ルパタジン(ルパフィン)

ルパタジン(ルパフィン)|抗ヒスタミン薬の特徴・注意点・選び方|0th CLINIC 日本橋

ルパタジン(商品名:ルパフィン)

第二世代の抗ヒスタミン薬。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみなど花粉症・アレルギー性鼻炎の諸症状に対して、生活背景に合わせて選択します。

ルパタジン(ルパフィン)
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概要(成分・ブランド・発売年の目安)

一般名(成分) ルパタジン(Rupatadine)
商品名 ルパフィン
分類 第二世代 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー)
特長 ヒスタミンH1受容体拮抗作用に加え、PAF(血小板活性化因子)への作用が知られています。
想定発売年(日本) 2017年(目安)

※本ページは医療情報の提供を目的としたもので、特定製品の販売・勧誘を意図するものではありません。使用可否・用量は診察にて個別に判断します。

使い方の考え方(一般論)

適応の目安

  • 季節性/通年性アレルギー性鼻炎の諸症状
  • 蕁麻疹など、医師が必要と判断した場合

症状のタイプ(鼻水・鼻づまり・眼症状)や生活背景(運転、受験、交替勤務)に合わせて調整します。

眠気の傾向と1日回数

第二世代の中でも、眠気は比較的少ないとされますが個人差があります。初回は反応を確認しましょう。
剤形や用量は年齢・合併症・併用薬で変わるため、処方設計は診察で決定します。

併用・ステップアップの選択肢

  • 鼻づまりや眼症状が強い → 点鼻・点眼の併用で局所コントロール
  • 根本改善を目指す → 舌下免疫療法(スギ・ダニ)
  • 繁忙期やイベント前に強く抑えたい → 鼻粘膜ボトックス

総合的な治療フローは 花粉症ページ をご参照ください。

安全性・相互作用・注意事項

  • 眠気、口渇、めまいなどが出る場合があります。
  • 一部の薬剤やアルコールと併用で眠気が増すことがあります。
  • 食事(例:グレープフルーツ)や併用薬により代謝に影響する可能性があるため、服用中の薬・サプリを必ずお知らせください。
  • 腎・肝機能、年齢により用量調整が必要になることがあります。
  • 妊娠中・授乳中・小児・高齢者は必ず医師に相談してください。
  • 初回や増量時は運転・危険作業を避け、影響がないことを確認の上で判断してください。

よくある質問(FAQ)

飲み忘れたら?
気づいた時点で1回分を服用し、以降は元のスケジュールに戻します。2回分をまとめて服用しないでください。
いつから始めると効果的?
花粉症では飛散2〜4週間前からの予防内服が推奨です。通年性は症状と生活に合わせて調整します。
市販薬との違いは?
成分・用量・剤形などに差があります。症状・生活に合わせた処方設計が可能です。

受診・ご相談

眠気や回数、相互作用のリスクを最小化し、日中のパフォーマンスを守る処方をご提案します。必要に応じて舌下免疫・局所療法・ボトックスも併用します。

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ルパタジン(ルパフィン)
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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

ルパタジン(ルパフィン)
「抗ヒスタミン薬は症状の緩和に有効ですが、眠気の副作用や効果の限界についても理解しておく必要があります。
特に花粉症などでは、内服単独よりも点鼻・点眼との併用がより有効とされており、症状や生活スタイルに応じて選択しましょう。」

当院では、症状の強さやライフスタイル(運転の有無など)に合わせて、第一・第二世代の使い分けや他の治療法との併用をご提案しています。
必要に応じて、点鼻薬や抗アレルギー点眼薬の併用についてもご案内しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

監修:黒田揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/総合診療、救急科での診療歴10年以上

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