【医師監修】イソトレチノインとポテンツァ|併用するのは可能?
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今回は、よくある質問であり、ニキビ治療・ニキビ跡治療のために内服されている方もよりイソトレチノインについて。ニキビ跡の治療の際は、ポテンツァなどのマイクロニードルRFも一緒に行いたいと考えると思います。イソトレチノイン内服とポテンツァの内服を考察します。
■ 基本的な考え方
【1】イソトレチノインと皮膚治癒の遅延
- イソトレチノインは皮脂腺の縮小と角化抑制作用をもつ一方、皮膚の創傷治癒を遅らせる作用もあります。
- これにより、レーザー治療やマイクロニードルRF(ポテンツァ含む)でダウンタイムが悪化したり、瘢痕形成のリスクが上がる可能性があります。
【2】過去の指針(米国皮膚科学会AADなど)
- 旧来は「イソトレチノイン内服後6か月間は、侵襲的な施術(ピーリング・レーザー・RF)は禁忌」とされてきました。
- しかし、近年はエビデンスに基づき、一律に6か月間の制限は不要という見解も出てきています。
■ ポテンツァ施術に関する推奨指針
イソトレチノイン服用状況 | ポテンツァの可否 | 解説 |
---|---|---|
服用中(継続中) | 原則避ける | 瘢痕リスク・治癒遅延の懸念があるため、安全性確保が困難。 |
内服終了から1〜3か月以内 | 慎重対応 | 皮膚状態・再発リスクを見ながら、出力を抑えてテスト照射等検討。 |
内服終了から3〜6か月以上経過 | 概ね安全 | 皮膚状態が回復していれば問題ないことが多い。状態評価は必須。 |
■ ただし、最近の報告では、
ニキビ跡に対して、イソトレチノイン投与下にMicroneedle RF治療を併用した症例は、イソトレチノイン単独内服より効果が高く、目立った副作用がなかった(Postepy Dermatol Alergol. 2023 Jan 16;40(1):111–114.)。
ニキビ跡に対して、観察研究ではあるが低用量イソトレチノイン内服下のMicroneedle RFやアブレーティブフラクショナルレーザー治療で、併用治療においてより効果が高く、目立った副作用がなかった(Dermatol Surg. 2020 Oct;46(10):e71-e77.)。
こういった報告を見る限り、イソトレチノイン内服中も絶対的な禁忌ではなく、特定の条件下では良好な結果になる可能性があります。
- イソトレチノイン内服中のお肌の状態が安定している(内服開始直後は避けた方がよい)。
- 低用量イソトレチノイン内服中である。
- 湿疹があったり、ケロイド体質であったり、他の皮膚疾患がない。
- 術後の保湿・感染予防・紫外線対策を厳重に指導。
- 瘢痕体質や色素沈着リスクについてインフォームドコンセントを徹底。

■ ポテンツァ以外の選択肢
イソトレチノイン内服中の肌は刺激に敏感で乾燥傾向が強く、以下の治療法のほうが安全性が高いこともあります:
- エレクトロポレーション(非侵襲)
- 炭酸ガスパックや鎮静系パック
- クーリング・保湿・抗炎症ケア中心のメニュー
■ 結論
イソトレチノイン内服中のポテンツァは原則として控えるべきですが、個別の皮膚状態や内服量・期間によっては、慎重に行うことも検討可能です。リスクとベネフィットを明確に提示し、医師の判断のもと、改善の可能性があり施術に同意が得られた場合に施術するのが望ましいです。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「イソトレチノインとポテンツァは、それぞれ異なるアプローチからニキビやニキビ跡に効果を発揮する治療です。
皮脂分泌や炎症を内側から抑えるイソトレチノインに対して、ポテンツァは肌の再構築を促す外的アプローチ。
両者を適切に使い分けることで、より早期の改善と再発予防が期待できます。」
当院では、炎症性ニキビが落ち着いた後にポテンツァを導入するなど、段階的な治療設計を行っています。
また、イソトレチノイン服用中の皮膚状態にも配慮し、安全なタイミングでレーザー施術を組み合わせています。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
総合診療・救急科での診療歴10年以上