① 症状はない/軽いけれど不安な方
- 特に症状はないが、性行為のあとが心配
- パートナーが変わった/複数の相手がいる
- 定期的に健康チェックとして調べたい
→ このページでは無症状チェック・自費検査を中心に解説します。
検査セットや料金は 検査メニューページ をご覧ください。
「性病かも?」「症状はないけれど不安」「定期的にチェックしたい」方のための
総合ピラーページです。
検査の種類・窓期・病名ごとの特徴を整理し、
自費のスクリーニング検査や公的検査との使い分けの目安をまとめています。
※排尿痛・膿・陰部の腫れなどはっきりした症状がある場合は、
泌尿器科の 「泌尿器科で診る性感染症(STI)」 をご覧ください(保険診療中心)。
→ このページでは無症状チェック・自費検査を中心に解説します。
検査セットや料金は 検査メニューページ をご覧ください。
→ この場合は病気の治療が最優先です。
原則、保険診療で診察・検査・治療を行います。
男女問わず、まずは 泌尿器科STIページ をご確認ください。
性感染症には、「検査で反応するまでの時間(窓期)」があります。
早すぎると陰性でも“見逃し”になることがあるため、
「いつ受けるのが良いか」を一緒に考えることが大切です。
※下記はあくまで目安です。実際には、行為の内容・回数・相手の状況などを踏まえて調整します。
| 感染症 | 主な検査 | 検査しやすいタイミング | 念のための再検査 |
|---|---|---|---|
| クラミジア | 尿・咽頭・直腸の PCR/NAAT | 1週間後〜 が目安 | 2〜3週間後に再確認を検討 |
| 淋菌(淋病) | 尿・咽頭・直腸の PCR/NAAT など | 5〜7日後〜 | 治療後に治癒確認(TOC)を行うことが多い |
| 梅毒 | 血液検査(RPR・TP 抗体) | 行為から3〜6週間以降を目安 | 3か月程度まで数値の変化を追うことがあります |
| HIV | 抗原抗体検査・RNA/NAAT など | 2〜4週間で一次判定が可能に | 6〜12週間で確定検査を行うことが多い |
| 性器ヘルペス | 病変部の PCR など | 症状(水ぶくれ・ただれ)が出たらすぐ | 症状がないときは抗体検査を補助的に使うことも |
| HPV・尖圭コンジローマ | 視診・必要に応じて組織検査やHPV検査 | イボ・隆起を見つけた時点で相談 | 治療後は再発がないか経過を診ます |
「自分のケースではいつ検査すべき?」というご相談は、 LINE からも受け付けています。
同じ感染症でも、感染している部位(尿道・咽頭・直腸など)によって検査方法が変わります。
無症状チェックの場合でも、性行為の内容に合わせて、適切な部位の検体を組み合わせることが大切です。
| 尿検査(NAAT/PCR) | 男性の尿道系STIチェックに有用。最初に出る尿(初尿)を使うことが多いです。 |
|---|---|
| スワブ検査 | 咽頭・直腸・膣・頸管・尿道などから綿棒で採取。接触のあった部位を中心に検査します。 |
| 血液検査 | 梅毒・HIV・B型/ C型肝炎などの抗体/抗原を調べます。 |
実際のメニュー・料金は 検査メニューページ にまとめています。
詳細はそれぞれのページで解説しています。ここでは「どんな病気?」をざっくり把握するための入口です。
排尿時の軽いしみ・おりもの増加・無症状も多い感染症。
強い排尿痛・黄〜緑色の膿状分泌物。咽頭感染も。
しこり・発疹・無症状のことも。検査時期が重要です。
性器の水ぶくれ・ただれ・痛み。出たら早めの受診を。
性器や肛門周囲のイボ・ぶつぶつが特徴です。
長引く違和感・再発を繰り返す尿道炎の原因になることも。
泡立つおりもの・におい・かゆみなどが特徴。
検査の種類・タイミング、PrEP/PEPについて詳しく解説。
ワクチンの有無や、採血で分かることを整理しています。
→ 性行為後のリスク評価ページで、 窓期と検査の組み立て方を解説しています。
→ セット検査の選び方・頻度の目安は 検査メニューページをご参照ください。
咽頭・直腸の検査を含めたスクリーニングが推奨されることが多いです。
→ 詳しくは MSM向けのページ をご覧ください。
胎児への影響や使用できる薬剤など、注意点が変わります。
→ 妊娠中・妊娠希望の方向けページで整理しています。
→ 自費検査の内容・料金は 「検査メニュー・料金」にまとめています。
→ この場合は、治療が最優先です。
泌尿器科の STIページ から受診の流れをご確認ください。
どちらに当てはまるか迷う場合は、診察時にご相談いただければ、 医師が最適な検査方法と費用の目安をご説明します。
はい。クラミジアや咽頭の感染など、無症状のまま進行する性感染症も少なくありません。
心当たりのある行為があった場合や、パートナーが変わった場合は、定期的なチェックをおすすめします。
法令の範囲内で、受付の表記や連絡方法(来院・電話・LINEなど)に配慮します。
診断書や保険証の扱いが関わるケースもあるため、完全な「匿名」とは言えない場面もありますが、
できる限りプライバシーを尊重した運用を行っています。
再感染を防ぐためにも、パートナーの検査・治療は非常に大切です。
伝え方に不安がある場合は、診察時にご相談ください。
必要に応じて説明用の文面や受診の案内もご用意します。
おすすめできません。耐性菌の問題や、正しく診断できなくなるリスクがあります。
必ず、診察と検査を受けたうえで、適切なお薬を使用するようにしましょう。
東京都など自治体が行っている匿名・無料のHIV/性感染症検査も有用な選択肢です。
当院での自費検査と、自治体検査のどちらが向いているか一緒に検討することもできます。
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、公的機関・学会の情報をベースにすることが安心です。
これらの情報と、実際の診察・検査結果を組み合わせて、
あなたにとって最適な検査・治療・フォローの形を一緒に考えていきます。
荘子 万可(そうし まーく)医師
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科医
本ページ「性感染症(性病)総合ガイド」は、性感染症診療に携わる泌尿器科専門医である 荘子 医師により内容の確認・監修を受けています。
監修日:2025-11-19
最終更新日:2025-11-19
※本ページの内容は一般的な情報であり、診断や治療を確定するものではありません。
実際の検査・治療は、診察のうえで医師が総合的に判断します。
ただいま準備中です。少々お待ちください。