン感染”に
妊娠への影響
早産・低出生体重の関連指摘あり。妊娠中も症状あれば治療検討

症状チェック(女性/男性/無症候)

女性に多いサイン

  • 泡沫状悪臭の帯下(黄緑〜灰色)
  • 外陰部のかゆみ・灼熱感、膣のヒリつき
  • 性交時痛・不正出血・排尿時痛

クラミジア・淋菌・BV(細菌性膣症)と鑑別が必要です。

男性に多いサイン

  • 軽い尿道刺激感/朝の分泌物(少量)
  • 排尿時の違和感・頻尿
  • 無症候も多く、未治療だと再感染源になりやすい

非淋菌性尿道炎(NGU)として見つかることがあります。

症状がなくても感染していることがあります。心当たりがある・パートナーが陽性のときは検査をご検討ください。

検査:部位別NAAT(核酸増幅)で正確に

検体・採取部位

  • 女性:膣ぬぐい(自己採取可のことあり)/初尿
  • 男性:初尿(必要に応じ尿道ぬぐい)
  • MSM・症状に応じ:咽頭・直腸ぬぐい

“顕微鏡(ウェットマウント)”は簡便ですが感度が低め。当院は基本NAATを推奨します。

受ける時期(窓期の目安)

  • 最短検出:曝露から1週間前後〜NAATで検出されることが増えます
  • 陰性でも不安:2〜3週で再検査を推奨(症状や曝露リスクに応じて)
  • 治療後の判定:NAATは治療後3週間未満だと残存核酸で偽陽性になることがあります
同時検査がおすすめ:クラミジア・淋菌・梅毒・HIV など

治療:内服レジメンと生活上の注意

標準的な治療(例)

  • 女性:メトロニダゾール 推奨
    500 mg を 1日2回・7日間
  • 男性:メトロニダゾール 2 g を単回内服
  • 代替:チニダゾール 2 g 単回(状況により選択)

耐性・再発が疑われる場合は別レジメンを検討。妊娠中は症状や時期により安全性を評価の上で治療します(個別にご説明)。

生活上の注意

  • 治療完了+症状消失までは性行為を控えてください
  • メトロニダゾール内服中は飲酒を控える(終了後24時間程度まで)、チニダゾールは72時間程度まで回避を目安
  • 自己判断で余り薬を内服しない(診断遅延・耐性化のリスク)
症状が良くなってもパートナー同時治療と再検査までが“治療”です。

パートナー通知・同時治療

トリコモナスは再感染が非常に多い感染症です。現在のパートナーは無症候でも一緒に検査/治療することで“ピンポン感染”を防げます。
希望があれば、伝え方のテンプレや受診の段取りを医師がサポートします。

再検査(TOC)と3か月後の再スクリーニング

  • 治療後の陰性確認(TOC):NAATは治療後3週間以降に実施(早いと偽陽性の恐れ)
  • 再感染チェック:すべての患者で3か月後の再スクリーニングを推奨
  • 他のSTI(HIV・梅毒・クラミジア・淋菌等)の同時スクリーニングを検討

料金・検査セット(例)

部位別セット

  • 女性:膣NAAT+尿NAAT(BV同時評価オプション)
  • 男性:尿NAAT(症状に応じ咽頭・直腸を追加)

窓期別セット

  • 直後〜1週:相談+必要に応じ他STIの先行検査
  • 1〜3週:本検査(NAAT)、陰性でも状況により再検
  • 3か月:再スクリーニング

保険/自費の適用は症状・診療内容で異なります。詳細は来院時にご案内します。

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よくある質問

陰性=安心ですか?
曝露から日が浅いと陰性でも否定できません。1〜3週での再検や3か月後の再スクリーニングを推奨します。
治療後いつから性行為OK?
内服が完了し症状が消失、パートナーも治療済みであることを確認してから再開を。早すぎる再開は再感染の主因です。
妊娠中でも治療できますか?
状況に応じて治療を検討します。安全性と有益性を評価し、個別にご説明します(授乳中は内服量により一時的な授乳中断が必要なことがあります)。
自己判断で余っている抗生剤を飲んでよい?
トリコモナスはニトロイミダゾール系が基本で、他の抗菌薬では効かない場合があります。自己判断での内服は避けてください。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

トリコモナス膣炎・尿道炎(Trichomonas vaginalis)|症状・検査(NAAT)・治療
泌尿器の疾患は、生活の質と密接に関わる重要な分野です。
0th CLINICでは、プライバシーを尊重したうえで、テストステロン補充療法など最先端の医療を提供しています。」

当院では、男性特有のお悩みやデリケートな疾患にも、患者さまに寄り添った診療と説明を徹底しています。
性機能、排尿症状、加齢による変化など、お一人で抱えずお気軽にご相談ください。

監修:荘子 万可 医師
0th CLINIC
・日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・テストステロン治療認定医
予約はLINEのみで、 https://page.line.me/514rnjla?oat_content=url&openQrModal=true こちら。

免責事項・表示に関するご案内

  • 本ページの内容は一般的な医療情報であり、個々の診断・治療に優先するものではありません。症状・検査・治療の可否は医師の対面診察で最終判断します。
  • 検査の選択・保険/自費の適用・費用は、症状や診療内容により異なります。最新の価格・適用範囲は院内掲示・会計時のご案内をご確認ください。
  • 検査は採取部位や曝露時期、治療歴で感度・特異度が変わります。陰性でも完全否定できない期間(窓期)があり、再検査を推奨する場合があります。
  • 医療広告ガイドラインに従い、効果効能の表現は限定的です。個人差があり、すべての方に同一の結果を保証するものではありません。
  • 記載の医薬品は日本国内の承認範囲・入手性等により運用が異なることがあります。詳細は受診時にご説明します。
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こんな方はご相談ください

  • パートナーが性病と診断された
  • 思い当たる行為があって不安
  • 尿道の違和感、かゆみ、おりものの変化
  • 咽頭の違和感や発熱、性器にできものがある
  • 検査だけしたい、定期的にチェックしたい
  • 陰部、口周り、肛門周囲にできもの、発疹
  • 不特定多数との性交渉後
  • 海外渡航前後でのチェックをしたい

検査の流れ

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🏥 当院で性病治療を受ける5つの理由

  1. ✅ 即日検査・即日治療に対応
    検査から結果説明、治療(内服・注射)まで最短当日中に完結。忙しい方でも安心して受診できます。
  2. ✅ 正確な診断とエビデンスに基づく治療
    梅毒のRPR・TPHA判定、クラミジア・淋菌・HIV・尖圭コンジローマ等も含めた検査が可能。
    検査精度とガイドライン準拠の治療を重視しています。
  3. ✅ プライバシーへの最大限の配慮
    オンライン問診、LINE通知、匿名対応などを導入。
    受付から診察、結果通知まで人目を気にせず完結できます。
  4. ✅ パートナーの同時対応も可能
    パートナーが感染していた場合の同時検査・同時治療にも対応。
    「自分は症状がないが不安」「一緒に検査したい」という方もお気軽にご相談ください。
  5. ✅ 性感染症に特化した包括ケア体制
    一つの性感染症にとどまらず、複数同時感染のリスクにも配慮した診療を行っています。
    HIV、梅毒、クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマまで一括対応可能です。

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そんなときは、0th CLINICがプライバシー重視&スピード重視で対応します。

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